カロスゲーム
願い…誰しもが何かしらの願いを持っているだろう。
背が大きくなりたい!
速く走れるようになりたい!
明日晴れますように。
等など自分自身のことだったり誰かの為に願ったり、大きなことから小さなことまで様々。
その願いのを叶える為に人は行動する。
行動しなければ未来は変わらない。
この物語はそんないろんな人の願い想いが重なり合うことで動き出す。
俺の名前は唐沢流星。俺には妹が1人いる。
妹の名前は蜜柑。
蜜柑は小学生の頃クラスメートからイジメられ不登校になってしまった。
母は俺達がまだ小さかった頃に亡くなっており、父はほとんど仕事で家に居なかった。
だから、俺は昔から蜜柑の面倒をみてきた。
なるべく蜜柑の側にいるようにしていた。
そんなある日、俺は今学校で女の子に人気のアイドルのことを友達から教えてもらった。
早速、蜜柑にそのアイドルの話をして動画を見せてみた。
すると、蜜柑は少しずつ笑顔になりそのアイドルの歌を口ずさむようになった。
蜜柑「お兄ちゃん。蜜柑、大きくなったらアイドルになりたい!アイドルになって皆を笑顔にしたい!」
それから、蜜柑は少しずつだが学校に通うようになった。
あれから時は流れ蜜柑は高校生(17歳)になった。
ちなみに俺は大学生(20歳)。
あの頃から蜜柑の夢は変わらずアイドルになることらしい。
勿論、俺も応援している。
今日はその夢への第一歩を歩むべく芸能事務所の面接を受ける日だ。
俺はバイクで蜜柑を面接会場まで送って、面接が終わるまで近くの喫茶店で待っているところだ。
こんなにドキドキするのは生まれて初めてかもしれない。
自分のことでならある程度は平気なんだが、蜜柑のこととなると駄目らしい。
俺は喫茶店で頼んだコーヒーを殆ど飲まずにただただ蜜柑からの連絡を待った。
それからしばらくして、蜜柑から連絡があり迎えに行った。
喫茶店から出ると外は雨が降っていた。
雨が降っていたことも気付かなかった。
事務所の外に蜜柑が待っていた。
俺が来たのに気付き笑顔で駆け寄ってくる。
流星「待ったか?雨降ってきちゃったな。ほら、これ」
俺は蜜柑に雨具を渡した。
蜜柑「ありがとう、お兄ちゃん。大丈夫だよ。お兄ちゃんの方こそ待たせてごめんね。」
流星「大丈夫、大丈夫。喫茶店で優雅にコーヒーを飲みながら待ってたからさ。さぁ早く帰ろう。今日は蜜柑が好きなシチューだからな。」
蜜柑「やった!ホッとしたらお腹空いてきた。」
俺は蜜柑を後ろに乗せてバイクを走らせた。
その帰りの途中、信号が変わり前に進もうとした時、俺達は右折してきたトラックにはねられた。
気付いたら俺達は道路に転倒していた。
俺の目の前には横たわる蜜柑がいた。
徐々に意識が消えていく中で俺は願った。
流星「頼む。妹だけでも蜜柑だけでも救って下さい。」
俺は意識をなくした。
?「その願い叶えよう」
俺は目を覚ますとそこは自宅の俺の部屋だった。
あれ?確か事故に合ってそれからの記憶が無い。
俺は不思議に思いながらも、蜜柑のことが気になり部屋を出た。
リビングへの扉を開くと蜜柑が朝食を食べていた。
蜜柑「あっ。お兄ちゃん。おはよう!お兄ちゃんが寝坊するなんて珍しいね。朝食代わりに用意しておいたよ。」
流星「蜜柑。大丈夫なのか?怪我は?」
蜜柑「怪我?なんのこと?蜜柑はどこも怪我なんてしてないよ?お兄ちゃん寝ぼけてるの?」
流星「あれ?昨日の記憶が曖昧なんだよな。昨日蜜柑と芸能事務所から家に向かってからの記憶がない。」
蜜柑「大丈夫?お兄ちゃん。昨日はあの後、蜜柑の大好きなシチューをお兄ちゃんが作ってくれて一緒に食べたじゃん。」
流星「そうだっけか?駄目だ。やっぱり思い出せない。」
蜜柑「もう。しっかりしてよお兄ちゃん。ほら早くしないと学校遅れるよ?今日は朝から大学行くんでしょ?」
流星「あぁ。そうだった。ごめんごめん。あっそんなことより昨日の面接の結果今日出るんだっけ?」
蜜柑「うぅ。そうだよ。受かってるかな〜」
