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桜と太陽  作者: ぬぱ


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タイムリープ

 「卒業しちゃったね~」

 「あっという間の3年間だったね」

 「大学東京行っちゃうんだよね」

 「そうだね、遠くなっちゃうね」

 「なんか寂しくなるね、離れててもずっと友達だよ!」

 「……そうだね!またね!」

 「またね!」

 そうして僕、柊桜の高校生活が今日幕を閉じた

 僕には三年間ずっと片思いを続けていた女子、日野翠がいた

 三年間という月日を使い方距離を縮めることには成功した

 だがなかなか勇気を出すことができず告白をすることができなかった

 その後悔を強く感じながら高校生活を終えた

 その日は酷く疲れていたこともあり家についてすぐに寝てしまった


 『ジリリリリリ……』

 僕はかけた覚えのないアラームで目を覚ました

 アラームを止めようとスマホをつけた

 「……えっ」

 僕はスマホの画面に映る日付に言葉を失った

 そこには三年前の4月、僕が高校に入学した日が映っていた

 ただの画面がおかしくなっているのかと思っていたが友達からのメッセージで

 〔今日の入学式一緒に行こ〕

 そう送られてきた

 何が起こっているのかわからなかったがとりあえず入学式の準備を始めた

 準備を終え、友達との集合場所へと行くと

 「珍しく遅かったな」

 そう言いながら集合場所にすでにいた僕の友人、佐藤樹がいた

 この姿を見た僕は、ほんとに入学式の時まで戻ってきたんだ

 そう確信した

 なぜこのようなことが起こったかはわからない

 だかせっかくのやり直せるチャンス

 僕はこのチャンスをいかし、今回は後悔のない高校生活を送ろうと決意を固めた


 前回の高校生活ではクラス替えで初めてその少女と出会った

 そのため少しわくわくしながら入学式を過ごしていた

 そんな僕を見て隣に座っていた樹が

 「何そんなにそわそわしてるんだ?」

 そう聞いてきた

 「だっていよいよ高校生活始まるんだぞ、少しはわくわくしないか?」

 「確かにな、高校生活楽しそうだもんな」

 「だよな!」

 そう少し言い訳をしながら友達と話していた

 そうして長く感じてい入学式が終了した

 入学式を終えて各自が発表されたクラスへと向かっていた

 そんな中僕も友達と話しながらクラスへと向かっていた

 「おまえクラスどこだった?」

 「6組だった、おまえは?」

 「同じやわ」

 「まじか、ぼっち回避できてよかったわ」

 「それな」

 そう話しながら僕は樹と同じ教室へと向かっていた

 教室では既に多くの人が集まっていた

 各自同じ中学の友達らしき人と話していた

 その中に一人席に座って読書をしている人がいた

 その少女こそ僕が片思いを続けていた日野翠であった

 前の高校生活ではよく話していたことのあり翠のことを知っていたが今回はまだ話したことがないのでいきなり話しかけることはできなかった

 しばらく時間がたつと教師が入ってきた

 この教師は僕の恩師である人物だ

 前回の高校生活ではこの教師に救われたことが何度もあった

 学校内でもとても人気のある優しい教師だ

 再びその教師が担任になってくれたことに僕は心の中でガッツポーズをした

 その教師が早速クラスルームを始めた

 クラスルームでは学校についての説明や授業についての様々な説明がされた

 その最後に一人一人自己紹介をする時間があった

 出席番号順に自己紹介をすることになった

 僕は真ん中だったので自己紹介をするまで時間があった

 僕は人前で発言することが苦手なので前回の自己紹介をそのままパクろうとした

 だが、この自己紹介をうまく使うことが出来たら少女との距離を前回よりも詰めることができると思い

 少女が好きなことと似せて自己紹介をした

 そうしてクラス全員が自己紹介をし終えた

 学校の初日ということもあり今日は自己紹介を終えたら解散となった

 僕も帰りの支度をして友達のところへと向かおうとすると

 「君ってゲーム好きなの?」

 そう話しかけてきた少女がいた

 その少女こそ僕がずっと片思いを続けてきた人物、日野翠だった

 「そうだよ、君もゲーム好きなの?」

 「うん!けど私がやってるゲームやってる人少なくて、さっき君が自己紹介で言っていたからつい話しかけちゃいました」

 「このゲームやっている人少ないですよね」

 「ですよね、よかったら連絡先交換しませんか?」

 いきなりの提案に僕は驚きを隠せなかった

 前回の高校生活ではこんな展開はなかったためびっくりをしていると

 「すみません、嫌でした?」

 「全然!大丈夫ですよ!」

 「ありがとうございます!」

 こうして前回とは違う展開で距離を縮めることに成功した

 今回の高校生活ではより距離を縮めて絶対告白をしよう、そう心の中で決心をした

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