表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/26

不幸にしてしまった

「ごめんなさい!」

海真は思わず、声に出していた。

「ごめんなさい。私、事情を知らなくて……私、嶺君を、不幸にしてしまった。不幸に、してしまった……」

ショックを受けたように海真は繰り返す。


「君のせいじゃないよ」

嶺は静かに言った。

「嬉しかったよ、君に助けてもらって。本当に、嬉しかった」

そして少し息をついて、もう一言発した。

「人の心から憎しみを感じなかったのは、初めてだ」

嶺は柔らかに微笑んだ。


 海真は曇らせていた顔を少し緩め、「優しいんだね」と呟いた。

「優しいのは君のほうだよ。こうして命を助けてくれたうえに、謝ってまでくれている。こんな優しい人に、僕は会ったことがない」

嶺の言葉に、海真は自分の心にじわじわと温かいものが広がっていくような気がした



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