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冥王星の少女 -the phantom girl of absolute zero-  作者: 草原猫
幕間 ちょっとご休憩ください
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設定資料集 3

このページは小説の設定資料集になります。

第八章前編終了までに出てきた登場人物や地名などについてまとめてありますので、設定資料集 1(http://ncode.syosetu.com/n2304m/41/)、設定資料集 2(http://ncode.syosetu.com/n2304m/97/)とあわせて、内容を忘れた場合などにご利用くださいませ。

<登場人物>

堤桐子 つつみ きりこ

属性/恋人の母親

性別/女性

身長/151cm

家族/和泉(義母、故人。こころにとっては祖母。作中に名称は出てきません) 結介(夫・作中に名称は出ないかも) こころ(娘)

詳細:

 小柄な美熟女。服飾関係のデザイナーをしており、時期によっては相当に忙しいようだ。ただし、作中時間の九月にはいってからは仕事に一段落がついており、多少時間はとれるようになった。

 じつは公平の母親より年齢がうえなのだが、あまりおばさんという感じはしない。

 娘とは顔つきがよく似ているが、体格はあまり似ていない。そちらは夫(身長180cm)に似たようである。

 夫は研究者で、かなり浮世離れした性格している。夫婦仲はそれなりに良好だが、仕事にのめりこむあまり家族とすごす時間に価値を見出さない(当人はそれが問題だとはまるで認識していない)夫に、おもに娘の教育という観点から懸念をいだいている。もっとも、彼女自身が若い頃からの夢だった職についていて、仕事で充実していることもあり、同様な状況の夫に強くものが言えないのが現状である。




鏡寺葉森 かがみでら はもり

属性/生徒会長

性別/女性

身長/168cm

趣味/バイオリン。譜面が追える程度の腕前である。いちおう特技ともいえるが、たいしてうまいわけではない。

好きな異性のタイプ/秘書タイプ。自分の手足になって動いてくれるひと

好きな音楽/クラシック

呼ばれかた/鏡寺さん 会長 モリちゃん

詳細:

 三ノ杜学園現役生徒会長。

 市の有力者の孫であり、家は周囲を走るとマラソンになってしまうレベルの邸宅である。また入学当初は黒塗りの車で送り迎えされていたという伝説の持ち主であり、学外においてはつねに数人のサングラスの男たちによるボディーガードを受けているというような噂がまことしやかに語られてもいる。

 成績は学園編入以来不動の一位を爆走している。とくにここ6期はペーパーテストを完全ノーミスという記録を継続中で、内外からの高評価をほしいままにしている。

 三ノ杜学園に編入したのは中等部一年からである。小学校は耀子とおなじ場所であり、面識もあったため、その縁でたまに会話をすることがある。

 いわゆる『濃い』顔ながら、非常な美貌の持ち主である。こころも美人だが、こちらは公平の惚れた贔屓目も多少は入っているのにたいし、彼女は掛け値なしの美女である。ただし、綺麗すぎて高校生に見えないため、すこしでもかわいく見せようと髪型をポニーテールにしたりしている。

 性格は、よく言えば親分肌で頼りがいがあり、悪く言うと高圧的になる。すこし親父なところもあり、したしくない人間からはさばけた感じのお姉さまというふうに見えるようだ。

 友だちからの愛称は『モリ』になること多い。イントネーションは最初の『モ』が高くなる。葉森はもりなので『ハモ』でもいいはずなのだが、それは嫌がっている。理由は、魚の『鱧』とおなじ発音になってしまうから。

 美人なのだが、本人のハイスペックと家がすごすぎるせいで萎縮されてしまい、なかなか男が寄ってこない。後述の美鳩のほうが『こいつなら手が届きそう』感があり、よほど異性にモテるほど。美女とそれなりの女の子の組みあわせだが、引き立てとかそういうことは、彼女たちには当てはまらないようである。




大羽美鳩 おおば みく

性別/女性

身長/159cm

趣味/映画鑑賞

好きな異性のタイプ/スポーツマン

好きな音楽/ダンスミュージック。本人が踊れるわけではないが。

呼ばれかた/大羽さん ハト ハトちゃん

詳細:

