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親衛隊隊長達

 俺は今、空き教室にいる。

 そして俺の目の前に居るのは親衛隊の面々。

 ちなみに変態担任は今朝教室で発見され、笑い者になったらしいよ?

 拘束解いてもらった後羞恥心で逃げたらしい。教室には行ってないが真希に聞いた。

 「理人君、今日はどうしたの?」

 愛ちゃんがそう言って問いかけてくる。

 現在ここにいるのは、生徒会の親衛隊の隊長たちだ。

 高等部生徒会会長親衛隊隊長・光永愛斗。

 「理人様相変わらずお美しいです」

 高等部生徒会副会長親衛隊隊長・松井俊樹マツイトシキ

 「りっちゃんお久しぶり!」

 高等部生徒会書記(渕上隗の方)親衛隊隊長・桐原ゆたか。

 「……理人さん」

 高等部生徒会書記(渕上螢の方)親衛隊隊長・真鍋貞之マナベサダユキ

 「生徒会親衛隊隊長全員集合とか、何すんの? 萌えイベントなら喜ぶんだけどっ」

 高等部生徒会会計(チャラ男の方)親衛隊隊長・島根和志シマネカズシ。ただの腐男子。

 「理人様、ご用件は?」

 高等部生徒会会計(安住由月)親衛隊隊長・宮田時哉ミヤタトキヤ

 この場に高等部の親衛隊隊長達がいる

 「報告なんだけど、隗と友人になりました!

 あと安住君は真希になついててそれで味方に回ったというか」

 ちなみに俺、親衛隊の隊長達とは特に仲良しだったりする。

 「へえ

 隗様と友人になるなんて凄いね

 それに由月様がなつくなんて菅崎君も凄いね」

 純粋に祝福してくれる愛ちゃん、可愛い。

 「理人様、流石ですっ」

 俊樹君は俺より二つ上で三年。

 黒髪の先輩で、初めてあった時に助けたら、滅茶苦茶なつかれた。

 脅しとか何もしなくても俺に絶対服従。

 ちなみに副会長に惚れてるわけではなく、俺に近づきたくて副会長の親衛隊隊長まで登りつめたらしいよ?

 可愛いよねえ。

 「りっちゃん、隗様と仲良くなったの?

 いいなあ、俺も隗様と仲良くなりたい」

 にこにこと愛らしい笑みを浮かべるゆたか。

 ゆたかは1-D組。

 隗に恋愛感情持ってて抱かれたいらしい。

 「……理人さん、隗様と仲良くなったなら、螢様の情報、ほしい」

 貞ちゃんは愛ちゃんと同じ歳なんだけど、可愛い系だからちゃん付けしてる。

 貞ちゃんは渕上弟ラブだから、情報が欲しいみたい。

 「ちょ、理人フラグたてろ! 理人×渕上兄はいいと思うっ

 タチ×タチって何かいい!

 それに菅崎に安住がなつくとか!

 もちろん菅崎が攻めか……いや此処は安住攻め菅崎受けっ」

 なんかブツブツ言ってる和志先輩。

 和志先輩は三年。

 金髪の先輩で、真希と同類。

 「理人様のご友人に安住様が?

 安住様がなつくなんて理人様のご友人も素晴らしい方なのでしょうね」

 時ちゃんは、中等部の三年。安住君が中等部に居た頃からの親衛隊だからねえ。

 「それでね、渕上双子と安住君は大丈夫なんだけど

 その他の生徒会メンバー、潰しちゃったらごめんね?」

 俺はそう言って皆をみる。

 皆にとって生徒会ってのが大切な存在だっては知ってる。

 だけど、向こうの動き次第で、俺は生徒会の奴らを潰す。

 潰したら、親衛隊の子に嫌われるかもな、と思うと悲しいけど、毛玉君と毛玉信者は悪影響すぎる。

 「俺は、皆の憧れ又は好きな人……を潰すかもしれない

 生徒会の誰かが、消えたらそれは俺がやったって思ってくれていい。

 それでさ。俺が潰しちゃった後に皆が俺を憎むっていうなら、憎んでもらっていいよ

 真っ正面から納得が行かないなら、ぶつけてもらいたいんだ

 それで俺の返答が気にくわないなら、親衛隊を抜けても構わないって、それを皆にわかっててほしい。

 ……親衛隊のメンバーにも伝えといて

 それと俺が生徒会を潰すってのを気にくわない人もやめたいならやめていいからって言っておいて」

 「………暁様を潰すかもしれない、の?」

 「まだわからないけどね

 そうなったらごめんね、愛ちゃん」

 愛ちゃんは大事なお友達だから嫌われたくないけれど、会長の事俺嫌いだし。

 愛ちゃん達にひどい事ばかりするから…。

 「………理人君

 僕、理人君が、暁様を潰したとしても、理人君の事嫌いにはなれないと思う」

 愛ちゃんのそんな言葉に俺は愛ちゃんを見た。

 愛ちゃんは可愛らしく笑っていた。

 「だって理人君がいい子だって知ってるからね、理人君は僕の大事な友達だから」

 照れたようにはっきりとそんな事を言う愛ちゃん。

 ……うんうん、滅茶苦茶可愛い。こんな可愛い愛ちゃんにひどい態度する会長はやっぱり大嫌いだ。

 「ありがとう、愛ちゃん

 俺にとっても愛ちゃんは大事なお友達だよ」

 そう言って、俺は愛ちゃんの頭を撫で回す。

 「理人様っ

 僕は副会長がどうなろうと構いませんっ

 理人様の思うままにしてくださいっ

 ありのままの理人様が僕は、す、好きなので」

 俊樹君って可愛いよね。

 俊樹君って俺に恋愛感情持ってるけど、付き合うのは恐れ多いとかいってる子なんだよね。

 ま、付き合ってくださいって言われても多分断るけどね?

 「俊樹君かわいー」

 「そうやって笑顔浮かべてるりっちゃんだって可愛いじゃん。

 とりあえず俺は隗様が潰されないなら全然オッケーだよ」

 ゆたかはそう言って笑う。

 「螢様が、潰れないなら、僕はいい」

 貞ちゃんもそう言って、俺を見る。

 俺は和志先輩と時ちゃんに視線を向けた。

 和志先輩はキラキラした目を俺に向けている。 

 「理人! 愛斗か俊樹とそのまま付き合っちゃえ!」

 「ちょ、和志先輩他に言う事があるでしょ!」

 いや、本当にこの人って……。

 一応下半身会計の親衛隊隊長何だからもっと反応しようよ、って言いたくなるよね。

 「ん? 俺はあんな下半身が消えようがどうでもいいし

 萌えさえあれば全然いい!」

 「……そうですか」

 「僕も安住様が消えないならいいですっ

 理人様には憧れてますし」

 時ちゃん……、うん、可愛い

 時ちゃんって俺にとって弟みたいな感じだからな。

 「ふふ、皆いい子だねー

 とりあえず潰すか潰さないか決まったら報告するからね」

 なるべく親衛隊の子は悲しませたくないんだけど…。やっぱり生徒会の奴ら次第だな。



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