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爆笑三姉妹〜陽翔・結音誕生から、燈真・灯乃、彩羽・悠翔誕生まで  作者: リンダ


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9/38

ウェンブリー公演開始



Wembley Arena 3DAYS「UNBAA FOR ALL」


共通オープニング(客電落ち〜登場30秒)

•暗転→心音SE→客席の手拍子が自然発生

•スクリーンに大書:“Laughter is Energy / Thank you is the Switch.”

•バンドの4カウント→**命の4音(C–E–G–A)**をオーケストラが薄く鳴らす

•光子&優子がセンターへ、ウィンク→投げキッス→うんばぁ〜(客席、どかーん)



初日のテーマ:GAG × CLASSIC × BEATLES × ENGLISH MANZAI


副題: “Wembley, Are You Ready to Be Switched On?”


00:00–00:03 Opening Burstノンストップ

1.「爆笑序曲《Power Plant》」:ストリングス+打で疾走(30秒)

2.「らら、はじめての歌」ショート版(観客のコーラスを即誘導)

3.ビートルズ・メドレー(インスト)

•“A Day in the Life”(終結和音→ライト全点)

•“Come Together”(低音リフに和太鼓)

•“Hey Jude”(観客コーラス仕込み:ナーナーナーは最終曲で全体合唱に温存)


→ ここで呼吸が合った瞬間、最初のMCへ。



最初のMC(爆笑をかっさらう即効型)


優子(英語)

“Good evening, London! We flew 13 hours, slept like pandas, and now… we can start a concert in our dreams too!”

(通訳いらずの笑い。客席くすくす)


光子(日本語→英語)

「飛行機の中で“発電”しすぎて、客室の照明が勝手に明るくなりました」

“We accidentally powered the cabin lights… with laughter.”

(照明が1%アップ→客席どっ)


優子

“And if you hear a strange word tonight—‘UNBAA’—don’t worry.”

(客席:ウンバァ?のざわめき)


光子

“It’s a baby-level world peace button.”

“Let’s try together. Wink → Blow a kiss → and… UNBAA!”

(会場参加:ウィンク→投げキッス→うんばぁ〜!/低音バフッSEで一体化)


優子(畳みかけ)

“Side effects include smiling neighbors and happier exes.”

(客席:大爆笑&拍手)


光子(締め)

“Tonight is simple: we won’t make fun of people. We’ll make fun with people. Ready?”

(大歓声)


ポイント:

•“with, not of”で博多式=人を傷つけない笑いを宣言。

•英語は短文・即オチ・ジェスチャー連動。

•1分で“場の重力”をこちらが握る。



英語漫才(3分/初日1ブロック)


設定: ロンドンの“礼儀”と“ありがとう”の数が多すぎる件


優子

“In London, people say ‘Sorry’ even when you step on their foot.”

光子

“Yeah, I was like: ‘I’m Japanese, I apologize professionally!’”

優子

“Let’s upgrade. New British-Japanese greeting: ‘Thank you-sorry-unbaa’.”

(客席:リズムで復唱→うんばぁで爆笑)


小ネタ

•地下鉄“Mind the gap”→“Mind the gag”に言い換え、ギャップ=笑いのに接続

•ビートルズ“Help!”のタイトルで「ヘルプ!ツッコミを!」の身振り

•最後は観客2名を**“うんばぁ・アンバサダー”**に任命→小缶バッジ進呈



セット中盤ハイライト

•クラシック×ギャグ:「威風堂々〜Wembley Mix」

•直前に“笑いは行進曲、涙はハーモニー”の一言→大拍手

•ファイブピーチ★ソロ回し

•美香:Tbで“Penny Lane”フレーズをさりげなく引用(※引用は短いモチーフのみ)

•奏太:ギターで観客と3コード・コール&レス

•小春:うんばぁ・シャッフルの新ステップ指導→全アリーナが立つ



終盤〜アンコール

•“Come Together”再プチ引用→観客の手拍子を“呼吸で”揃える

•フィナーレ:「ありがとうの連鎖 – Wembley Ver.」

•言語シャワー:英/日/ウクライナ語で“ありがとう”

•ライトは**1%→3%**の段階アップで“心拍上昇”を演出

•アンコール最後:全員で“Hey Jude”のna-naを会場に委ね、

ストップ寸前で静寂の1拍→ウィンク→投げキッス→うんばぁ〜(大団円)



