6話
本編再開です!
感想お願いします
あと、ミスとか何かあれば指摘してもらえるとありがたいです!!
このお子様は何をおっしゃっているのでせう
輪廻第一学園に入らないかだって?
何故に?
俺英雄の前世持ちじゃないのだが
「あー、こほん。困るのもわかる。だから説明してやろう。」
かなり上から目線のお子様だ
「私はこの輪廻第一学園の学園長をやっている月読燐と言う。」
「リンちゃんですね。」
ぶふっと静流先生が堪えきれずにふきだした
「言っておくが、これでもお主より年上だ。」
「わかります 。」
背伸びしたい年頃というやつだろう
俺は真っ黒なリンちゃんを見つめる
本当に真っ黒だ
髪も服も靴も目の色も
さすがに肌の色は白い
かなり白いだろう
「むう、なんかあんまわかってる気がせんのだが、まあ今はよい。それでだな。」
そのロリロリしい雰囲気に俺はほんわかな気持ちになる
ところで、ロリロリしいってなんだろう?
とにかく、真剣な眼差しいで熱い視線を送られるとロリコンではないと思う俺でも思わず抱きしめそうだ
「なんかこいつヤバイ気がするのだが!」
リンちゃんがいきなり静流先生に向かってなんとも失礼極まりないことを言ってくる
「リンちゃんひどいな〜。でも、今の怯えてる涙目も可愛いよ!」
そう言うと同時にサムズアップも忘れない
なんか、リンちゃんがゴミを見るような冷たい視線を向けてくるが気にしない
気にしないったら気にしない
だって、その視線もあまり怖くもなく、むしろ可愛いくて…
むう、危ない
新たな扉が開くところだった
「それで、なんのようですか?」
「だから、お主輪廻第一学園に入りたくないかと聞いておる!」
「なるほど、でも俺は英雄の前世持ちじゃないですよ。」
「でも、ワーム三匹を一瞬で消滅させたのはお主だろう?」
なんかリンちゃんの目がキュピーンって光ったような…(なってません)
まあ、目が鋭くなった
衛生カメラのせいでもうばれてるなら仕方ない
「まあ、そうですね。」
「まあ、はっきり言えば危険だから監視する目的もある」
いきなり静流先生がぶっちゃけた
だろうなとは思っていたが本当とは
まあ、でもこれで俺も…
「それで、頑張ればお給料高いとこに入れますか?」
俺も静流先生にぶっちゃける
近くの幼女の視線が益々冷たくなるがこの際気にしない
「そうだな、成果をあげれば学生でも報酬を貰えたりはするな。成果を上げてればより高給のとこにも入れるしな。」
とても、俺得な情報である
はっきり言って俺の前世の力は最強と言っても過言ではない
そんな力を持った俺が頑張ればかなり稼げるだろう
金より大事なものがあるというやつがいるが、やっぱり金は大事だろう
その言葉には間違いはないと思うが、やっぱり俺は色々な本とかゲームとか欲しい物が多々ある
そんな時必要なのは金なのだ
「わかりました。俺この学校に入ります!」
「ふふ、そうか。それは良かった。断ったらお主借金まみれだからな。」
そう言ってリンちゃんがこちらに飛ばしてきた紙は
「えーと、せいきゅうしょ?え!?請求書!」
「お主が破壊した国道及び建物の賠償金だ。」
「いや、だからあれは…。」
「まあ、頑張って稼げ。以上、もう帰っていいぞ。」
超笑顔な幼女と、生暖かい目で肩を叩いてきたポニーテールお姉さんに見送られトボトボと家に帰る途中で、静流先生が運転した亮も乗った車に乗せてもらって何事もなく家に着いた
家に着いて静流先生と両親は何事か…と言っても多分さっきの話だろうが、話していたが、俺は即部屋に篭り寝た
そう、悪い夢であるようにと
次の日、とてもいい朝だ
壁に昨日までなかった輪廻第一学園の制服がなければ
「やっぱり、夢じゃなかったか…。」
しかし、学園に行って頑張らなければならない
多額の賠償金があるのだから
下に降りると家族全員が揃っていた
両親に、亮、それに妹の珠莉だ
え?妹がいたのかって
実は居ました
現在中学3年生来年は輪廻第一学園に入るそうです
子供の中で俺だけ英雄の前世持ちじゃなかったんです
まあ、晴れて?かどうかはわからないけど、輪廻学園には入れることになったけど
「んで、にぃにはあにぃと同じ学園に入ることになったんだって?」
