閑話 溜飲がほんの少し下がる
誤字脱字がございましたらコメントよろしくお願いします。
短くてすいません。
「……んでエインディア、『守護騎士』って何?」
エインディアの反応に気付いていたのか、デュケインが【神斬】を取り出している。
「…お主の考えておる通り、【異能】を扱う者たちの集団じゃよ。
主に、『名付き』の歪を専門に狩っておる。
あの2人組は『狂い鬼』を担当しておったんじゃろう。
ちなみに、直属の上司はアドルフじゃ、ヨハン殿を殴ったところでヨハン殿は理由も分からず顔にいらん青痣を作るだけじゃわい」
そういうエインディアではあったが、別段ヨハンを殴る事に対して反対している訳ではない。
部下の行動を律しきれていない時点で叱責は免れない事は確かで、それがデュケインに対しての事ならばなおの事だろう。
「…『狂い鬼』差別に殺さなくても良かったみたい」
ぽつりぽつりとデュケインが語り出した。
『狂い鬼』の甲殻を目当てに、当時の者達が一体どういう事をしてきたのか、愛する者に無体を働いて、どのような経緯を以て今まで生きてきたのかを。
ハイドリヒは生まれてもいなかった為真実を知って驚いており、ブリンドはデュケインの言葉を聞いて何か思う事があったのか、むすっとしているようであった。
「あーあ、バカだよねえまったく。
手なんか出すから酷い目に遭うのに、それでも出すだなんて」
「歴史書を読んだ辺り、当時は色々と切羽詰っておったからのお…。
まあ、当時の指揮を執った者は全員死んでおるし、さしあたってこの依頼を指名してきた輩に責は取ってもらうかの?」
後日、この言葉は秘密裏に実行され、ギルド本部から最高幹部3名の永久追放処分が決まった。
理由は何らかの不正を行ったという曖昧な理由ではあったが、本人たちには自覚があるようで、全員納得づくで不平も漏らさずに教国から出て行くのであった。
別件ではあるが、教皇庁にいるアドルフの執務室が本人不在時の折に爆発する事件が起きており、原因不明と処理された。
当の本人は後日ヨハンを通して『うちの者がご迷惑をおかけしました』と謝罪の手紙がデュケインの元へと届いたという。
読んで戴き誠にありがとうございました。
溜飲下がってるのこれ、と書いていて思いましたねこれ。
最高幹部減るわ、アドルフの執務室吹っ飛ぶわで、これで下がっていなかったらどうなってるのやら…。
さて、次回予告。
そろそろ番外編も佳境へと入ってきました。
次回、『暗鬼暗躍』です。
ではでは皆様、また次回まで。
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