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面倒くさがり屋のお手伝い屋  作者: 春原 駆
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初めてのお手伝い

プロローグ

王宮の中央にある広場が溢れるほどの民衆で埋め尽くされていた。王宮のバルコニーに大臣らとともに一人の少女が現れる。そして民衆から放たれる歓声や拍手は彼女に向けられた。

その少女は腰ほどまである長い金色の髪に青い目をして腰には黒い大きなリボンがあしらわれた膝ほどの丈のドレスに身を包んで頭にはきれいなティアラをつけた誰もが認める美少女だった。そして、それらに応えようと王宮のバルコニーから上品に手を振っていた。

その少女の名はサライナ・ハルヴィース、ハルヴィース王国の第二王女だ。

「静粛に!」

と大臣が力強く言った。

「これよりハルヴィース王国第二王女サライナ・ハルヴィースの16歳の誕生祭を開催する。」

と言った瞬間民衆たちの凄まじい喧噪が一層大きくなった。

そうしてパーティーが始まったのを見届けて王宮の中に入るや否やそのままの格好であの男のいる部屋へ全力で走り出した。くつがハイヒールであったがそんなことは今の彼女にとってどうでもよかった。

そうしてそのままの勢いであの男のいるはずの部屋のドアを開いた。

「クライス!」

しかし、彼女の望むあの男はおらず彼の荷物もなくそのかわり整理された殺風景な部屋だけがあった。

「どうして?」

と、あたりを見回すが誰もいない。

ふと机の上を見ると今の答えだと言わんばかりに一通の手紙があった。そこには、

「お前がこの手紙を読んでいるころ俺はもう王宮にはいないだろう。俺はお前の16歳の誕生日をもって宮廷魔導士とお前の魔術講師をやめることにした。大丈夫だ、国王からちゃんと退職金はがっつり絞りとってやったさ。でもまあ、お前といた時間は悪くなかったぞ。いつかまた逢えたら会おうな。じゃあな。」

とだけ書いてあった。

読み終わったあと手紙の上に1つまた1つと丸いしみができていた。



初めての投稿なので直したほうがいいところは遠慮なくどんどん言ってください。

けなしてもかまいませんが、ちゃんと改善点を言ってくれるとありがたいです。

よろしくお願い申し上げます。

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