流星「きっと大丈夫。自分を信じろ。」
蜜柑「うん。ありがとうお兄ちゃん。」
その日の夜、芸能事務所から合格の連絡があった。
蜜柑のアイドルへの第一歩だ。
ーーーーーーーーーー
玲奈。花坂玲奈。それが私の名前。可愛いでしょ?気に入ってるわ。
私は小学生の頃から可愛いくて周りの子達は私に嫉妬していたわ。
だから、私と口をきかなかったり、無視したりしていたわ。
でも、仕方ないわよね。
だって私が可愛いんだもの。
嫉妬するのはあたり前よね。
そんなある日、そうあの日は雨が降っていたわ。
いつもと同じ道を帰っていた時、後ろから誰かが走ってきてドンって押されたの。
私は階段から滑り落ちたわ。
その時、階段の上にいた女の子達の顔を今でも覚えているわ。
気が付いた時には私は病院のベッドの上で医者から足が折れていると聞かされたわ。
恐らく一生治らないとも言われた。
どうして私がこんな目に合わなくちゃいけないの?
そんな風に自暴自棄になっていた頃、私は病院のテレビの歌番組であるアイドルの歌を聴いた。
そのアイドル達は笑顔で綺麗な格好で元気よく歌っていた。
それはまるで私に玲奈に向けて歌ってくれているんだと私は錯覚した。
それを観て私はアイドルになりたいと思った。
それから毎日辛いリハビリをして歌の練習もした。
あとは足さえ治れば…お願い!
誰か私の玲奈の足を治して!
?「その願い叶えよう。」
そんなことを願った次の日まるで嘘のように私の足は治った。
お医者さんは驚いていたが私はそんなことよりもこれでようやく私のアイドルへの第一歩を歩むことが出来る。
私はそんな気持ちでいっぱいだった。
それから、芸能事務所にスカウトされたのは私が高校生(17歳)の時だった。
でも、そんなに驚きはしなかった。
だって当然よね。私は可愛いもの。
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私の名前は雨宮香音。私の両親はプロの音楽家である。その為、私も幼い頃から楽器を習わされていた。
その中で唯一まともに弾けたのがピアノだった。
一生懸命練習して曲を弾けるようになった時は嬉しかった。
私は両親に私の演奏を聴いてとお願いして両親の前で初めて演奏した。
両親はとても喜んでくれた。
私は嬉しかった。私が弾いたピアノで両親を人を笑顔に出来た。
私は初めて音楽の素晴らしさを知った。
それからもピアノの練習をしたがそこまで上達しなかった。
私の練習の成果は毎日先生から両親に報告があるのだが、両親からはまだそんな簡単な曲しか弾けないのか等の悪口しか出てこず、その度に両親は喧嘩していた。
私へのピアノの練習は厳しくなっていった。
先生もコロコロ変わっていたが私はそれでも一生懸命練習した。
両親に喧嘩して欲しくなくてまた笑顔になって欲しくて頑張った。
それから大会等にも出たが優勝することは無かった。
両親からは呆れられたが、それでも私は練習し続けた。
そんなある日、私はピアノを弾けなくなってしまった。
指が動かないのだ。
精神的なストレスによるものらしい。
私はショックを受けたが少しだけホッとしている自分がいた。
これでもうピアノをひかなくてもいいんだ。
それから暫くして、両親は離婚してしまった。
それからピアノ以外のことで頑張ればいいと思いスポーツをしたり音楽以外のことをこなしていたがどれもしっくりこなかった。
そんなある日、学校の演奏会でピアノの演奏があった。
その演奏していた子達は一生懸命弾いていてどの演奏も心に響いた。
演奏が終わる度に拍手が起こり皆が感動しているのが伝わってきた。
私は改めて音楽の良さを思い出せた。
あの時、初めて両親にピアノを演奏して両親が笑顔になった日のことを。
私にはピアノしかないのだと改めて分かった。
しかし、今の私はピアノを弾くことが出来ない。
もう一度ピアノを弾きたい。
そして、両親を皆を笑顔にしたい!
