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  作者: 相馬
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始まりのq



―――世界がどうでもいいって言える奴は天才かバカだろう。

きっとそんな奴の方が普通の人よりも物事を客観的に捉える事が出来て、たとえ興奮していても頭の中では冷静に物事を考えられる人間だ。

天才もバカも物事を客観的に観ているからこそ、他人と違う回答を出したりするのだ。

つまり誰でも……俺でも考え方、捉え方を変えれば偉大な有名人になれる。


                 ***


「いくよー!スーパーミラクルウルトラハイパー一撃必殺―――」

俺の一日の始まりは、俺が食らうであろう技の長い名前を聞きながら始まった。

しかし声の本人は部屋に一歩踏み行ったところで立っていた。

―――どうやら名前が終わるのと同時に技を炸裂させたいのであろう。

俺は体を起こし、うるさいから止めようとすると、


「長い!」

―――ベチッ!

俺が止める前に本人の後ろからチョップが炸裂し止まった。……つっこむ必要ないけど。

「あう!なにするの!」

ピンク色の長い髪を大きく揺らし後ろを向いた彼女は西城咲さいじょうさき。俺の幼馴染だ。

だが決して家が隣なわけでもないし、昔から今まで好意を抱いたことは一度もない。

そして―――バカだ。


「アナタが朝っぱらからうるさいから。あ、おはようございます黒斗さん」

一方、咲の頭にチョップを入れた黒髪ロングの彼女は俺の従妹の雨宮千里(あまみやちさと)である。

今ワケあって内に居候中。―――そしてこっちは天才だ。


そして黒髪だが朝の寝起きでボサボサの俺―――狩野黒斗(かりのくろと)

特になにが得意なワケでもなく不得意なワケでもない。

そう、世界で一番多い普通の人間だ。


「だめだよ黒斗。そんな設定じゃ、ほとんどの主人公のキャラとかぶるよ」

「じゃあどうすればいいんだよ」

「たぶんどんな設定でもたいていかぶるから、もう特殊能力持ってることにすればいいじゃん」

「よくないに決まってるだろ!大体、そんな嘘ついてどうするんだよ」

そう、俺は本当になにもない人間だ。


「そんなの簡単だよ。そのほうが盛り上がるからだよ。正義の力を持つ主人公は悪と立ち向かうんだよ!」

ない胸を張って咲が言う。

「もし特殊能力を持っていても悪とは立ち向かんぞ。っていうかこの時代に悪は犯罪だけだ」

「知ってるよ!別に魔族達のことを言ってるわけじゃないもん!」


―――そう、この時代は人間と悪魔……つまり魔族とが共存する世界だ。

100年前、ある悪魔が複数の人間を殺害した事件が起こった。

もともと悪魔なんて誰も信じていなかったが、その後黒い羽を生やした悪魔が降りてきて話し合いをした。

その結果、魔族側は全てを人間に捧げることを約束した。

そしてその時代の変わり者の天皇が共存を望み、今に至る。


「それよりさ」

「ん?どうした千里?」

会話に千里が割りこんでくる。

「時間、いいの?」

指の刺す方へ振り向くと、時計の針が―――


「ぬおわぁぁぁぁっっっ!!!間に合わねぇぇぇ!!」

俺は叫び声をあげてしまった。っていうか、なんで目覚まし止まってるんだよ!

「ちょっと黒斗どうするの!時間間に合わないよ!」

「俺が悪いんじゃねぇよ!早く行くぞ!」

制服を手に取り移動しながら着替える。

「はい、バックと朝ごはん。弁当は入れといたからね」


玄関に着くと、千里がバックと朝ごはん(10秒で補給できるアレ)が渡される。

いつもいつも気の利くいい子だなぁ。

「まったく、いいお嫁になりそうだな。欲しいくらいだよ」

「へっ!?あの……その……わかりま―――」

千里がなにか言おうとした時―――

「行ってきますっ!」

咲が割りこんできた。

「なんで怒ってるんだ咲?……で、なんだって千里?」

「知りません!」

「なんで千里も怒ってるの!?」

千里もなぜか怒っていた。


「いってらっしゃい黒斗さん」

「い、行ってきます」

千里の顔は怒りながら笑っていた。簡単に言うと怖い笑顔だった。

そしてなぜか俺だけに行ってらっしゃいと言ったのであった。

「ふん!行くわよ黒斗!」

「おい、手を引っ張るなよ」

一方、咲は怒ったまま俺の手を引いて、学校と向かうのであった。




どうも初めまして相馬です。

今回の作品は初めてなので、ヘンなところがあっても見逃して下さい。

どうぞこれからも宜しくお願いします。

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