3DAYS 変化球プログラム


Day1「Switch On」

•目的:英国の心拍に“うんばぁ”を植える

•仕掛け:英語漫才×ビートルズ短モチーフ×クラシック行進


Day2「Breathe Together」

•目的:無音の1拍と“呼吸の間”にフォーカス

•仕掛け:照明は呼吸同期(客席のハミングでレベル連動)、

“Thank you-sorry-unbaa”を輪唱にして全員即合唱


Day3「Thank You For All」

•目的:国際拠点リンク(キーウ支部中継+札幌メロンちゃん5秒カットイン)

•仕掛け:中継で**“にゃんばぁ〜”**ポーズ→会場総崩れの笑い

•ラストMCで宣言:「With, not of の笑いを、世界標準に」



MC台本(最初の30秒・完全版)


優子

“Good evening, Wembley! We flew 13 hours, slept like pandas, and now we can start a concert even in our dreams.”


光子

“We accidentally powered the cabin lights with… laughter.”

(照明+1%)


優子

“If you hear ‘UNBAA’, don’t panic. It’s a baby-level world peace button.”


光子

“Let’s try it: Wink, Kiss… and—”

全員&会場「UNBAA!!」

(バスドン/笑い爆発)


優子(即ツッコミ)

“Side effects: happier neighbors… and possibly happier exes.”

(爆笑・拍手)


光子(締め)

“Tonight, we don’t make fun of people. We make fun with people. Thank you—and welcome.”






客電が落ちた瞬間、ウェンブリーの空気が一段だけ重くなる。歓声ではない。期待の重みだ。三日分の熱が、まだ行き場を決めていない。


暗転。心音のSEが、遠くから近づいてくる。

ドクン。ドクン。

それは舞台の下からじゃない。観客の胸の内側から鳴っているみたいだった。


スクリーンに言葉が走る。


「笑いはエネルギー。ありがとうはスイッチ。」


読んだはずの文字が、“意味”になるまでに、ほんの数秒だけ必要だった。オーケストラが薄く、C。続いてE。G。A。命の四音が、会場の背骨をまっすぐにする。


四カウント。

バンドが息を合わせる。

ストリングスが火花みたいに走る。


センターに二人が立った。光子が先に、ほんの少しだけ顎を上げる。優子はその半拍後、客席の奥まで目を運ぶ。ウェンブリーはようやく歓声の形を思い出し、音として放つ準備をする。


その瞬間、スクリーンの端が小さく割れた。

「爆笑通信」のリモート枠が、ここにまで食い込んできたのだ。


「徳島支部より、ウェンブリーのみなさーん!」


花苗の声が、場違いなほど明るい。映像の向こうには、見慣れた小さなスタジオ。止まり木と、紙のポンポン。手作りのうちわに、歪んだ文字で「うんばぁおうえん」と書いてある。