 三ノ杜学園現役生徒会書記。

 銀縁のありふれた眼鏡をかけている。また、頭の後ろで髪をまとめ、ちいさなお団子を作っている。

 容姿は、公平いわく『これといった特徴のない地味な顔だち』。ただし、この評価は公平の彼女への好感度が最低なせいでバイアスがかかっているためで、ひとによっては違う評価をくだすかもしれない。とりあえず、あっさり系の顔であることは事実である。

 生徒会長の鏡寺葉森とは親友同士であり、公私とわずいつもいっしょにいることから『モリハトコンビ』と呼ばれることがある。『ハト』の由来は名前が『美鳩』だからであるが、実際の名前の読みは『みく』であり、彼女単体の場合はそちらから『くーちゃん』などと呼ばれることもある。なお、公平は彼女の名前をよく覚えておらず、周囲にハトと呼んでいる人間が多いことから『みはと』が正式な読みだと勘違いしている。なので、公平のモノローグ内に限っていえば、彼女のフルネームは『おおば みはと』である。

 公平とは一年のころにおなじクラスで、そのころは風紀委員をしていた。当時から公平にたいして剣呑な態度をとっており、公平もそんな彼女をはっきりと嫌悪している。これはツンデレというような話では残念ながらなく、ふたりはガチで仲が悪い。原因がどちらにあるかはさておき、さきに相手を嫌うようになったのは美鳩のほうである。

 なお、鏡寺葉森の項目でも触れたが、彼女はわりと異性にモテる。異性経験にかんしていえば、公平よりちょっぴり先輩である。




<端役>

朝生善郎 あさお よしろう

詳細:

 徹子のクラスの学級委員長。女の子のような顔をしており、また背も低い(158cm)こともあいまって、余裕で徹子よりかわいい。もっとも、本人はその外見にコンプレックスをいだいており、言動や服装、髪などは男らしくしている。

 自分の容姿が他人に与える印象についてはよく理解しており、たとえば、上級生が黄色い声をあげたときに愛想笑いをうかべる程度のことは、処世術として割り切っているようだ。

 夏休みの直前ごろに、徹子の親友であるすずちゃんから告白を受けたが、本人なりのいくつかの理由から断っている。そのせいで徹子から不興を買い、もともとは良好だったはずの関係が険悪化してしまった。


笹川多華代 ささがわ たけよ

詳細:

 バンド『黒霊騎士』のボーカル兼ギター。小柄ながら非常にパワフルな演奏をするロックな女の子である。

 なんだかんだ言いつつも黒田の恋の応援をしていたり、振られたときための慰め用缶コーヒーを購入したりと、メンバー同士で良好な関係を作っているようだ。

 なお、二曲めのエロい歌こと『白裸』の歌詞が好きというのは、その場の冗談ではなくほんとうのことで、彼女は黒田の作詞の才能をかなり高く評価している。夢のような気持ちながら、プロのステージで黒田のつくった歌詞をうたう自分の姿を想像したりすることもある。


木塚克己 きつか かつき

詳細:

 バンド『黒霊騎士』のドラマー。格闘技者のような体躯をした大男である。キーボードも弾けるため、黒霊騎士では作曲も担当している。

 鏡寺葉森のクラスメイトだが、べつにフラグ等が立っているわけではない。本編とはなんの関係もないが、普通に恋人がいて、その彼女からはクマさんと呼ばれて溺愛されている。体つきと体毛の濃さから熊っぽいと思われているようだ。




<地名・用語など>

ジョルノ一号店

 三ノ杜商店街に存在する公平たちの行き着けの飲食店。駅ふたつ離れた街にあたらしく二号店ができたので、区別する必要がある場合は一号店と呼ばれる。一号店の初代店長は現在二号店を精力的に切り盛りしており、一号店は二代目店長、すなわち初代の息子が取り仕切っている。また、店員も総入れ替えというような状態になっており、六章の終盤では三人娘が見物を兼ねて遊びにいったりしている。


黒霊騎士

 黒田卓朗ひきいるスリーピースバンド。名前の由来は『黒歴史クロレキシ』からのダジャレ。公平いわく『ものすごくうまい』バンドである。ギター・ベース・ドラムの三色しかないが、コーラスをふんだんに取り入れているため、人数のわりには重厚な音楽をつくっている。もっとも、当人たちはもうひとり、多少下手でもいいからキーボード奏者がいてくれればいい感じなのにと思っている。木塚はキーボードが弾けるが、専門がドラムのほうなのだ。

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