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異世界ニアアース

被災したオクノート村 行け、チンジロー! おもてなし上手な奥さんのために!

作者: 刻田みのり
掲載日:2026/10/10

(注意!)この記事は異世界ニアアースでの話です。


 リアルで思い当たるものがあっても偶然と思ってください。


「これこれこれは事実と違うから謝罪して訂正しろ!」とか言われても無視プイしますのでそのつもりで。


 あ、お帰りはあちらです!

 

 

 


 それはとある年の新年早々、極東の島国ヤポンのオクノート村で発生しました。


 多くの人が新春イベントやサッカーの決勝戦、起業対抗の駅伝大会を見終えて自宅でのんびり夕飯を食べようかそれともどこかで外食しようかと予定を組んだり組まなかったりする午後四時過ぎ、突然凄まじい地響きとともに大地が揺れたのです。


 振動を利用して凍ったバナナで釘を打てたり自分の家でマヨネーズを作ったりできるくらいの大揺れに村の人々は大パニック!


 テレビやラジオもめっさ緊急警報を鳴らしまくっています。いや、もう揺れてるし。それ遅いから。


 大地が避け猛烈な勢いで裂け目から何かが出てきました。


 通りでそれを目撃したおじいちゃんが両手を合わせて必至に念仏を唱えています。


 とても大きな体躯の何かです。


 全身は黒っぽい焦げ茶色でどうやらお腹の部分以外は鱗に覆われているようです。


 東部にはドリルのような一本の角が生えています。


 四肢と尻尾は太くちょっと殴られたり蹴られたり叩かれたりしたら一撃で昇天してしまいそうです。


 牙や爪も鋭く、一般ピープルな国民が町中で持ち歩いていたら1000%銃刀法違反で捕まるでしょう。


 なお、いわゆる上級国民と呼ばれる政治家や官僚、テレビ局の偉い人、元マギーズ事務所所属のアイドル、なんたら興業のお笑い芸人、タイガースの監督と選手にはこの銃刀法違反は適用されません。


 頑張れタイガース!


 目指せリーグ制覇!


 ひょっとしたら来年あたりジャイアンツかホークスあたりも加えられるかもですがそれはまた別のお話。


 他の球団もいつか仲間に入れてもらえると良いですね。


 あ、話が逸れちゃってた。いけないいけない(汗)。


 大地の裂け目から現れたそれはヌポポタマス教の死海文書にも描かれていた星の名を持つ魔竜でした。属性は地属性です。


 名称、魔竜サターン。


 地属性、ヌポポタマス教の分類による強さのレベルは8。ドラゴン族。


 ヌポポタマス教の死海文書に示されていた攻撃力は4500。


 ヌポポタマス教の死海文書に示されていた守備力は2500。


 ヌポポタマス教の死海文書によると魔竜サターンは以下の効果のある能力を有しているそうです。


 効果、1ターンに一度発揮する。


 バトルフェイズ開始時、フィールドに存在する全てのユニットを破壊する。なお、この効果を使用したターンはターン終了時までこのユニットは攻撃することができない。


 このユニットがフィールドに存在する限り「サターン」と名の付くユニットは新たに出現できない。


 このユニットは他のいかなるユニットの召喚素材とはならない。


 えっと。


「この作者さてはデュエリスとだな?」って思った人は挙手。


 いやいや、パクリじゃないパクリじゃない!


 もしかするとあるいはひょーっとすると似ていたりするかもしれませんが気にしたら負けです。


 ちなみに昔「相手のターン開始時に効果が発動! 相手のターンを強制的に終了させる」という凶悪な効果を持つ「灰色眼の混沌竜(グレイアイズカオスドラゴン)というモンスターを自作に出そうとしたのですがその話に到達する前にエタってしまいました(笑)。


 近況ノートでちょい他の作者さんに意見を求めたりしたんですが「どうしようもない。こんなんゲームバランスを崩すだけだろうが!」的なことを言われてしまいました。


 私も全く以て同感です(おいっ!)。


 さて、魔竜サターンです。


 通りで念仏を唱えていたおじいちゃんには一瞥するだけで後は無視。


 のっしのっしと道を歩いて行きます。


 歩く度にめっちゃ地響きがします。


 アスファルトなんてボロボロのガタガタです。


 これ、修復作業する人は大変でしょうね。


 まさしく「歩く災害」となっています。


 *****


 あ、テレビ局の番組制作会社の皆さん。


 もしこの作品をアニメ化とか実写ドラマ化するのならこのあたりでACジャパンのそれっぽいCMを入れてくださいね♪


 *****


 新年早々、極東の島国ヤポン国のオクノート村に魔竜サターンが出現

!


 この一大事を聞いて防衛大臣のチンジロー(リアルだと当時の防衛大臣じゃないけど気にしたら負けです)が動きました(動かなければ良いのに)。


「よし、エヴァン0リオンの出撃要請をしよう! きっとおもてなし上手な僕の奥さんも元首相のパパンも芸能人のコータローも皆賛成してくれるはず」


 ブッブー、この世界線ではエヴァン0リオンは存在していないことになっています。


 別の話で登場していたとしてもそれは幻覚です。


 おそらくどこかでやばいキノコでも食べたんでしょうね。


 つーことでリテイク!


