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「君」は僕のもとに帰ってきた。  作者: RuikA
第三章
3/6

受け入れられない。

紅美 琉璃さんは 亡くなりました。


もう、生きてはいけない。死にたい。苦しい。悲しくなんてない。涙も出ない。ただ、死にたい。苦しい。


彼女の死の知らせを受けてから一週間。いつものように過ぎる日々。でも。君がいない。

たったそれだけ。それだけのことなのに、僕は僕じゃなくなった。


学校に行くのも、もう嫌になっちゃった。


好きなスポーツも、好きな音楽も、好きな映画も、全部僕の敵になる。

君を、思い出すから。君が話していたこと、君の笑顔、蘇るから。

だから、家にいるときは、ベットに横たわって死んだようにボーっとしてる。それが一番僕にとって楽なことだから。


ねぇ、君は今どこにいるの?


君はどこに行ったの?


また、君は僕と話をしてくれるよ・・ね?


僕は、君に、まだ 何も伝えてないのに。


・・・・・


にゃー!


猫のなきごえで僕は目を覚ました。


にゃー!!


その声は、君の声だった。


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