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1.七海京子

私は恋愛ゲームが好きだった。

綺麗なドレスを着ている女の子に憧れて足を踏み入れた。

ファンジー系に学園系、歴史系グラフィックが気に入ればどんな世界観の恋愛ゲームもやってきた。

ゲーム一つ一つにお気に入りのキャラはいた。

でも、それだけ。

ましてや、ゲームの世界になんて入りたいと思ったことはない。

同類の友達には好きなキャラと結婚したい!!!!って奴はいた。

しかし、私は高学歴家持な人と結婚したかった。




私の名前は七海京子。

こたつでぬくぬくしながらうたた寝してたら、寝る前にしていた学園系乙女ゲームにトリップしていた。

はい。どうしてこうなった。

まぁ、私が居なくなったって誰にも心配されないのがまた何とも言えない。

だって、5年前事故で生涯孤独になりましたので。

ともあれ、この状況を理解しなくては。




まず、なぜ私が学園系乙女ゲームにトリップしたのかわかったかというと窓枠にそれはそれは可愛らしい制服がかかっていたからだ。

この制服、ヒロインが着てるととっても可愛くて。

ただただ印象に色濃く残ってる。

だってさ、ここに来るまでやってた、それも結構やりこんでたやつだしね。



制服のポケットには勿論生徒手帳がはいってた。

一番最後までめくると名前が《伊坂なな》。

あ、私脇役じゃん。

まぁ、元の世界に戻れるまでトリップ人生楽しもう。


「ななー! お母さんお父さんを迎えに行ってくるからお留守番よろしくね」


《伊坂なな》には両親がいるのか。なんて思う。


「ななー聞こえてるのー? 」


「あ、うん。お母さん行ってらっしゃい」


慌ててこえをだした。改めてこの部屋を見渡すと家族写真や友達との写真? がたくさん飾ってあった。

私とは正反対なんだなーななちゃん。

今日から私が《なな》なんだけど。

それよか、今のうちに家の構造とか覚えとこ。自分の家で迷子とか悲しいから。それに私はただでさえ方向音痴であるので念には念を。




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