表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/26

プロローグ・扉は開かれた

「許して……ください」

 

 薄暗い部屋で一人、涙をこぼす少女。

 その体には、痛々しい無数の傷跡。

 許して、許してと呟く声も、可哀そうなほどに弱弱しい。


 がちゃっ

 不意にドアの開く音。彼女の部屋ではなく、玄関のドアだ。

 だれ? と少女は顔を上げる。父親はすでに眠りについたはず……それじゃあ?

 考える暇もなく、少女に近づく足音。不安が彼女を襲う。とっさに隠れようとするが、そのような場所はない。

 そして勢いよく……


「きゃあぁぁあぁぁぁあぁあぁぁ」

 

 扉は開かれた。

 

 それはとても残酷な……運命の扉。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