おっさん増殖注意報・強” 発令!
爆笑発電所・本部スタジオ。
ナビが、さっきまでの江津&徳島中継を締めた直後に、またもやピコンピコン。
ナビ
「更なる緊急入電! 札幌支部および名古屋支部より “おっさん増殖注意報・強” 発令!」
光子
「さっき“注意報”やったよね? もう“強”になっとるし!」
優子
「これはもう“おっさんパンデミック”待ったなしやね……」
◆ 第三報:札幌支部(支部長:小雪)
画面が切り替わると、雪の気配が残る札幌の街。
背後にはテレビ塔と、なんかやたらテンション高そうな人たち。
小雪
「光子ちゃん、優子ちゃん……
札幌支部、小雪、緊急報告でーす。こっちでも“おっさん”が暴れてます!」
隣には婚約者・西條晴馬、そして宗像家の 環奈&塁夫妻+大輔&美咲 も一緒に映っている。
晴馬
「最初はな、ただの言葉遊びやったんよ……」
環奈
「子ども連れて、大通公園歩いとったらな、
大輔がソフトクリーム指さして」
大輔
「“おかあしゃん、ソフトクリームのおっさん食べていい?”」
小雪
「その瞬間、ソフトクリーム屋さんの高校生バイト君、
レジから崩れ落ちたからね?」
塁
「お前なぁ、店員さん、立ち上がるまでに30秒かかったぞ」
美咲
「うちはな〜、
**“雪まつりのおっさん、また見に行きたい〜”**って言うたら、
小雪お姉ちゃん、膝から崩れ落ちよった」
小雪
「“雪まつりのおっさん”て何!? 雪像全部おっさんになるやん!」
晴馬
「そのあと、買い物行ったスーパーでな……」
大輔
「“ジンギスカンのおっさん、今日はどのパックにする?”」
美咲
「“スープカレーのおっさん、辛さ何番?”」
環奈
「精肉コーナーで店員さんが動けんくなって、
野菜コーナーのおばちゃんまで吹き出しとったからね」
塁
「極めつけは、時計台デートの時や」
小雪
「プロポーズの下見に、晴馬さんとこっそり行ったのに……」
大輔&美咲
「“時計台のおっさん、写真撮って〜”」
晴馬
「観光客のお兄さんが、腹抱えながら
“いいよ、おっさん撮るね〜”ってノリノリでカメラ構えてくれてな……
しれっとうちらまで笑い死にしかけた」
光子
「札幌まで“おっさん”が浸食しとる……」
優子
「てか、“時計台のおっさん”は、
なんかサブカル系のバンド名みたいでちょっとかっこいいの腹立つ」
小雪
「とりあえず、札幌支部全員、笑い皺2本ずつ増量中です。」
◆ 第四報:名古屋支部(支部長:多治見家)
ナビ
「続きまして、名古屋支部からの緊急連絡です!」
画面の向こうには、多治見家のリビング。
テーブルの上には、味噌カツ・手羽先・小倉トーストと名古屋フルコース。
一華(お母さん)
「もうね……こっちもおっさん地獄よ……」
紘一(お父さん)
「江津支部と徳島支部の中継、こっちでも見とったら、
うちの紳介と春子に完全に火がついてしもてな……」
カメラの前に、
名古屋支部長・紳介(伸介とは別の、未来の子ども設定の紳介くん) と
妹の 春子 がドヤ顔で登場。
紳介
「光子おばちゃん、優子おばちゃん、聞いてや〜」
春子
「うちら、“名古屋のおっさん”プロジェクト はじめたで!」
光子
「嫌なプロジェクト名やね!?」
優子
「内容聞く前から、被害者出そうな匂いしかしない」
紳介
「まずな、昨日の晩ごはんが味噌カツやったんよ」
春子
「お母さんが“ソースどれかける?”って聞いてきたけん、」
紳介&春子
「“味噌カツのおっさん、どのソースが好き?”」
一華
「笑いすぎて箸持てんかったからね、マジで!」
紘一
「しかも、今朝の朝ごはん……」
春子
「“小倉トーストのおっさん、バター多めで〜”」
一華
「トースター開けた瞬間に吹き出して、
食パンひっくり返したわ」
紳介
「で、名古屋駅行ったときはな〜」
春子
「“ナナちゃん人形のおっさん、今日はどの服〜?”」
光子
「ナナちゃんまでおっさん化させんでよかやろ!」
優子
「ナナちゃんは女の子やけん!!」
一華
「でもな、周りの人も聞いてて吹き出しよるけん、
もう止められへんのよ……」
紘一
「極めつけは、電車乗ったときや」
紳介
「“東海道線のおっさん、今日もご安全に〜”」
春子
「“名鉄のおっさん、ちゃんと止まってね〜”」
一華
「車掌さんが吹き出しながらアナウンスしててな、
“ただいま“おっさん”じゃなく“列車”がまいります”って言い直してたくらいやで」
光子
「名古屋支部の破壊力、相変わらずやね……」
優子
「でもなんか、車掌さんまでノってくれとるのちょっと嬉しい」
◆ 本部 緊急“おっさん”会議
ナビ
「現在確認されている“おっさん感染状況”は――
福岡本部、江津支部、徳島支部、札幌支部、名古屋支部。
爆笑発電所ネットワークを通じて全国に拡大中です。」
光子
「えー、ここで臨時会見を開きます。」
優子
「本日付で、
“おっさんギャグの乱用に関する注意喚起(でも自粛はしない)”
を全国に発表します。」
光子
「・“おっさん”は物にも場所にも食べ物にも宿ることがあります。
・しかし、人を傷つけないおっさんギャグは、
どんどん使ってよし。
・笑い皺が増えても、責任は一切取りません。」
優子
「補足します。
“魂があっちの世界に行きかけた人”は、
温かいお茶とサロンパス、
そして整骨院をご利用ください。」
ナビ
「なお、現在の“魂抜けかけ認定者”は――
由香さん、いずひろペア、温也&郷子夫妻、
春介&春海、大輔&美咲、
そして江津・徳島・札幌・名古屋各支部からも続々報告が届いております。」
◆《爆笑発電所プロ野球中継 in 甲子園》
阪神タイガース vs 読売ジャイアンツ/ゲスト解説:光子・優子(M&Y)+ 片桐隼人トレーナー(なぜかベンチ横)
甲子園の夕暮れ。
超満員のライトスタンドは黄色い歓声とタオルの海。
そして、今日は特別ゲストとして M&Y が解説席に座るという異例の“爆笑野球中継”。
◆ 試合開始前
実況(ABCアナ)
「さぁ、本日の解説には、爆笑発電所の双子姉妹!
