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ハイル 救いの物語  作者: 夢落ち ポカ(現在一時凍結中)
番外編その2 デュケイン様漫遊記 教国でも諸々しちゃいます
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閑話 特号の評価

誤字脱字がございましたらコメントよろしくお願いします。

連続投稿です、間違えられた方は前のお話にお戻りを。

デュケイン様御休み回です。

 


 (それがし)、特号と申します。


 神王様が御子、デュケイン・ヴァッサーゴ・リヒテンシュタイン様に作られた神造使い魔、それが某にございます。


 主に情報収集に適した能力を与えられておりまして、戦闘においては他の使い魔たちとは比較できないほどに弱いですが、幸い閣下が地上世界に降りてから強化していただいて、基礎能力だけでもかなり圧倒できそうです。


 現在某はハイドリヒ殿の護衛をしておりまして、


「おいキサマっ!?

 ハイドリヒ殿にぶつかっておいて謝罪もしないとは何事だっ!?

 そっ首たたっ斬るぞっ!!」


「ひぃっ!

 す、すいやせんでしたああああっ!!」


 …ふん、礼儀のなっていない奴め、ハイドリヒ殿に怪我があったらどうしてくれる…否、某が身を呈して守らねば、任務にならんな。


 ハイドリヒ殿は作り物の某にも分け隔てなく接してくれる優しい御方です。


 閣下も素晴らしいですが、ハイドリヒ殿は銀髪に映えた可愛らしくもお優しいお顔立ちで、見ていてとても和みます。


 閣下やハイドリヒ殿のお師匠様でもある『観察者』エインディア様もハイドリヒ殿の可愛らしさにメロメロ(死語)です。


 光栄な事に某の事を友というまるで人の如き対応の仕方、誠に感服いたしました。


 とはいえ、先ほどから辺りをきょろきょろと…何があったのでしょうか?


 と、その前にナイフを投げなければ、見張りの視線が大変不愉快で鬱陶しいので。


 ナイフは音も無く見張りの者の肩に突き刺さり、喧騒に紛れて悲鳴は聞こえませんでした…ちっ、心臓に刺さりませんでしたか、運のいい奴めっ、くたばればいいもののっ!!


 ハイドリヒ殿はどうやら駄菓子に夢中になられているので、気づかれずに排除が出来ました。


 それにしても、ハイドリヒ殿にあんな屑がおぞましい視線を送るなど…やはり止めに刺しに行きたいのだが、ハイドリヒ殿の傍から離れる訳にも…おや、ハイドリヒ殿の身体がなぜか硬直を、何があったのでしょうか?


「…どうかなさいましたかハイドリヒ殿?」


「えと…そこのお菓子がおいしそうだから、師匠と…今はいないけどヴァッサーゴ様のお土産にしようかなーって思ったんだ!!

 あ、特号さんは一番最初に食べてね、今日一緒に遊んでくれるお礼だから!!」


 ハイドリヒ殿が見られているのは、ヘルツィカイト名物『降臨の塔』スティックパン。


 現在は15代目…御子息の16代目が手伝いをしている御様子。


 味に関しても、アドルフ枢機卿がこっそり買いに来るともうわさされるほどの人気のパンのようです。


 ハイドリヒ殿はお優しい、某のようなモノにまで手を差し伸べてくださるとは…。


「ありがとうございますハイドリヒ殿、大切に食べさせていただきますね」


 本当ならば家宝にでもしたい所なのですが、閣下に見つかれば食べられてしまう可能性もあるので、残念でなりませんが諦めるとしましょう。


「それでは某がハイドリヒ殿にこのパンを差し上げましょう。

 …店主どの、目の前にあるスティックパン買い占めるので、値段を教えなさい。

 ああ、いくつか土産用にするので別の袋にしていただきたい」


「へ、へぇ…ありがとうごぜいやす」


 店主どのが不思議そうな顔をしてこちらを見ていますが…なんでしょうかその顔は、眼帯(・・)姿の某にどこかおかしなものでも付いているのでしょうか?


 2万ヒトゥンほど使いましたが、必要経費は閣下より戴いていますので、問題はないでしょう。


 買い物を済ませると、ハイドリヒ殿が某が大量に持っている荷物の内の1つを持ってくださった…護衛である某に気遣いをしてくださるとは、なんともったいない。


 それから何軒か店を回り、視線を送り続ける監視者を秘密裏に潰した頃、日も陰り始めたので宿屋に戻る事に。


 扉の前に立ち、開けようとして気付きました。


 エインディア様が何やら考え事の最中だったようで、ぶつぶつと口にしながらああでもないこうでもないと唸っています。


 ハイドリヒ殿は気付いていないようで、そのまま扉を開けてしまわれました。


「師匠、ただいま帰りました!!」


「エインディア様、ハイドリヒ殿の護衛任務完了いたしましたっ!!」


「…ほう、随分な荷物じゃな。

 土産話でも聞こうかの」


 エインディア様は大変美しいのですが、年齢がとんでもなく高齢なので、口調が大変齢をめされている方のようで…閣下と同じなのですが、『色気がない』の一言につきます。


 ハイドリヒ殿の土産話と、某の報告を終えて、なぜか眉間に皺を寄せながらため息をつかれるエインディア様は、何故か某を見ました。


「…もう良い、明日に備えて早めに寝るとしよう」


 ……ふむ、何やら考え事がまとまらなかった様子。


 まぁともあれ、本日の任務完了でありますっ!!









 その後、特号の様子に周りが間違った印象を付けられ、一時期デュケインの事を『二重(デュアル)』と呼ぶ者が現れたとかなんとか。


読んで戴き誠にありがとうございました。

なんというか…その、はい。

特号さんのキャラが完全にイっちゃってる方になっている。

ちょっぴり卑屈な所がありますが、基本良い子なんです、いや本当にっ!!

なんというかホント…BでLな世界にたまに行きやすいなぁ。

するつもりはないのでご安心を、ネタに行ってしまうので御心配無用です。

さて次回予告を。

次回、『鬼退治』です。

ではでは皆様、また次回まで。

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