私は心の底からそう願った。
?「その願い叶えよう」
次の日私は不意にピアノの前にいた。
何だか今なら弾けそうな気がしたから。
私はピアノの鍵盤に触れると不思議なことにスラスラと指が動いた。
それまで弾けなかったのが嘘のように私はピアノを弾いた。
大会にも参加し優勝出来るようになった。
私は高校生(17歳)になり有り難いことにピアノの演奏会を行ったり歌手の方の曲の作曲活動やコラボさせて頂く機会も増えてきた。
このまま順調に実績を重ねていけばいつかプロの音楽家になり両親の目に止まればまた私の演奏を聴いてもらえるかもしれない。
私はそう強く決意するのだった。
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?「さて、それじゃ始めよう。カロスゲームの始まり始まり。」
流星「ん?ここは何処だ?真っ暗だ。夢か?」
玲奈「変な夢ね。こんなにちゃんと意識がある夢なんて初めてね。ていうか、あんた達は誰?玲奈の夢の中に勝手に出てこないでよね。」
香音「…。」
?「レディースアンドジェントルマン!長らくお待たせしました!それでは皆さん今から始めましょう。カロスゲームを!」
3人がその男の声をする方を見るとその瞬間上から光が指し男が現れた。
その男はよくテレビで見かけるようなマジシャンのような格好をしていた。
黒のタキシード姿にマントを羽織って両手を広げている。
カロス「申し遅れました。僕はカロス。魔法使いです。今宵は君達を僕の夢の中にご招待させて頂きました。」
流星「カロスさん?初めましてですよね?ここはカロスさんの夢の中ってこと?どうして俺達を?」
玲奈「あんたなんて知らないわよ。夢なんならさっさと覚めてほしいわね。ていうか、あんたも黙ってないでなんか喋りなさいよ。」
香音「私のこと?」
玲奈「そうよ。あんたに向かって喋ってるでしょ。」
香音「ごめんなさい。あんたなんて言われたことなかったから。」
流星「まぁまぁ。落ち着いて。2人ともまずはこのカロスさんの話を聞こうよ。」
カロス「ごほん。それでは改めまして。唐沢流星君。花坂玲奈さん。雨宮香音さん。君達はカロスゲームの参加者に選ばれました。まぁ選んだのは僕なんだけどね。」
玲奈「なんで玲奈の名前知ってるのよ!」
流星「カロスゲーム?選ばれた?」
カロス「何故僕が君達の名前を知っているのか?それは僕が君達の願いを魔法で叶えてあげたからなんだよね〜君達にも心当たりがあるんじゃないかな?」
3人は一斉に驚いた。
カロス「気付いたようだね。良かった良かった。それじゃ改めてカロスゲームの内容を説明しよう。」
玲奈「ちょっと待って。本当にアンタが玲奈の願いを叶えてくれたの?」
カロス「その通りだよ。花坂玲奈さん。君の足を治したのは僕の魔法さ。嘘だと思うなら君の魔法を解こうか?」
玲奈「分かったわ。信じるわよ。」
カロス「他の2人もいいかな?」
2人とも黙ったまま首を縦に振った。
カロス「よろしい!それじゃ改めてカロスゲームの説明を始めるね。参加者は君達3名。君達にはこれから暫くの間カロスカードの争奪戦をやってもらいたいと思う。カロスカードとは僕が魔力を込めたカードのことでこのカードは全部で14枚ある。このカードを1番多く集めた人の勝利だね。勝者は今まで通り僕の魔法がかかったまま生活できる敗者の2人は僕の魔法が解けてしまうよ。ゲームを開始する前に君達には1枚ずつカロスカードをあげよう。デッキをシャッフルして1番上のカードをめくってくれるかい?それじゃ流星君から。」
流星「俺ですか?わかりました。」
玲奈「待ちなさいよ。玲奈からでもいいでしょ?」
カロス「ん?まぁいいよ。他の2人がいいならね。」
