表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/37

16.伊坂なな


「ポッキー美味しいね。あ、リリアちゃんもどうぞ」


恋のライバル相手にも優しいあーちゃんは神だ。

なんて思ってしまった。

ありがとうっといってポッキーを受け取るリリアさんは嬉しそうだ。そんなにポッキー食べたかった?


「葵ー。俺にもくれよー!」


「嫌だ」


あ、天邪鬼スイッチ入った。

あーちゃんは柳原限定で天邪鬼になる。本当にお似合い。

私共は現在サッカー部の合宿所にバスで向かっている。ノリが遠足なのが気になる。


「あの、伊坂さんって料理上手なんだよね?」


恐る恐る私に話しかけるリリアさん。確か私弱み握っちゃってるだったなー。とってもくだらないけどね。


「そこそこかな」


「プリンの作り方って知ってる?」


プリンを作りたいのかリリアさん。調理自習イベントがあるとしたらまだまだ先ですぞ。

まぁ、それくらいなら作れる。


「作れるけど……」


あ、目の輝きが増した。プリン君はどんな威力があるんだい。

たかがプリンの分際で。

あのプルプルのボディーは可愛いけれど。


「よかったら作り方教えて」


「うん」


こんなにリリアさんと話したのは初めてだ。

安定の可愛さと美しさを兼ね揃えてる。

この際、舌がとろけるようなプリン作ってみせる。

これは調理自習イベントを楽しむための下積みなんだと思えば楽勝だ。


「あ、二人共合宿所ついたよー」


なんだかんだて合宿初日スタート。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