第二章までの登場人物紹介&幕間 ※登場人物はネタバレを含みます。初見の方はご注意ください。
※こちらは簡単な登場人物紹介になります。ネタバレが気になる方は飛ばしてください。
主に名前と愛称、ひとこと自己紹介です。
登場人物紹介のあとにちょっとした幕間を挟みますので、おまけ的な感覚でお読みください。
<精霊使いの卵>
桧山 晴(愛称:ハル)
ゲーム世界ではライバルポジション。地味系黒髪男子なこの物語の主人公(受け)
リュカティオ(愛称:カティ)
ゲーム世界では主人公ポジション。妹がキャラメイクを考えた妹の理想の受けちゃん。
<精霊>
グラウディ(愛称:ラウディ)
土の精霊。心を閉ざしており、会話をするのは下級精霊のみ。この物語の攻め。
リバイアリス(愛称:イアリス)
水の精霊。優しい性格。風の精霊ウィンドライとは兄弟で兄。
ウィンドライ(愛称:ウィン)
風の精霊。マイペース。水の精霊リバイアリスとは兄弟で弟。
アウレリオル(愛称:レリオル)
光の精霊。厳格な性格。
オブディシアン(愛称:シアン)
闇の精霊。好戦的な性格。
ヴォルカング(愛称:ルカン)
炎の精霊。猪突猛進タイプ。
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<幕間 その一 妹SIDE>
一方そのころ――
イベント会場では、兄へメッセージを送った妹の哩夢が口を尖らせていた。
「お兄ちゃん……全然既読付かないんですけど? 私の推しのグラウディ様の攻略は進んでるのかなもう……」
哩夢がもう一度メッセージ欄を確認するが、相変わらず既読は付いていなかった。
口を尖らせ、不満そうに指先でスマホの画面に触れながら上下させる。
「無視とかありえなくない? 可愛い妹が話しかけてるのにだよ?」
「まあまあ。お兄さんゲーム得意なんでしょ? 心配しなくても大丈夫だよ」
「そうかなぁー……また後で確認してみよう」
哩夢は画面を閉じ、友人と共にイベント会場の中へ戻っていく。
その時の兄は……返事を返せる状況ではなかったのを知る訳もなかった――
おしまい。