流星「俺は逆に有り難いかな。最初って緊張するし。」
香音「私も構わないわ。」
玲奈「それじゃ引くわね。」
玲奈はカロスから14枚のカロスカードを受け取りシャッフルし上のカードを引いた。
玲奈「羊の絵が描いてあって盾?を背中に背負ってる。」
カロス「我に力を与えたまえと演唱してからそのカードの名前を読んでみてごらん。」
玲奈「カードの名前?これか、えっと我に力を与えたまえ、シールド!」
玲奈がカードの名前を呼ぶとカードが光輝き、カードから玲奈の目の前に玲奈の身体位の大きさの盾が現れた。盾には羊の模様が掘られている。
カロス「これがカロスカードの能力。カードには14枚全部に別の魔法が込められていてそのカードごとに勿論能力は異なる。このカードはシールド。術者の任意の所に盾を召喚する能力だね。この盾はどんな攻撃も防ぐことができる。因みにこの羊は精霊だね。この羊の精霊に僕の魔力を込めることでこのシールドのカードは成り立っているのさ。」
流星「質問なんだけど、このカードは俺達も使えるの?」
カロス「良い質問だね。答えはノー。このカードはカードの精霊が認めた人にしか使えないのさ。まぁ術者が他の人に譲渡した場合は別だけどね。今回は僕が玲奈ちゃんにカードを譲渡した形だから玲奈さんがカードを使えたってわけ。あとこのカロスカードは夢の中でしか使えないから気を付けてね。」
カロス「それじゃ改めて次は流星君。いってみようか!」
流星「了解です。」
流星は緊張しながらカードをシャッフルし上のカードを引いた。
流星「えっと、鳥が描かれてますね。鳥の周りに風が舞っているような。」
カロス「それじゃ玲奈ちゃんがやったようにやってみようか。」
流星「我に力を与えたまえ、ウインド!」
カードの名前を呼ぶとカードは光輝きカードから鳥が出てきて流星の周りを飛び周り流星の周りに風が吹き始めた。
すると、流星の身体が少し浮いた。
流星「うわっ。浮いてる。」
カロス「それはウインドのカードだね。自身を宙に浮かせることつまり空を自由に飛ぶことができる能力だね。自分以外の物や任意の場所にも風を発生させることもできるよ。」
流星「なるほど、なかなかコツがいりそうだな。蜜柑が喜びそうではあるけど。」
カロス「さてと、お待たせ。香音ちゃんいこうか。」
香音「よろしくお願いします。」
香音はカードをシャッフルし上のカードを引いた。
香音「猪が意気よいよく走っている絵ね。」
カロス「それじゃ香音ちゃんも演唱してみようか。」
香音「我に力を与えたまえ、スピード!」
香音がカードの名前を呼ぶとカードは光輝きカードから猪が出てきて香音にぶつかり香音の身体全体が光を帯びた。
カロス「スピードのカードだね。そのカードは任意の人や物の速さを一時的に変えることができる能力。速くしたり遅くしたりできるよ。試しに動いてみて?」
香音「うっ。身体が重い?思う様に動かない。」
カロス「使う時に何に使うのか速くするのか遅くするのか意識してから使うことが必要だね。」
カロス「さてとこれで君達に1枚ずつカードを配った訳だけどこれで残りは11枚。このカードには先程も言ったが精霊と僕の魔力が込められている。つまり、カードに意思があるのさ。このカードは人の強い想い、願いに反応する。これからこの11枚をランダムにばら撒き色んな人の所に届くだろう。その人々の夢の世界に僕が君達を送り込むからその夢の世界でカードを見つけてゲットする。それがカロスゲーム。」
流星「1人につき1枚配られるのか?」
カロス「基本的にはそうなるはずさ。最もこればっかりはカードが決めることだからね。断定は出来ないけどね。」
香音「そのカロスゲームはこれから毎晩夢の中で行われるのかしら?」
