好き嫌い2(200文字)
中華料理屋で、二人の男がメニューを睨んでいた。
男たちは、好き嫌いが酷かった。
やがて二人は顔を上げ、店員を呼んだ。
「お待たせしました。ご注文を御伺いします」
「麻婆豆腐。豆腐抜きで」
「……お客様、よろしければ麻婆茄子が、」
「茄子も苦手なんで」
「はあ……」
「俺は、チャーシュー麺のチャーシュー抜き」
「……かけラーメン、でしょうか」
「はい。あ、でも中華麺も苦手だしなあ。うどんあります?」
「帰って頂けます?」
中華料理屋で、二人の男がメニューを睨んでいた。
男たちは、好き嫌いが酷かった。
やがて二人は顔を上げ、店員を呼んだ。
「お待たせしました。ご注文を御伺いします」
「麻婆豆腐。豆腐抜きで」
「……お客様、よろしければ麻婆茄子が、」
「茄子も苦手なんで」
「はあ……」
「俺は、チャーシュー麺のチャーシュー抜き」
「……かけラーメン、でしょうか」
「はい。あ、でも中華麺も苦手だしなあ。うどんあります?」
「帰って頂けます?」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。