第61話 日常再開
特別お腹が空いてるわけでもないんで、今日は昼飯はパスすることにしよう。あれだけ北海道ではご飯食べまくってたのに、帰って来た途端に食べなくなるなんて、なんかおかしくて、一人で笑ってしまったよ。
さて、あれ?スマホにメッセージが沢山きてるぞ。
「下田くん、今日帰京するんでしょ?」「もう東京に戻ったの?」
あ、芦田さんだ。そうだよね、オレが今日帰るってメッセージしたからね。
で、もう一つのメッセージは?
「下田さん、もうお台場に戻られましたか?移動はどうでしたか?」
これは橋田さんからだ。
姉さん、事件です。オレのスマホに2人の女子からメッセージが来てるんですよ。これからもどんどんメッセージ交換する女子が増え続けて、メッセージのやりとりだけで、オレの寝る時間が無くなってしまったらどうしたらいいんだろうか。
ま、ひとまず冷静に、芦田さんから返信しようっと。
「ただいま。帰って来たんだけど、疲れてたみたいで、ソファで寝てた。。返信遅れてゴメン・・。」
そして橋田さんっと。こっちは、一応中の人なんで、もう少し具体的に書いても大丈夫だったよね。
「お台場に戻りました。横田からは救難ヘリに乗ったんですけど、飛鳥馬さんが大興奮してましたよ。オレは部屋戻ったら疲れてたみたいでソファで寝落ちしてました・・。」
ポンっ。お、橋田さんが先に返信来たぞ。
「無事で良かったです。柏木さんからも返信無いんで、何かあったかと心配してました。たぶん、柏木さんも疲れて寝てるんですね。」
「たぶんそうだと思います。3人一緒に宿舎フロアまで戻って来たんで、柏木さんも無事帰宅してますよ。」
返信っと。
さて、今日はこの後どうしようか。夕食作る気力もないけど、外食続きだったんで、食堂行くのも気が進まないな。まだ、身体も重いし、コンビニで食べ物買ってきて、ポテチでアニメ三昧を決めようかな。よし、そうしよう。いや、まずはシャワー浴びて着替えるか。
軽くシャワーを浴びてから地下のコンビニに行った。
あ、柏木さんだ。
「柏木さん、どうも。」
「あら、下田くん。」
「あれ?そう言えば、橋田さんから、柏木さんからメッセージに返信が無いってオレの所にメッセージ来てましたよ?」
「あぁ、部屋戻ってソファに座ってネット見てたら、そのまま寝落ちしちゃってたのよ。へへへ。で、さっき起きたんで返信したところ。」
「あ、オレも寝落ちしてました。やっぱり疲れてたんですかね?」
「まーねー、移動するだけでも疲れるからね、まして、乗ったこと無いものばっかり乗って来たしね。あ、もしかして、下田くんも夜はコンビニでなんか買っておしまいにしようって感じ?」
「そうなんです。なんか料理するのかったるくなっちゃって。」
「わたしもそうなのよ、ほら。」
柏木さんのカゴの中には、助六寿司、チーカマ、柿の種、ビーフサラミ、カップワンタンスープ。そして、缶ビール、缶酎ハイがびっしり。
「なるほど、これは間違いなく柏木さん、って感じのセレクションですよね。」
「なによ、なんか文句あるー?」
「全然ないです。むしろ尊敬してます。」
「なんだそれ。で?下田くんはどうするのよ?」
「オレはポテチですね。一晩中アニメ見ようと思って。あとは久しぶりにカップ麺食べようかなって。菓子パンも買うと思います。」
「あ、わたしもアニメ見るのよ。ほら、橋田さんに教えて貰った『ゲート』だっけ?あれ見ようと思って。」
「あ、『ゲート』面白いですよ。」
「そう。ちょっと楽しみー。さ、帰って見ようっと。じゃ、また月曜ねー。」
「はい、お疲れ様です。」
柏木さんがレジへ向かっていった。
オレは、予定どおり、まずはポテチだよ。普通にのりしお味が良いかな。いや、ここは変化をつけてカラムーチャにしよう。それと甘いものも食べたいかな。あ、麦チョコ、これ買うか。カップ麺はストック少ないから、少し買いだめしとくかな。定番カップヌードラー、あと、でかみそカップ、あ、やきそばも良いな、ペヤンゴ買っとこ。次は菓子パン、やっぱカレーパンは必須でしょ。あ、焼きそばパン。いやいや、焼きそば買ったから被っちゃうよ。コーンチーズか、これにするかな。これはチンするとチーズが溶けてうまいんだよね。朝食用に食パンも買っとくか。
で、飲み物は、ハスカップ・・いや、売ってないよな。じゃ、スプライタにするか。ついでにウーロン茶も買っとこう。
部屋に戻ったらリビングのモニターをつけて、Netfrogsにつないだ。
さて、なにを見ようかな。
うーん、頭から『ゲート』のC1からの降下シーンがリフレインしている。でも『ゲート』は、もう何度も見てるしな。ガンダモシリーズでも見るか。それとも、途中までしか見てない『薬瓶のひとりごと』の続きを観るかな。 あぁ、だめだ、頭の中で炎龍が飛び回っている。えぇい、もうだめだ、ゲート見よう。
カラムーチャ、麦チョコとスプライタを準備して、さ、『ゲート』三昧の開始だ。




