沖積層と洪積層
勘違いをしていました。
沖積層→海でしずしずと堆積した堆積層
洪積層→洪水でドドドッと平地を作った時の堆積層
かなと勝手に思っていたのです。表意文字としての漢字から推測して特に疑っていませんでした。
今思えば、沖積層が海性で洪積層が河川由来だとすると、湖だってしずしずと堆積層を作りますから、その辺から違和感を捉えるべきだったのかもしれません。
実際には
沖積層……暗灰〜灰色で最終氷期以降に堆積した未固結な地層
洪積層……青灰〜緑灰、帯褐色で更新世の末期までに堆積し固結が進行した地層
だそうです。どちらも新生代第四紀の堆積層の話だとか。
重要なのは未固結かどうかではないの?!私は初めてこの言葉の意味を知った時に、ここに「沖」や「洪」という漢字を当てた方の気持ちを推測することができませんでした。
さらに含水も洪積層の方が低いそう。「洪水」の洪なのに。
一瞬思ったのが「沖積層」を「完積層」、「洪積層」を「更積層」とする案ですが、これだと完積層の方が固結済みみたいですね。
第四紀が完新世と更新世に分かれるところを用いようとてみましたが、最近では「人新生」も登場していますし、名案とは言えませんね。
「沖」と「洪」の字を当てた気持ちは分からなくても名付けが難しい気持ちはお察しします。
なぜそうした?!という驚きはいっそ、強い印象を与えてくれます。このエピソードと共に沖積層が未固結で新しい方、洪積層が固結が進行した古い方というのを覚えてしまえば、もう海と河川のイメージには引っ張られなくなるでしょうか。




