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愛すべき現実

作者: 翠泉


 当たり障りのない

 ありふれた毎日

 見え透いた嘘に

 疲れてしまったり


 誇張されすぎた

 褒め言葉に幻滅

 でもほんの少しは

 羨ましく思ったり


 だからできるだけ

 近づいてみるけれど

 厄介がられてばかり

 もう極限状態

 

 常に笑っている人も

 常に泣いている人も

 何かが足りないと悩む人も

 戦わないために戦っている人も

 

 みんなまとめて

 グラスを交わせばいい

 そんな日があれば

 この世界に革命はいらない


 人生を楽しめなくて

 こっちを見ないでって

 他人を寄せ付けない日もあって

 貸しばかり作ってしまう毎日で


 待ってよと言ったって

 誰も待ってはくれなくて

 どうでもいいことで争って

 大切な人の気遣いにも気づけなくて


 忘れられない失敗や過去の後悔

 昔の自分の戯言を許してあげようよ

 黒歴史は塗りつぶせそうもない

 だから真っ白なノートで新たに


 ここから見える世界は

 変わらずに平和そうで

 そこにいる人々は

 全てのことが対等で


 必要のない課題は後回し

 くだらないものはお断り

 私は嘘を嘘として楽しめるから

 新しい世界を思い浮かべる


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― 新着の感想 ―
気持ちが他人を寄せつけない日や待ってと声をかける日もあるかも知れないけれど、過去の失敗や後悔はあっても、そうした自分も許すことができたら、また次の先へとつながるのかも知れないですね。 真っ白なノート…
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