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年間ベストソング2021年(邦楽9曲、洋楽1曲)

だいぶ遅くなりましたが、年間ベストアルバム(年間ベストアルバム2021年(邦楽洋楽混合))から引き続き、年間ベストソング2021年の発表です。


最近、心の脱水症状みたいなもので、やる気がなかなか起きません。そんな中、リハビリも兼ねてこの記事を書いています。

2022年になってからも、1月に発表された宇多田ヒカルやリーガルリリーの新譜など、傑作が生まれていますね。いずれも『とかげ日記』のレビューでいつかは取り上げたい魅力的な新譜です。


前口上はここまでにして、さっそく10位からカウントダウン!


【10位】ドレスコーズ「ちがいをみとめる」

優しく易しいアルバム『バイエル』全体の中でも特にその傾向が強い歌。この全編ひらがなの歌詞の噛んで含めて聴かせるような柔らかい響きが大好きです。


【9位】Weezer「Aloo Gobi」

洋学で唯一ランクイン。ナイーブな主人公のたたずまいにこの上なく共感するし、終盤で「You are not alone(君は一人じゃない)」と歌う優しさが胸に刺さって離れない。この感覚は英詞でも非英語ネイティブに伝わる普遍的なものだと思う。


【8位】崎山蒼志「嘘じゃない」

サウンドがオーバープロデュースだとも思ったけれども、これくらいベタでドラマチックだとリスナーも沼にハマりやすいのかもしれない。サビで濁流のようにあふれ出す切実さに僕も虜です。明日(2/2)発売のアルバムも楽しみ!


【7位】踊ってばかりの国「Lemuria」

ソフトサイケなポップソングの完全形態。どこにも隙がないパーフェクトな仕上がりだし、どこにも隙がある人懐っこさもある。この神秘的でロマンチックな世界観を多くの人に味わっていただきたい。


【6位】ダニーバグ「ヤング」

ダニーバグのボーカル杉本たくまさんの歌心には本当に感嘆する。その歌心を心行くまで楽しめるこの曲をぜひ聴いてほしい。全てのことをアハハと笑い流せたら…。


【5位】神聖かまってちゃん「僕の戦争」

『進撃の巨人』アニメOP曲のこの曲は、その強い刺激とおどろおどろしい世界観により聴いた人たち(僕を含め)の度肝を抜いた。過去のシーズンの同アニメED曲『夕暮れの鳥』もホーリー感あふれるミステリアスな名曲だった。『進撃の巨人』で神聖かまってちゃんを初めて知った方には、こういう尖った曲だけではなく、明快なポップソングも作れることを知ってほしい。(僕のオススメは「23才の夏休み」「オルゴールの魔法」「大阪駅」あたり。)


【4位】夜に駆ける「やめるときも、すこやかなるときも」

曲名のとおり、やめるときも、すこやかなるときも聴いていたい。「生きている」と叫ぶはしもとさんの声の力強さにネガティブだった自分の気持ちはガツンとした衝撃を受ける。ポエトリーリーディング曲の傑作!


【3位】宇多田ヒカル「One Last Kiss」

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』主題歌。ミニマルなトラックだけど、情緒もドラマもある。大作である『シン・エヴァ』の巨大なスケール感を受け止めるだけの度量のあるポップソングだ。「初めてのルーブルはなんてことはなかったわ/私だけのモナリザ とっくに出会ってたから」という出だしの歌詞からして、僕の心を鷲掴みにする訴求性があった。


【2位】スピッツ「大好物」

この曲以前に発表された「紫の夜を越えて」もすごく良い曲だし、僕の好きなスピッツが帰ってきた!  彼らの曲でいうと、「SUGINAMI MELODY」のような叙情性もありつつ、ポップで開かれている普遍的な名曲だ。ベタ(王道)だけど、作家性も感じる、つまりは僕の大好物な曲。


【1位】NEW OLYMPIX「パーフェクト(?)ワールド」

めっちゃ雑に言うと、怠惰だからマトリックスの世界で過ごしたいという曲。この曲想で一曲作り、さらにはメロウな叙情性も感じさせる唯一無二のオリジナリティが素晴らしい。しかも、歌詞もぼかしたり、濁したりせず、明確な歌詞だし、その上でリスナーの想像を膨らませる不思議な解釈の余地もある。鬼才・笹口騒音とその仲間によるカオティックな魅力の詰まった一曲です。


★とかげ日記が選ぶ2021年ベストソング★

【1位】NEW OLYMPIX「パーフェクト(?)ワールド」

【2位】スピッツ「大好物」

【3位】宇多田ヒカル「One Last Kiss」

【4位】夜に駆ける「やめるときも、すこやかなるときも」

【5位】神聖かまってちゃん「僕の戦争」

【6位】ダニーバグ「ヤング」

【7位】踊ってばかりの国「Lemuria」

【8位】崎山蒼志「嘘じゃない」

【9位】Weezer「Aloo Gobi」

【10位】ドレスコーズ「ちがいをみとめる」

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遊道よーよーの運営する音楽ブログ『とかげ日記』です。
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