光子さんと優子さんでーす!」
光子
「よろしくお願いしまーす! 今日は“おっさん”には気をつけます!」
優子
「いやいや、あたしは言いません。たぶん。」
実況
「たぶん、が一番危ないんですよ……」
◆ 1回裏・タイガース攻撃
先頭バッター近本選手が打席へ。
優子
「うちら、昨日ラジオで近本さんと話したばっかやけん、
応援に力入るわ〜!」
光子
「タイガースの切り込み隊長、頼むばい!」
ピッチャー、第1球――
カキーン!
実況
「打ったぁーーーーー!! センターへ大きな当たり!!」
光子
「ボールのおっさ……!!」
実況
「え? な、なんですって?」
光子(耳真っ赤)
「い、いや……“ボールの飛び”がセンター方向にって言おうと……」
優子
「嘘つけ! “おっさん”言いかけたやろ!!」
解説席すでに崩壊。
◆ 3回裏・佐藤輝明の打席
実況
「さぁ甲子園名物、テルのフルスイング!」
パァンッ!
実況
「高く上がった! ライトへ、大きいぞ!!!」
優子
「ライトフェンスのおっ……
……ごめん、危なかった……!」
実況
「いま“お”まで出ましたよね?」
光子
「フェンスのお……奥ギリギリって言いたかったんですよ……」
優子
「いや、“フェンスおっさん”て言いかけた顔やったもん!」
ラジオブースのスタッフ
(声を殺して机に突っ伏している)
◆ 5回表・投手交代
実況
「ここでタイガース投手交代、島本投手!」
光子
「島本さん来たら流れ変わるっちゃんね!」
優子
「この前ファン感でうちらとドッジボール参加してくれた人やん?」
実況
「はい、はい、ありましたね……」
光子
「その時、当たったボールが――
“ボールのおっさん”の速度で飛んできて……」
実況
「はいストーップ。
速度に“おっさん”付けないでください。」
優子
「しかも“ボールのおっさん”って誰なん?」
光子
「知らん! でも語呂はいい!」
実況
「語呂の問題じゃないんですよ!」
◆ 7回裏・ラッキーセブン
ジェット風船が一斉に飛ぶ。
優子
「うわぁ〜! 空のおっ……」
光子
「空のおっさん飛んでいった! て言う気あったよね?」
優子
「言ってない! 言おうとしてない!
……ちょっとだけ思ったけど!」
実況
「えー……実況席の皆さん、落ち着いてください……」
スタッフ
(息ができなくなって背中叩かれている)
◆ 9回裏・サヨナラの場面
実況
「さぁ、ワンアウト満塁!
サヨナラのチャンス、タイガース!!」
光子
「頼む!! ここで打ったら完全にヒーロー!!」
ピッチャー投げた――
カキーン!!!
実況
「打ったぁ!! センター前に落ちるか!? 落ちるか!? 落ちたーーーー!!」
優子
「センター前ヒットのおっ……!!!」
光子
「サヨナラおっさん!!」
実況
「それは絶対違う!!
サヨナラおっさんって何!!!」
甲子園
(歓声+爆笑)
◆ 試合後インタビュー(球団スタッフに聞かせない裏トーク)
優子
「今日、うちら何回“おっさん”言いかけた?」
光子
「37回は行ったね」
実況
「私の実況史上、“おっさんスレスレ率”は今日がダントツです」
優子
「てか、“ライトフェンスのおっさん直撃”は危険やったやろ」
光子
「うん、“ライトフェンスのおっさん”て、
なんかバイトの大学生っぽいもん」
実況
「そういう問題ではない!!!」
◆ SNSの反応
#甲子園のおっさん
#ボールのおっさん
#フェンスのおっさん
#サヨナラおっさん
#今日の解説大丈夫か選手権
・「爆笑で試合どころじゃなかったw」
・「光子&優子、次も解説呼んでほしい!」
・「“サヨナラおっさん”は今年の流行語」
・「選手より笑いの方が記憶に残る中継」
・「次は東京ドーム編希望!」




