ビカリア
「ビカリア」って覚えてます?
新生代の示準化石[1]です。ナウマンゾウなら覚えているという方もいらっしゃるかもしれません。
有名どころですと、アンモナイトが中生代の示準化石ですね。
この、ビカリア、ナウマンゾウ、アンモナイトなどは「大型化石」に分類されます。
ビカリアやアンモナイトなんて、手のひらサイズのものも多くいますよ。でも大型なんです。
なぜなら、対義関係にあるのが「微化石」だから。
これは顕微鏡で見るサイズの化石を指します。
私が知っている中では、黒い台に白い微化石なら、そこにあると分かった上で目を凝らせば見えました。
有名どころですと、沖縄の「星の砂」ってあるじゃないですか。あれには有孔虫の殻を多く含みますね。この「有孔虫」が微化石になります。
有孔虫の仲間には「フズリナ」[2]というのがおります。
フズリナは微化石ですが、ビカリアは大型化石です。
私は「フズリナ」が言いたくて、「ビカリア」と言ってしまうというミスをよくやります。
「ビカリあっ、ビカリアじゃない!フズリナ?フズリナがさ……。」
何度繰り返したことでしょう。
カタカナ4文字というだけで何故こんなにも混ざるのか。理由を見つけたので愚痴らせてください。
フズrinaは微化石だけど、びかriaはびか石じゃないんですよ!!
逆であってほしかったかもです。
[1]示準化石……地理的に広く、時間的に短い期間に生息した生物の化石。年代結果に有効。
ちなみに、示相化石……時間的に長く、限定的な環境に生息した生物の化石。古環境を知るのに有効。
[2]ドメイン、界、門、綱、目、科、属、種と生物の分類には階級があるのですが、
有孔虫亜門
フズリナ目
で、「有孔虫亜門、フズリナ科、フズリナ属」に属する種もいるそうです。