第5話:ひとりぼっち
明は少年院の暮らしが始まった、少年院の係:一弥さんが明に話しかけてきた 「明君、君に会いに来た人がいるけど、話するかい?」
「えっ、あっ、はい」
明は一弥に連れられてある部屋に着いた。 そこにいたのは・・・彼女だった。
「明、元気にしてる?」
「うん、元気だよ。お前は元気か?」
「う、うん元気だよ」
あきらかに彼女には元気が無かった、そんな姿をみた明は
「何か嫌なことあったのか?恵理」
彼女は泣いた。 この時初めて明は彼女を名前で呼んだ瞬間だった。
「恵理、どうして泣いてるんだ」
「だって、明が初めて名前で呼んでくれたから」
「そうだったな。初めて“恵理”って呼んだな。今までは“お前”だったもんな」
恵理は小さく頷いた、一弥さんが
「明君そろそろ時間だよ」
「あっはい。恵理またな」
「うんまたね」
と言って恵理は帰っていった。 それから1年の月日が経った。でもあれ以来恵理は来なかった。 そんなある日、明は部屋でボーッとしていると一弥さんが
「明君に手紙が届いてるよ、持って来るから待ってて」
「あっはい」
明は誰からの手紙か考えていた。
「これが明君に届いてる手紙だよ」
「ありがとうございます」
明に届いた手紙には差出人の名前がなかった。
何故か明は不安な気持ちになっていた。
恐る恐る中の手紙をみた 。
そこには恵理からの手紙だった “明へ、元気にしてますか?相変わらず私は元気です。なぜ手紙書いたかと言うと、明に報告があります。明が少年院に入って1年経ったね、私は一人で明を待ってるつもりだったけど私もう限界なんだ。明には悪いんだけど別れてほしいのだって最近ある男の子に告白されてOK出したんだぁ、だから別れてね。恵理”手紙を読んだ明は信じたくなかった。




