ムシが綴るラブソング
たまには『ラブソング』でも書いてみようと思い、ペンをとった。
でも書けない。
「こんなの絶対ラブソングじゃないよ」と言われる詩しか書けない。いや、でも、だからこそ、オレはオレの言葉で『ラブソング』を書きなぐるのだ。
ああ、キミはクサクサと考えるナキムシ。でも大丈夫。
オレも同じ、クサクサと悩んでるイジケムシだから。
ムシ同志の二人なら、ウマくやっていけんじゃない?
時間に意味など無い、生きることに理由など必要無い。
考えるヒマあったら、進め!歩め!走れ!
キミが誰かと楽しくオシャベリしてるころ、
たぶんオレは戦場で死ぬ思いをしている。
でもヘーキ、ヘッチャラ。
オレはキミのためなら、死ぬことぐらいカンタンにできる。
そうともカンタンにできる。
ああ、キミはすぐに泣いちゃうナキムシ、でも大丈夫。
オレも同じ、すぐに泣きたがるヨワムシだから。
ムシ同志の二人なら、いっしょに生きていけんじゃない?
夢に意味など無い、愛すことに理由など必要無い。
悩むヒマあったら、いけよ!やれよ!つっ走れ!
キミが誰かとイチャイチャしてるころ、
きっとオレは、戦場で地獄を見ている。
でも、イーヨ、ドーデモ、オレはキミのためなら地獄にだって堕ちてみせる。
そうとも堕ちてやるよ。
ムシ同志の二人なら、幸福にやっていけんじゃない?