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手続き

 坂本勇人達は国会議事堂前まで、パトカーで来たが……

「【しぼう届け】?」


 私達は交通事故で死にました。そこまでは理解できます。しかし、体は平気だし、天国でも地獄でもなく、生前と代わりありません。

 ここ、国会議事堂前に車で来るまでは、あ、ギャグじゃないですよ?来る途中も、普通に人がいるどころか、信号も機能してましたし、車も沢山走っていました。ペットもいましたね。そして、私達は国会議事堂で、死亡届けと志望届けを出すらしいのですが、予想できるのは、死亡届けでしょうか?この世界での出生届けみたいなものだと推理します。でも、志望届けってなんでしょう……?

 私達は警官に列に並ぶように言われ従い、もう30分は待っていますが、あと少しで、受付みたいな所に着きそうです。


「これにサインしてください。印鑑はいりません。あなた達は霊印鑑というオーラみたいなものが出ているので、それが印鑑の代わりになるのです。霊印鑑はここにサインすると消えます。因みに一般的な幽霊と呼ばれる者は霊印鑑をしてない、今のあなた達の事です。」

『ポカーン』と早口でいろいろ説明されて、私達は戸惑いました。

「じゃあ、警官もあなたも霊印鑑を押したのですか?」勇くんが一番早く理解しました。

「はい。そして、それが【死亡届け】になり、今後あなた達がどうこの世で生きていくかが【志望届け】になります。私は生きていた頃は寺の娘でして、死んだ人の役に立ちたく志望届けにこの、水先案内人を選びました」

 受付の人が教えてくれたので私達も、【しぼう届け】についてわかりました。だけど、それって、その、勇くんとは分かれ離れになるって事でしょうか?

 ようやく【しぼう届け】の謎が解けてきたが……

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