居間に入った途端声をかけられた
ちなみににぃにが俺で、あにぃが亮だ
呼び方は毎回変えている(俺だけ)
去年は兄様で、一昨年はにいだった
次はお兄様あたりにしようかと思ってる
「いや〜、ほんとよかった。二人分の学費払えないって言ったら薫は自分で学費分働くから大丈夫って言ってくれて。」
また、俺が払う金が増えたらしい
このままでは、俺はいつ払う分がなくなるのだろうか
「兄さん、もう少ししたら家出るよ。」
亮の一言で、はっとなる
学園までは元々行くまずだった高校の2、3倍歩くとかかる
まあ、列車に乗るので時間的にはそんな変わらないのだが
なぜだか、この時間のを乗り過ごすと次は登校時間と列車の到着時刻が同じという間に合わない時間なのだ
俺は、急いで準備する
途中、教科書のこととかを亮に聞くと少しの間他の人から見せて貰えということらしい
「行ってきます。」
「行ってきまーす。」
「いてら〜。」
亮と俺がそう言うと学校まで10分あればつく珠莉のだらけた声が聞こえる
なんとも羨ましい限りだ
学園まで、中学までと同じように話しながら歩く
話の内容は学園のことだ
俺がどんなとこなの?とか、どんな人いる?とか、聞いて亮がそれに応える感じで話していると、あっという間に学園に着いた
入学式の時も思ったが凄い大きい
生徒玄関で靴を履き替えて俺は亮と別れる
職員室を見つけそこに入ると中にいる人全員の視線がこちらに向く
その中からこちらに歩み寄ってくる人がいた
今日もポニーテールをキメている静流先生である
「おう、武尊兄。昨日はよく眠れたか?」
笑いながら聞いてくる
とてもサバサバした人だ
それに、わかりきったことを聞いてくる嫌な人だ
「んなわけないだろ。今日朝起きていつの間にか掛かってた制服見ていい朝が台無しになったわ!」
俺の返答を聞いて益々静流先生は可笑しそうに笑う
人の不幸を笑うとはなんとも失礼な人だ
俺が睨むと手を振って言ってくる
「いや、悪い悪い。そこまで反応するとおもわなかったからついな。」
一先ず、睨むのはやめる
「それで、俺はどこのくらすですか?1年何組?」
「あ、弟から聞いてないのか?この学校はクラスとかないぞ。うちは自分が受けたい授業を受ければいい方針だから。テストも一般学科とじつきだけだ。出席日数とかは特に決められてないからテストでそれなりにとっておけば留年とかにはならんし。」
なんともありがたい話だ
好きな授業を好きな時に受けて良くていいと
まずは、なにを受けるか静流先生が渡してきた端末で見る
この端末が生徒証明証みたいなもので機能は生徒間のメールと電話、時間割の確認、成果などの記録などととても充実してる
一時間目で気になる料理というのを受けることにする
料理の授業は簡単に言うと戦争などで孤立した時狩りをして採ったものをどう食べるようにするかといったものだった
まず、食料調達から始まる
近くにある山から食べられるものを採ってくる
まず、素人にはどれが食べれてどれが食べれないのかがわからない
俺?俺は魂にある生態を知ることができる魔法を使ってせっせとひたすら食べられる食材をかき集める
時間が決められており、近づいてきたので来た道を戻る
一旦集まると先生が食べれるかどうか判断してくれるらしい
いっぱい集めていたやつもここでかなり数が減っていたりした
さすがに食材が一つもない人はいなかった
一つしかない人はいたが
やっと俺の番が回ってきたので採ってきたやつを全て出す
出てきた数だけでも今までの中で一番多い
さらに、食べられないものなしという好成績だ
先生にも経験あるのかと聞かれたほどだ
その後は、集めた物を使って調理だ
さすがに一人だと大体の人は食材が足りないので何人か合同ということになる
ちなみに俺のメンバーは食材1つの女の子二人と、食材はそこそこあるが見た目とか雰囲気的に料理ができなさそうな男だ
見せてやろう、料理人の魂も継承した力を
「よ、よろひくおにぇがいちまふ!」
「…………よろしく。」
「ふん!ふう〜。はっ!」
超カミカミの女の子と無口系女子と筋肉を誇示するだけで何も喋らない筋肉男という組み合わせ
なんともカオスな組み合わせだ
そして、俺以外は戦力になるのかこれ?