由理恵が両腕を上げた。

「いくよ、愛ちゃん、正男くん!」


愛ちゃん四歳は、ポンポンを頭より高く振り上げる。勢いが良すぎて、リズムが一拍先に飛ぶ。

「うんばぁー! うんばぁー!」


正男くん三歳は、ポンポンより先に自分の笑いが暴走する。

「えへへっ、えへへっ、うんばぁー!」


由理恵は腹を抱えながらも、ちゃんと隊形を整え直す。

「はい、そこ、いったん深呼吸! いち、に!」


花苗はマイクを持ったまま、むしろ真剣な顔になった。

「ウェンブリーのみなさん、ここからは徳島支部の公式応援です。混ざってください。混ざらないと、インコが勝手に増えます」


「増えます、って何」


優子が舞台袖で小さくツッコミ、光子が笑いを堪えながら前へ一歩出る。ソフィーアは客席の空気が変わるのを、まるで譜面のページをめくるように感じ取っていた。


そして、画面下から、インコ一家が乱入する。


せきちゃん閣下が胸を張る。

「うぇんぶりー、すわっとるか。よし。えらい」


せいちゃん姫が羽をふるふるさせる。

「ひめは、きょうのかちを、ぜんぶしってる」


しらゆきは周囲を見回して、ふいに真顔で言う。

「ひとがいっぱい」


きびまるは嬉しそうに先走る。

「きびまるも、いっぱいしゃべる」


あわみは小声で、でも外さない。

「…しずかに、おうえん…」


花苗がすかさず言った。

「はい、ここで“今日のインコ日記”。テーマは『ロンドンの礼儀、すごい』です」


せきちゃん閣下がうなずく。

「ろんどんのひとはな、あやまる。あやまりながら、ありがとうもいう。いそがしい」


せいちゃん姫が誇らしげに続ける。

「ひめも、ありがとうと、ごめんを、いっしょにいう。きれい」


きびまるが口を挟む。

「きびまるもいう。ありがとう、ごめん、うんばぁ」


しらゆきが首をかしげる。

「さいご、なんでうんばぁ」


あわみがぽつり。

「…おち…」


そこで由理恵が合図を出した。

「チア隊、テイクツー! 今度は“間”を守るよ!」


愛ちゃんが一拍止まる。正男くんも真似して止まる。止まった途端、正男くんがこらえきれず笑いだして、全員が釣られる。由理恵が笑いながら号令をやり直す。


「いち、に、さん!」


画面の徳島支部が、ポンポンを振りながら声を揃える。

「ありがとう! ごめん! うんばぁ!」


客席がそれを拾う。

英語の会場なのに、意味の説明はいらない。言葉より先に、楽しさが伝染する。


光子がセンターで、やっとマイクを口に近づけた。さっき用意していた英語は、もう必要なくなっていた。だから、言葉を日本語に戻す。


優子がまず、笑い混じりに言う。

「ウェンブリーのみなさん、こんばんは。うちら、十三時間飛んできて、パンダみたいに爆睡して、今やっと全回復しました」


会場に笑いが落ちる。意味の半分は伝わらないはずなのに、テンポと表情が先に届いてしまう。


光子が続ける。

「飛行機の中で“発電”しすぎて、客室の照明が勝手に明るくなりました」


照明が、ほんの少しだけ上がる。会場がどっと沸く。計算された一%の上げ方が、“冗談を本当にしてしまう”快感に変わる。


優子が畳みかける。

「もし今夜、“うんばぁ”って変な言葉が聞こえても、心配せんでください。赤ちゃんレベルの世界平和ボタンです」


ソフィーアが横で、静かにうなずく。翻訳者としてではなく、音楽監修者として。今の一言が、会場のリズムを一段上に持っていくのが分かったからだ。


花苗の画面が叫ぶ。

「ウェンブリーのみなさん、練習いきます!」


由理恵が腕を振り上げる。

「愛ちゃん、正男くん、いくよ!」


愛ちゃんが胸を張る。

「うぃんく!」


正男くんが頑張って口を尖らせる。

「ちゅー!」


せきちゃん閣下が仕切る。

「さいご、うんばぁ。ちいさくでもええ」


あわみが頷く。

「…ちいさくでいい…」


光子がマイク越しに、会場へ手で合図する。

「いくよ。ウィンク、投げキッス、そして――」


客席のあちこちで、笑いながらウィンクする人がいる。隣同士で照れながらキスを投げる人がいる。はじめて会ったはずなのに、もう“仲間”みたいに息が揃っていく。


そして、ウェンブリー全体が一つの声になる。


うんばぁ。


その瞬間、徳島支部の画面で正男くんが転び、愛ちゃんが大笑いし、由理恵が「だいじょうぶ!」と抱き起こし、花苗が「これがライブです!」と胸を張り、きびまるが「きびまるもころべる」と言い、しらゆきが「ころぶな」と叱り、せいちゃん姫が「ひめはころばない」と宣言し、せきちゃん閣下が「ころんでも、たちあがれ」とまとめ、あわみが「…しずかに…たちあがる…」と締めた。


会場は、笑いの方向を覚えた。

誰かを笑うんじゃない。誰かと一緒に笑う。

そのルールが、言葉より先に共有されていく。


ソフィーアが小さく呟いた。

「今のが、リズムの優しさ」


優子が返す。

「ほら、ウェンブリー。うちら、誰も傷つけん。みんなで笑う」


光子が頷く。

「じゃあ始めよ。ここから三日間、スイッチ入れていくよ」


最初の曲が走り出す。心拍が揃い、手拍子が生まれ、会場の呼吸が“同じテンポ”を思い出す。徳島支部は画面の隅で、まだポンポンを振っている。インコ一家は勝手にうなずいている。愛ちゃんはもう一回だけ「うぃんく!」と言って、由理恵に軽く止められている。


