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異世界転移しましたけど?  作者: おっちゃん
7/8

思い出したんだけど

「はぁはぁ、笑いすぎちゃったわね」

「マリア、森抜けるんだろ?なんか良い魔法とかないのか?棒を倒して向いてる先が行き先になるような魔法とか」

「そんなステッキはないけどピッタリの魔法があるわ」

「へぇ」

「いくわよ!!ミルベシチ!!」


そしてマリアから何か特別な光が出る、ことはなかった。


「なに?お前なにしたいの?」

「なんで!?手から光が出て道を示してくれるはずなのに!」

「ほんまつっかえ」

「うぅ……神界に問い合わせる……」


唯一の頼りなんだからもっとしっかりして欲しいな。


「はい……はい……えっ、なんでですか!!ちょっと、おいコラ!!」


なんか怒ってるようなんですけど……。

肩を落としてマリアがこっちを向いてきた。


「一方的に切られちゃった……」

「……で、結局なんなのか分かったか?」

「う……それが私が予約ミスしたでしょ……それのペナルティで魔法とかステータスが大幅に制限されてるようなの……」

「は?」


なにそれ、え?これゲームオーバー確実なんじゃ……。


「でも時間の経過と共に少しずつ解除されていくみたい」

「お、おう」


ちょっとーーーー!何がいるかわからないこの森でなんなのもう!

モンスターとか来たら死ぬやん、ダメじゃん。


「と、とりあえず……」

「うん」

「歩こうか、な?」


マリアが無言で頷く。モンスターが出ないことを祈ろう。うん、それしかない。

俺たちは歩きながら会話する。


「なぁマリア、俺こっちの言語とか大丈夫なのか?」

「あ、それは大丈夫よ、言語とかの方は予約の人数間違えてないみたいだしね」

「うん、じゃあ次から他の予約とかも気を付けような」

「はい」

「元気出せ、お前は必死に生きてるんだよな」

「なにそれ、なんかムカつくんですけど」


さて、どうしたものか、だいぶ歩いたはずだけど景色が全然変わらない。


「はぁ……」


そういえばあっちはどうなってるんだろうな。

学校にいた人全員が消失したもんな、大きな事件になってるんじゃないか?

母さん父さん弟、皆心配してるだろうな……。

勢いで来ちゃったけど今とんでもないことになってるんだよなぁ。

イカンイカン、ホームシックになってしまった。

そして俺はとんでもないことを思い出した。


「あ」

「どうしたの?」

「どうしよう」

「だからどうしたの?」


机の上にエロ同人誌起きっぱなしだった、どうしよう。

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