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23.伊坂なな(女子会1)

私達のペンションに一人は寂しいからとりリアさんがいらっしゃった。やたら目がキラキラしているのが気になるけれど、きっとこれは私の美化フィルターがかかっているんだと信じたい。


「実はお二人としたいことがありまして。あの、恋話をしたいんです」


キラキラ度が増したぞ。お花がわさわさりリアさんの後ろに見える。あーちゃんを見るといいねっとリリアさんときゃっきゃっうふふしてる。


「ほーら。ななちゃんもこっちにおいで!」


「はいっ」


若干、声が裏返ったのは愛嬌です。二人の恋話に対する意気込みに尻込みしてしまいました。


「あ、私の事はあーちゃんでいいよ!」


「私もリリアでいいです」


およ? このノリだと私も自己紹介しないといけないよな。

うん。頑張る!!


「是非、好きな名前で呼んでください」


駄目だ。私は自分をアピールするのは無理みたいだす。

とほほ。


「じゃぁ。あーちゃんとなーちゃんって呼びます」


ぴかー。ヤバイ。ここに仏様がいる。恋話って、恋愛話のことだよね。あーちゃんとリリアはいい人要るかもだけど、私って誰の事……


《俺と友達になってください》


鷹司くんの友達になろう宣言から結構時間が過ぎたな。

そう。私はこの日鷹司がヒロインに向けられるはずの笑顔に失恋覚悟でお友達になったんだ。


もうすでに、私朝までもつか? ここは聞き手にまわろう。

夜はまだまだ続く。


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