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無双転生者  作者: verfall
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7話

まあ、ともかくグループメンバーの食材を一つにまとめよう

カミカミ女子・・・キノコ一本

無口女・・・鳥一羽

筋肉男・・・猪、熊、鳥などの肉少々

俺・・・いろいろ

うむ、まあまずは始めよう

今日はご飯と調味料くらいなら使っていいらしい

キノコと山菜でまず山菜ご飯を作る

ここで継承した力発動

何気に便利な《武器精製》

どこからともなく思い描いた通りの包丁が現れる

これにはまわりも驚いているようだ

何故か無口女がこちらをガン見してる

と、それよりまずは山菜ご飯の食材を切る

タタタタタ タタタタタ タタタタタ

物凄い速さでキノコや山菜を切っていく

包丁の切れ味がいいのもあるが、執事魂から継承した《家事の速度が上がる》と言う常時発動してる特殊能力と、料理人の経験と特殊能力《料理の時、武器の切れ味上昇、速度上昇》により目にも留まらぬ速さといった感じで次々と食材を切っていく

もちろん、切れた食材の切れ目は真っ直ぐで歪みなし

正直自分でも驚いている

山菜ご飯に必要な食材は全て切り終わったので早速次に向かう

ご飯を入れた鍋(さすがに炊飯器はなし)にさっき即興で作った出汁を入れ一緒にさっき切った食材も入れるあとは蓋をして火に…火も自分で起こすんだった

一先ず、これはこのまま置いておいて火の準備をする

適当にそこらへんから乾いた落ち木を拾って空気穴ができるように組む

そこに炎弾を撃つ

この時、威力を限界まで落とす

放たれた炎弾は早くもなく飛んでいき木に当たる

すると、一瞬にして燃えた…そして木は灰になった


「おいおい、まじかよ。どんだけ強力なんだよ。」


俺はボヤキながらも木とついでに落ち葉などの燃えやすいのも拾う

今度は時間をかけて火を点けるつもりだ

まず指先に火の精霊を集めて小さな火をつくる

そのままその火で木を燃やす

2、3分やっていると木が本格的に燃え始めた

後のことは、何もしていなかった筋肉男に火を消さないよう言って任せた

早速火のとこに鍋を持って行き鍋を火で温める

時間がかかるので次の作業へ


「あ、あにょ!う〜、舌噛んだ…。」


これが世に言う『ドジっ子』ってやつか!?

まあ、今の涙目はなかなか……は!?無口女がますますこちらを見てくる

まあ、何もやらせないのはダメだと思うので手伝ってもらうか


「えっと、君たちも食材切るの手伝ってくれる?」


「ひゃい!わ、わかりやましゅた(翻訳:わかりました)。」


「………わかった。」


それで、やらせてはみたのだが……



カミカミ女子

まずなんで包丁持って震えてんだよ

しかもその震え方がカタカタって感じじゃなくて震度4くらいの縦揺れが起きた時のような状態だ

しかも、そのまま食材を切り始める

トン………、トン………………、トントン、………………トン

お、遅い……、めちゃくちゃ遅い

あ、目が変わった

これは来るか!?

包丁を高く振り上げ……振り上げ、ふりあげ…えっ?振り上げ!?

ふゅっ、ザク


「ピギャー!?さ、刺さった!包丁が私の手に刺さってるよー!!」


結局、カミカミ女子はそこで退場させた

もうちょっと頑張ろうよ

将来困るだろ

今では継承によって料理の腕が神ってるけど、そうなる前の俺より酷いぞ



無口女


「一応さっきのことがあったから聞いておく。料理の経験は……。」


「…………ある。」


お!これは大丈夫なやつか!?

やっぱりそうだよな

できないのが少数なんだよな

あちこちで爆発とか、悲鳴とか、倒れる音とか、爆発とか、剣撃の音とか、爆発とか聞こえるけど……

俺が間違ってるのかもしれない

何故かそんな気持ちになってきた

だが、この目の前の女

無口だし、何考えてるか分かりづらいし、見た目そうには見えないけど料理が出来る人らしい


「……………舐めないで欲しい。」


「ちょっと!?なんか意味合い違わない!?」


「…………気のせい。」


「そうか…。それで何作れる?」


「……カップラーメン?」


いや、そうじゃないかなと少しは感じてたよ

というか、超予想通りの展開だよ


「わかった。お前は後でカミカミ女と皿洗いとかやってくれ。」


「かみかみおんな?……………あ〜

、…………わかった。」


結局全て俺が作ることになった

ん?男の方はって?

いや、見た目全然出来そうにないだろ(事実出来ません)

その後も鳥で一羽丸焼きにしたり、他にもいろいろやってやっと終わった


少しあと料理は完成した

作ったものを自分のメンバーの分と先生の試食用に分ける


「出来たからこれ先生のとこに持って行ってくれ。」


俺は試食用に準備したものを筋肉男に渡す

こいつに渡したのには意味がある

それは俺が疲れている原因だ

使った鍋やら何やらを洗うのを女2人に任せたのだが、結局どっちともできなかった

むしろ、俺がびしょ濡れになったりしたので損害の方が大きい

話を聞いたところ

カミカミ女は土下座までされて母親に台所に立たないでくれと言われたらしい

そのため、料理はもちろん食器洗いもしたことがなかったらしい

無口女の方は何処ぞのお嬢様らしい

できない理由はお嬢様だから

よってこの二人に渡すと試食の料理がどうなるかわかったものではないので頼んだことは出来る筋肉男に任せたのだ

すぐに筋肉男が帰ってきた


「じゃあ、俺らも食べようか。」


もう疲れたせいで食欲はないがせっかく作ったので食べる

みんなでいただきますと言って食べ始めた

感想は食欲がなくてもお代わりしそうなほど美味かった

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