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主人公は異世界の支配者から説明を受けるようです

初投稿です

正直文が全くまとまってません。矛盾などを多々含むと思います。何かあればコメントで教えていただけると嬉しいです。

(コメ稼ぎでは、ないです)


キィィィィーーーーーー


急ブレーキをかけた電車が勢いを殺せず迫ってくるのを僕は正面から眺めていた


「こりゃあ死んだな」


と諦めを滲ませながらそう呟いた


「1人にしちまうなぁ、不甲斐ない兄ちゃんでゴメンな...」

と、家で帰りを待っているだろう妹に向けて届かない謝罪を口にする




それが一和 創の最後の記憶になるーーーーーーはずだった




気がついたら辺りは白一色だった。

「なんだ...ここ...?」

頬を引っ張ってみた、うん痛い

痛みを感じるということはまだ生きているということだろうと結論づけ、僕はこれからの行動を考えようとしていた時、


「ここは、狭間はざま。私の世界であるミラクと地球の間にそん様いする場所です」


という声が背後から聞こえてきた

振り返ると、そこには腰まで届く栗色の髪と同じく栗色の目をした美しい女性が立っていた


「あなた...は...?」

「私はキール、ミラクの創造主です。神と同種の存在と思っていただいて構いません」


正直言うと僕は混乱していた。死んだと思ったら訳の分からない場所で目覚めて、得体の知れ

ない美女と話している...こんな状況で平静でいられる人がいたらこんな時どうすればいいか教えて欲しい...

そんなことを僕が悶々と考えているといつの間にかキールが僕の目の前までやってきていた。何故かとても嬉しそうに、歓喜を湛えた目をしていた


「やっと捕まえました♡♡」


と心底愛おしそうに言いながら僕に抱きついてきた。


「は...?」


正直意味がわからなかった。スタイルの良い美女に抱きつかれ、マーキングのように頭を擦りつけられているこの状況はとてもそそるのだが...、僕にはそんなこと言われる理由もさっきの言葉の意味もわからずただ唖然としていた。


「す...少し待ってください、私はあなたのことを知りません。あなたと私は初対面です。と、とりあえず状況の説明を...」

「キール...」

「え?」

「あなた、ではなくキールと呼んでください!」

「いやでも...」

「キールと呼んで下さるのなら、あなたの質問に答えましょう」

「...わかりました、キール」

「はい、よろしい」

「...説明をお願いします」

「わかりました。説明する前にお聞きしたいのですが、あなたはどこまで覚えていますか?」

「えっと...学校からの帰り道に駅のホームから落ちて電車にひかれる所まで」

「ではそこからお話しましょう。まず人間には寿命があります。これは、生まれた時の環境、人格、体質からその世界の支配者によって決められます。そしてその寿命にあう量の生命エネルギーがわたされます。一般的な死というのはその生命エネルギーを消費しきった時に起こる一種の状態変化です。ですが、殺されたり、事故で早死したりすると残りの寿命で消費されるはずだった生命エネルギーが余ります。通常はその世界の支配者によって余剰エネルギーは回収されますが、一定量余剰エネルギーがあり、視察やお忍びでやって来ていたほかの世界の支配者に見初められたりすると、界渡り、俗に言う異世界転生ですね、という形でその支配者の世界に行くことになります。その支配者世界で起こっている問題を解決するために記憶を持ったまま能力を与えられて転移などという例外もありますがだいたいの場合、記憶は界渡りの影響で吹き飛びます。どうでしょう?ここまでは大丈夫ですか?」

「え、えぇ...なんとか...。では僕はこれからどうなるのでしょうか?」

「あなたには記憶を持ったまま転移してもらおうと思います」

「能力をもらってその世界の問題を解決するというものですか...自信ないなぁ...。参考までにどんな問題が起こっているか教えて貰ってもいいですか?」

「?私の世界ではそれほど問題は起こってないですよ?」

「え?でも転移ってそのためにするのでは...?」

「普通はそうですね、ですがあなたの場合は違います。私がコネと権力をフルに濫用して記憶を持ったまま私の世界に閉じ込め...来ていただくようにしました」


なんかすごい不安な言葉が聞こえた気がする...


「と、とにかく私の世界に来てもらいます。剣と魔法の世界ですしレベルもあります、きっとあなたも気にいると思いますよ」

「拒否権は...」

「ありません」


まじかよ


「では心の準備もいいようなので早速転移しましょうか」


と言って迫ってきた


「な、何をするつもりなんです」

「今回は例外に例外を重ねているので転移も少し特別な方法を使用します」

「特別な方法...」

「キスで♡♡」

「は?いや、ちょっと待ってください、私は行くことを了承してません!」

「むぅ〜、では、あなたの意見を聞かずに転移させます。ですが、その代わりとして、10日間私の出す追っ手から逃げ切ることが出来たならなんでも1つ願いを叶えましょう、これはちゃんと契約します」

「いや、それなら別に行かなくても「はーい、じゃあ張り切ってまいりましょー!」ちょっと!」

「最後にプレゼントと忠告でーす。あなたが今行くのは私の箱庭、ほとんどが私の下僕です。ぶっちゃけ言うと今のあなたを捕まえるのなんて簡単です。ですがそれではつまらないのであなたにちょっとしたスキルを進呈します。まぁこれが使えたとしても逃げ切れる可能性はほぼ0、でもうまく使えば8日位は逃げ切れるでしょう。向こうに着いたらギフトと叫んでください。あなたのスキルを知ることができます。あ、それと私のラブレターも入れておくので読んでくださいね♡♡」

笑顔でそう言ったキースは僕の頬に手を伸ばし、顔を固定すると


「んちゅ...♡」


キスをした


「ぷはっ」


キースが唇を離すと同時に僕の目の前が白く染まり始め、意識を失った












「ようこそ、私の世界、エインシャフテルへ」

読んでいただきありがとうございます。

ストックはありますが作者が学生のため投稿が不定期になります

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