雨降って人篭もる
マニョ子 「いやぁ、。いい天気だねぇ、、。」
信二 「…全く、引き篭もりな俺達には…あまりにも眩しい最悪な天気だな」
翔 「なんで部屋に引き篭もりながら天気の話してんの、お前ら!…っていうか全然いい天気じゃないじゃん!ちょっと外見てみなよ!雨降りそうなくらい曇ってるって!」
マニョ子 「ふーん、。そぉだったかぁ、、。ところで、雨降って地固まるって言葉知ってる?」
翔 「…まあ、知ってるけど。それが何?」
マニョ子 「どういう意味か言ってみなよ、、。」
信二 「常識だよな。言ってみなよ」
翔 「ウザイから繰り返さないで…えっと確か、一見悪いようなことでも過ぎてしまえばかえって良い結果を生み出しているものだとか、そんな感じじゃなかったっけ?」
マニョ子 「おしい、、90点、。全然間違ってるよ、このタコ、!」
翔 「90点なのに?!何が惜しかったのかを知りたいよ!答えよりも!」
信二 「…あちゃー…引き篭もりの風上にも置けん奴だな」
翔 「えっ、引き篭もりって俺も含まれてたの?!お前らと同類とか普通に嫌なんだけど…っていうか今引き篭もりがどうとか関係ないよね?なんで、そこ押すの」
信二 「…はあ」
マニョ子 「やれやれ、、。」
翔 「えっ、何この空気。俺なんか変なこと言った?」
マニョ子 「この言葉と引き篭もりは関係大有りなんだよ、。ね、?」
信二 「…ん?ああ…翔と変態という言葉ぐらいに関係深いな」
翔 「信二さっきから俺のこと馬鹿にしてるでしょ」
信二 「さっきから?…俺は最初から馬鹿にしてるつもりだが?」
翔 「クナイちゃんにあの事伝えておくわ」
信二 「すいませんでした。もう馬鹿にしないのであの事だけは内密にお願いします。」
翔 「…。で、雨降って地固まるの意味は?」
マニョ子 「えーとね、、雨降って地固まるの意味はね、、、じゃ次は信二君が、、。」
信二 「…答えるのが馬鹿らしいくらいに常識ですね。マニョ子さん…どうぞ答えに進んでください。」
翔 「お前、ほんとは分かってねーだろ」
マニョ子 「答えはねー、。雨が降るとね、、。なんと地面が、、、固まっちゃうって意味なんだよ、、!」
翔 「まんまじゃん!!」
信二 「!…ふふふ…翔君…。いつ彼女がこの"ことわざ"の意味を答えろと言った?君は騙かされていたんだよ…」
翔 「今思いついたことをもっともらしく言うなし!って言うかマニョ子さん、絶対そんな捻ったこと考えてないでしょ。」
マニョ子 「あー、、うん、。本読んでたらこの言葉が出てきて、意味が分からなくて困ってたんだよ、、。ありがとね、、翔君、、。」
信二 「…まあ、騙かされていたことに変わりはないな。」
翔 「…引き篭もりとの関係は?」
マニョ子 「知らない、。」
信二 「元引き篭もりな俺達以上に最近外に出ていないお前をからかうために適当に言った。」
翔 「クナイちゃんにあの事伝えてくる」
信二 「ウェイトゥ!!」
翔 「馬鹿にしないからって確かに言ったよね、君?ん?」
信二 「…確かに言った…だから俺は君を馬鹿になどしていない……コケにしているだけだ!!」
翔 「もう死ねよお前!」
マニョ子 「で、、雨降って地固まるってどんな意味だったっけ、?」
翔 「…一見悪いようなことでも結果的に良くなることもあるって意味です。」
マニョ子 「そだった、。サンキュー、!」
信二 「…ま、色々あったけど雨降って地固まる…穏便に済ませようじゃないか。翔君。」
翔 「え?何この腹立つ終わり方?!」