8/8
会いたい
「あら、そんな子もいるのね」
と、不思議そうに
独り言のように告げる人がいる
「ここ数千年、いなかった」
龍の亡くなった場所に、行きたい子はいなかったそうだ
「呼ばれても行かなくてもいいのよ」
と、言われる
「でも、会いに行くと約束したの」
と答える
「すぐに会えるわけではないのよ」
と、言われる
「でも、会いに行くと約束したの」
と、彼の少女は
言い切った少女は泣かない
「仕方ないわね」
と、その人は
少し呪文を唱え、少女の額に何かを描く
「あなたに加護がありますように」