解離と堕落
三人は「平和でいたい」「ガンテツの敵をとりたい」「もう戦いで誰かを殺したくない」とバラバラになって来た。
比較的に坂本勇人と幸子グループと真由美に別れてしまう。
バラバラになった三人の心は、行くえもバラバラに引き裂いた。真由美は秋葉原へ、幸子と坂本勇人は国会議事堂へと向かって歩を進めていた。
何故、坂本勇人と幸子が国会議事堂を目指すかと言うと、志望届けを出す為だ。もしかしたら……と、いう淡い期待と、彼処は霊能力者が居なかった事を思い出したからだ。最もたまたま居なかっただけかも知れないが、行く価値はある。
しかし、電車にはもう乗れない、またこそこそと動く必要がある。霊能力者に出会したらどうするか、今のうちに算段しとく。
「幸子は現に頭蓋骨だけにしてる。だから、俺より強いと思うが、それはショックがあった時だと思う。巫女の時はあんましパワーなかったもんな」
それには幸子も同意したのだが、じゃあ俺が前衛で……。と坂本勇人が言い出すと。幸子は逆に私が前に出ると言い出した。そして、坂本勇人はゲームのように少しずつ経験を積んで欲しいと頼んだ。
坂本勇人は悩んだ。命のやり取りに女の子の影から援護するなんてみっともない、ましてや好きな女の子に盾とするなんて!!
一方、真由美はと言うと……。ジャンクと呼ばれる悪霊の集団に所属していた。ジャンクは大人数で霊能力者に立ち向かう、【攻め】の団体だ。浮遊悪霊、怨霊、鬼、悪魔、妖怪、などの悪霊達が、除霊(悪魔なども実は霊なのだ)されない為に若い目から潰す、つまり悪霊達が経験の浅い霊能力者を殺そうというのだ。真由美は徐々心まで悪霊に染まって来た。
ジャンクで生きていくのか?志望届けを出して生きていくのか?果たして……。