カロス「毎晩ではないかもしれないね。カードが術者を見つけるのにも多少時間が掛かるだろうからね。」
カロス「あとこのゲームは毎回3人が参加する訳ではないよ。1人で参加する場合もあれば2人や3人の場合もある。もし、1人や2人で参加した場合にゲーム続行不可と僕が判断した場合は他の人がそのカードを狙うことが出来るようになるから。慎重にね。勿論正当に順番通りにゲームを回すから誰かが少ないとかにはならないようにするよ。」
玲奈「でも、残り11枚なんでしょ?割り切れないじゃない。1人3回ずつゲームに参加したとして9枚残り2枚余るじゃない。どうするのよ?」
カロス「良い質問だね。確かにその通り!実は最後の2枚は特別なカードでね。これに関してはとりあえず、9回までゲームが終わったら改めて説明するよ。」
カロス「さてと、あとは詳しいことは僕からじゃなく使い魔に説明させようかな。」
そう言うとカロスは3枚のカードを出した。
玲奈「まだ持ってたの?」
カロス「こっちはまた別のカードさ。さぁ出ておいで。」
カロス3枚のカードをその場に投げた。するとそのカードから3体の使い魔が召喚された。
1体は狐を擬人化したような女の子
2体目は猫を擬人化したような女性
3体目は狼を擬人化したような男性
カロス「久しぶりだね。ミルフィ、ウィル、バロン。」
ミルフィ「おひさ〜ますた〜。ミルは元気だったよ。」
ウィル「こらミルフィ。マスターに失礼ですよ。申し訳ございません。マスター。」
バロン「ふぃー。久しぶりに外に出れたぜ。」
カロス「皆元気そうでなにより、なにより。早速で悪いが皆には後ろにいる3人の臨時の使い魔になってもらうよ。話は聴いていたと思うがこの3人がカロスゲームに参加する間この3人をマスターとするように。」
流星「使い魔?マスター?何を言ってるんだ?」
玲奈「ちゃんと説明しなさいよ。」
香音「話についていけないわね。」
カロス「カロスゲームに参加する上でさっきも説明した通りいろんな人の夢の世界に行くことになる。そこでカードを探すわけだけど、当然そのカードの所有者はカードを取られたくないから邪魔をしてくるわけだ。当然そのカードも所有者の望むように力を発揮するそれも相手の独壇場でだ。つまり、君達だけではカードを入手するのは不可能に近い。だから、そのサポートとして君達に僕の使い魔を一時的に貸してあげようってわけさ。」
カロス「というわけで、順番に使い魔を選んでもらおうか?それじゃやっぱり玲奈ちゃんかな?」
玲奈「わかってるじゃない。それじゃ真ん中の猫っぽい女性。」
ウィル「あら、わたくしをお選びになるなんてお目が高いこと。わたくしはウィル。よろしくお願いするわマスター。」
玲奈「分かったわ。玲奈が選んであげたんだからしっかり働いてよね。」
カロス「それじゃ次は流星でいいかな?」
香音「えぇ。どうぞ。」
流星「ありがとう。それじゃ君にしようかな。」
ミルフィ「ミル?了解!それじゃ〜よろしく〜ますた〜」
流星「うん。よろしくね。」
カロス「それじゃ香音ちゃんがバロンだね。」
香音「よろしくお願いします。」
バロン「おぅ。よろしくな。マスター。」
カロス「さてとこれでようやく準備できたね。今日はこの辺で解散にしようかな。分からないことは使い魔に聞くといいよ。僕に連絡したい時は使い魔に頼めばいい。改めてカロスゲームの説明だけど14枚のカロスカードをより多く集めた人の勝ち勝者は今まで通り僕の魔法が死ぬまで継続される敗者の2人は僕の魔法が解けるからね。それじゃゲーム開始の時はこちらから夢の世界にお邪魔すらから元気でね。バイバーイ。」
こうして3人のカロスゲームが始まる。