三日目
オナ禁も三日目に突入した。
オナ禁の効果としては
精神面では、オナニーで時間を潰すという罪悪感を感じなくなる。
肉体面では、オナニーによる疲労が無いので、いつもより少し肉体にエネルギーを感じる。
オナ禁は三日ぐらいであれば、難なくいける。
だがしかし、ここから日を増すごとにオナ禁をする意思が弱くなっていく。
いくら意思を強く持とうとしても、
「少しぐらいならいいだろう…」っと
つい、エロいものに手を出してしまう。
ここから先、いかにして意思を強く持ち続けることができるかが課題だ。
意思を強く保つ方法として、誘惑を断つ方法がある。
エロ動画などを見れるPCをどこかにやったり、エロ本等を捨てたりと
とりあえず誘惑となるものを無くしていく方法である。
しかし
残念ながら自分には通用しない方法。
いや、適さない方法である。
今現在、大学生である自分は学校の課題をやるためにPCが必須なのである。
PCがないと、課題ができないのだ。
エクセルやパワーポイントを使ったり、インターネットで調べたりするのに使う。
だからPCをどこかにやるなど無理な話だ。
それになんといっても、意思の弱い俺がこのような方法でオナ禁を達成できても、人間として成長はしない。
自分は不屈の精神が欲しいのだ。
目の前に誘惑があろうと、それに動じない不屈の精神が。
だから自分は5年間、誘惑を排除しないできた。
結果としては、いまだに不屈の精神を得ていない。
少しの進歩も感じられない。
ただただ、抜いてはオナ禁を繰り返す日々。
だがしかし
就職活動が始まった今日、もう時間はない。
もうさすがにオナ禁を達成できないと非常にまずい。
このままの自分では社会にでることはできない。
まさに社会不適合者というのが相応しい自分だ。
どんな職に就こうともすぐに辞めてしまうだろう。
すぐに鬱になってしまうだろう。
仕事にやる気など見いだせいないだろう。
こんなことでは不味い。
なので
最終手段を取ることにした。
「オナ禁の日記を書く」
それはとても簡単なことであるが、やるからには完結までやらなくてはいけない。
見てくれている人のためにも、オナ禁をしている人の希望になるためにも、今度こそオナ禁を達成しなくてはならない。
そう決意し、今日も自分はオナ禁の日記を書くのであった。