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アナザーワールドへようこそっ!  作者: mitsuzo
第四章「夏期(サマーシーズン)へようこそっ!」 【069】
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第四章  【073】




  【073】




 俺たちはサラ先生の号令により、三人の前へ整列していた。


「これより『組合ユニオン実習』をスタートする! まずは『組合ユニオン』の本拠地である、この『セントラルベース』の代表であり、『組合ユニオンの総隊長』である『ジュリア・フランヴィル殿』より一言あるので心して聞くようにっ! では、お願いします、フランヴィル殿」


 サラ先生は、俺たち生徒に『組合ユニオンの総隊長』を紹介した。


 ん? ジュリア・フランヴィル?


 あんな『屈強な大男』にしては女の子みたいなかわいい名前だな、おい。


 サラ先生が紹介して後ろに下がると同時に前に出てきたのは『屈強な大男』……ではなく、なんと「紅い髪の少女」のほうだった!


「えー、おほん。苦しゅうない、皆、ラクにして聞かれよ……」


 俺、ポカーン状態。


 シーナを見ると、シーナもポカーン状態。


 しかし……他の生徒は特にそんなことはなく、むしろ、その『総隊長』に対して『尊敬』『憧れ』といった想いを瞳に輝かせていた。おそらく相当、有名な人物なんだろうということは簡単に想像できた。


 でもさ~、でもさ~、あんな人形みたいな『かわいらしい女の子』が『組合ユニオンの総隊長』て本当かよ。


 この『組合ユニオン』って組織大丈夫か?


 俺は、そんなことを考えながら『総隊長』の話を聞いていた。すると、


「おい! そこのお前!」


 総隊長……『ジュリア・フランヴィル』は、冒頭いきなり俺に向かって声を掛けた。


 ま、まさか、俺の考えていたことがわかるのか?! シーナと同じような『直感』みたいなものも持ってるってのかよ?!


 俺は、ふいの名指しに動揺した。


「ひゃ、ひゃい!」


……噛んだ。


「お主だな。お主が学校アカデミー設立以来、初めての『特別招待生』と言う奴は」


 皆の視線が一斉に集まる。


「話は聞いておるぞ。よろこべ、お主はわらわが直々に実習指導してやる」

「は、はあ……?」


 俺は、そんな総隊長の言葉に特に反応することはなかった……が、周りは違っていた。


「えええっ! マジかよ!」

「うそー! それって、すごいことじゃない?!」

「総隊長直々なんて……今まで聞いたことないぞ?!」

「な、なんて、うらやまけしからん奴っ!」


 いつものテンプレ的な感じで申し訳ないが、しかし、それだけ『特別なこと』だってことは何となく理解した。


「あ、ありがとうございます……」


 とは言え、この総隊長による『直接指導』がどれだけ特別なことなのか理解できないでいた俺は、とりあえずお礼を言った。


「うむ、苦しゅうないぞ、愛い奴め」

「……」


 どうやら正解を選択したようだった。


――それにしても。


 何となく……ただ、何となくではあるが…………『ヴィクトリア・クライフィールド』と同じ『ニオイ』がした。






  「更新あとがき」




おはようございます。


気持ちの良い午後です、


mitsuzoです。



今日の更新、内容が短くてすみません。


ちょっと今は現状、手一杯な状態なので、更新が遅くなると思います。


本当にすみませんが、よろしくお願いします。



というわけで、本日も読んでいただき、ありがとうございました。


<(_ _)>( ̄∇ ̄)


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