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12.水無月葵

そういえば、そんな事考えてたなぁ私。リリアちゃんっていろんな男子に気があるように見せてる事がわかった。何故って?

ななちゃん、何かとリリアちゃんを気にしてる。だから必然と私も彼女の事を知る事ができた。 

入学式の時は夏に気があるように見せ、この前はバンド部の結構人気のある人と終始笑顔で話していた。別に悪女とまでは言わないけど、夏が本命じゃない事がわかった今はリリアちゃんが誰に落ち着くのか楽しむ事に決めた。

夏は最近親友の潮くんの恋愛に手を貸してるらしい。潮くん、あいつにだけは恋愛相談しちゃ駄目だって。


「葵ー」


そう。図書室で有意義に読書してた時のことだ。

廊下から大声で私の名前を呼んでるバカがいたんだ。嫌な予感したよ。しかも、的中。

今日の放課後はななちゃんと《二人》でアイスを食べに行くはずだったのに。

しかも、潮くんの恋愛に加担しちゃったよね。

ななちゃんと潮くんが付き合ってくれるのは嬉しいけど、ななちゃんは恋愛にあんまり興味無さそうだから。

そんなこんなで何故だか夏と二人でアイスを食べた。


「潮大丈夫かなー?」


私の気も知らないで。考えてみると二人で何処かに行くのは久しぶりだった。

顔赤くなってないよね。


「それより、自分の心配したら」


「なんだよー葵」


私が拗ねてるのななちゃんいないからだと思ってる夏。半分はそうだけどもう半分は。

あー、もう早く来てななちゃん。



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