第2話#クラスメイトの質問#
「谷口…こりゃあ、時間厳守になっちまうんじゃ…」
チャイムが鳴り出し、谷口から逃げる術を見出した俺。
「糞…もう少しで全部吐かせられるところだったのに…!」
―― サラサラそんな気は無かったんだが?
「まあいい、野村女史に目ぇ付けられるのもやだしな~」
そういい、谷口が教室へ向かった。
俺もその後を慌てて追う。
ちなみに、時間厳守とは、俺が通う学校の規則の一つで、朝や授業の初めの本鈴に間に合わなかった時の事…
まあ、うちの担任はそれに厳しいわけだ。
「っと~危なかった…」
チャイムが鳴り止むギリギリで着席。
「阿久津君。谷口君。残念な事にギリギリで時間厳守です」
おお…野村女史の視線が痛い…
「とはいえ、ギリギリですからね…今回は…」
おお!?許して…
「いつもよりき・び・し・く・取り締まります」
…くれると思ったのに。野村センセの鬼。
「鬼とは失礼ですね、阿久津君。今回のような場合、今後この様な事が無いように取り締まるのは当たり前のことです」
さ、さすが野村女史…俺の心を読みやがったか!?
…そして何故だ、谷本がとても嬉しそうなのは…
「それでは、学活を始めます。では、今週の―― 」
*** +++ ***
「小野さん…」
「ええ、分かってるわ」
とうとうこの時が…
…出来れば避けたかったわ。
と、何時か静音が言っていたガールズトークの聖地、女子トイレに連れて行かれる。
「えっとね…阿久津君の事を聞きたいんだ」
「それなら静音でもいいんじゃない?貴方達も静音の方が話しやすいでしょうし」
「聞きたいことが、静音相手だと、逆に聞きずらいの」
リーダー格の女子が顔を歪ませる。
「聞きたい事ってのが、その…静音と阿久津君が付き合ってるって噂、ホントなの?」
おはこんばんわ~
真辺です。
今回は、この話を書くにあたって。
真辺は、恋愛経験ゼロです。ほぼ妄想で書いてます。(マンガを参考書に。)
中2という年は、中1の真辺にとって、空想(妄想)の世界です。
何も気にしない腐●子です。
とまあ…人生経験でこの話は書けないんですよね…
登場人物の気持ちで、どこかオカシイとかがあったら、びしっとしかってやって下さい。
でわ、また第3話でお会いしましょう!