そして夜は、終盤へ向かっていく。

全員で“Hey Jude”のna-naを会場に委ね、ストップ寸前で静寂の1拍→ウィンク→投げキッス→うんばぁ〜(大団円)








『UNBAA FOR ALL』最終章 ― Wembley Curtain Call


終盤の熱気


ロンドン・ウェンブリーアリーナ三日目。

三日間の熱狂が、ついにクライマックスを迎えていた。


光子がマイクを掲げる。

「ロンドンのみんな――最後の発電、いくばい!」


観客が一斉に立ち上がる。

優子がドラムスティックを握り、にやりと笑う。

「トップガン、発射準備完了!」



ケニー・ロギンス「Danger Zone」


イントロのギターリフが鳴り響く。

奏太がステージ中央で弦をかき鳴らし、

小春がコーラスマイクに向かって叫ぶ。


「Highway to the——Danger Zone!!」


ライトが赤からオレンジ、そして白に切り替わる。

光子がサングラスを投げ、ベースを低く構えた。

優子のドラムが轟くたびに、客席の床が震える。


「飛ばすよ!フルスロットル発電モードぉぉぉ!!」


火花が上がり、ジェットサウンドのSEとともに、

巨大スクリーンに「UNBAA AIRLINES」ロゴが出現。


観客全員が両手を広げ、空を飛ぶジェスチャー。

笑顔と涙が入り混じるその瞬間、

アリーナ全体がひとつの“空”になっていた。



「ジェームズ・ボンドのテーマ」


ステージが暗転し、照明が青に染まる。

奏太が静かにコードを鳴らす。

サックスが滑り込む――美香の低音がセクシーに響く。


光子がステージ中央をゆっくり歩く。

右手で指を銃の形にして、客席に構えた。

優子が後ろからスパイさながらに照明を避けながら前進。


光子「ミッション:笑いで世界を救え」

優子「コードネーム:ファイブピーチ★」


イントロの金管が鳴り響く――

観客が一斉にスマホライトを掲げ、スパイの影を模す。


光子と優子が視線を交わし、同時に一言。


「ターゲット、笑顔ロックオン!」


――ドラムの一撃。

スポットライトが炸裂。

美香のトロンボーンが鋭く鳴り、

ステージは爆笑とスリルの融合に包まれた。



カーテンコール


三曲目が終わり、ライトが暖色に変わる。

光子と優子、そしてファイブピーチ★のメンバー全員が整列。

舞台中央にはソフィーアも立っていた。

彼女の瞳には、ウクライナで始まる“爆笑発電所ミュージカル”の希望が宿る。


光子「ロンドンの皆さん、ありがとう。

笑いは国を越え、言葉を越え、心を照らす光です。」


優子「この三日間、みんながうんばぁ〜って言うたびに、

世界がちょっとずつ、優しくなった気がします。」


客席の数万人が、両手を胸に当てる。


「Thank you… UNBAA〜!」


ふわもちぷにすけ(うちなる声)


陽翔「ママ、ロンドンで一番発電してるわ」

結音「電気代ゼロどころか、地球明るなっとるで」


ステージの上、ファイブピーチ★が最後のハーモニーを奏でる。

美香のトロンボーンが天に伸び、

奏太と小春の音が寄り添う。

光子と優子の声が重なった瞬間、

アリーナの天井に巨大な「UNBAA」の光文字が浮かび上がる。



エンディング・アナウンス


「Thank you, Wembley!

Next Stage — Kyiv, Ukraine.

Love, Laughter, and… UNBAA!」


紙吹雪が舞い、観客が涙と笑顔で立ち尽くす。


光子が優子に小声で言った。

「ねぇ、優子。あの“爆笑発電所”の光、ほんとに見えたね。」

優子は頷き、笑った。

「うん。これが、うちらのトップガンミッションやけん。」


――そして幕が降りる。

三日間の笑いと感謝を詰め込んだ、

世界最高のカーテンコールだった。




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