「よし、こんなこともあろうかとトランプ級新造戦艦をメリカアユナイテッドから買っておいたんだ。僕もオブザーバーとして乗船するよ。おもてなし上手な僕の奥さんも元首相のパパンも芸能人のコータローも皆そうしろって言ってくれるはず」


 現場の自衛官たちは「んだよ、この非常時にボンボンのお守りとかしたくねぇっつーの! どうせ邪魔にしかならねぇから船倉にでもぶち込んでおくか?」と思ったとか思ったとか(誤字ではないです)。


 チンジローを乗せたトランプ級新造戦艦(実は強襲型揚陸艦。ガンダムのホワイトベース的な船です)は隠しドックのあったチバーケーンのカモーガーワーシーワールドから出撃。イルカさんたち海のお友だちに見送られての出港です。


 カモーガーワーシーワールドがあるのはヤポンのパシフィックオーシャン側。


 ぐるりと海を回り込まないとヤポン海側には行けません。この急いでいる時にめんどいですね。


 チンジローが艦長に指示しました。


「アレを使ってよ」

「御意!」


 艦長がクルーに命令すると操舵手が片手を振って中空に印を描きます。


 淡く青白い光で描かれる印はとーっても不思議な魔法の徴。


 トランプ級新造戦艦……そう、クリスティー丸とチンジローが名付けたってことにしましょう。


 本当は別の船名ですがチンジローはおもてなし上手な奥さんが後で褒めてくれるかもしれないので強硬にこの船の船名をクリスティー丸にしようとしました。


 魔法による亜空間航行をしている約五分間船名を巡ってぎゃあぎゃあやっているうちに船はヤポン海側に着水。


 目の前はオクノート村のあるノート半島の北端です。


 おや、どうやら海上からも魔竜サターンの姿が見えるようですよ。


「まずは様子を見よう。索敵用ドローンを……」

「主砲、ミサイル、リープレイル弾、プラズマブラスト、陽電子砲、メガ粒子砲、波動砲、文春砲などなどあるだけとにかく全部撃てぇ!」


 艦長の声を遮るようにチンジローが叫びました。


 クルーはチンジローに逆らうと帰ってからおもてなし上手な奥さんに正座あーんど長時間のお小言を食らうことを知っています。


 以前、この船の完熟訓練に出た時に同行したチンジローのリクエストに応えず主砲の発射訓練の様子を見せなかったことで長々と……それはもう本当に長々とおもてなし上手な奥さんにお小言を食らったのです。


 後日、見せなかったのではなく寝坊して早朝の訓練を見逃したチンジローに責任があるとわかっておもてなし上手な奥さんが謝罪しに来たのですが。


 とにかくクリスティー丸の全ての武装をオープンフリーにして目標に総攻撃です。


 艦長の制止の声は聞こえないかお耳スルー。


 皆おもてなし上手な奥さんのお小言は勘弁願いたいのです。


 この日、一体の魔竜が断末魔の叫びも無く世界から消滅しました(ついでにオクノート村も消えた)。


 めでたしめでた……し?


 後日、国会議事堂の前に沢山のアレな人たちが集まりました。


「チンジローはオクノート村の悲劇の責任を取れぇ!」

「被害に遭ったオクノート村の人たちに謝罪と補償をしろぉ!」

「チンジローを防衛大臣にした現総理の辞職と現政権の退陣を要求するぅ!」

「与党ニャンコ党はさっさと立憲カリン党に政権を渡せぇ」

「ニャンコ党ばっかり美味しい思いをしやがって、けしからん!」

「俺たち立憲カリン党にも利権を寄越せぇ!」

「政権交代!」

「せいけーん、こうたーい!」

「次の首相は私(レ0ホー)よ!」

「なーに言ってるの? 私(コガー)でしょうが」

「お馬鹿ね、私(コ0ケユ0コー)にとって都合の良い奴にやらせるに決まってるでしょ?」

「国会議員でもないBBAは黙ってろ!」

「あんたは小学校の前の横断歩道で緑のおばさんでもしてなさいよ!」

「んだとゴラァッ!」


 *****


 ピンポンパンポン♪


 収集がつかなくなってきたのでそろそろ締めたいと思います。


 本当は被災したオクノート村の住民を立憲カリン党の議員が半ば強引に立ち退かせて他所に転居させようとしたとか立憲カリン党の議員の奥さんが「私の夫が何をしたって言うのよ。ただ単にコンパクトシティを目指して地元の人に協力してもらおうとしただけじゃない! 私たちは何一つ悪いことなんてしてないわ!」と言ったりとかそのコンパクトシティ構想のせいで伝統とか文化とか技術とかが失われそうになったりとかとかとかとかとかとにかく何か書き足そうと思ったりもしましたがめんど……ゲフンゲフン、お時間もなさそうですのでこのくらいにしておくことにします。


 さて、ヤポンの今後はどうなるんでしょうね?


 ではでは!

 

 

 


 トランプ級新造戦艦って実際のところどうなんでしょうね?


 てか、ビジネスマンなトランプ大統領もやはり男の子ってことなんでしょうか。


 この調子だとプーちん級新造戦艦(誤字ではない)とかプーさん級新造戦艦とか計画されるかもしれませんね。


 いやぁ、夢が膨らむなぁ(棒読み)。

 

 

 


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