東京ドーム・ライブ終了後
東京ドーム・ライブ終了後
バックステージ/控え室エリア
――アンコールが終わり、客席の歓声がまだ遠くに残響している。
ステージ袖から、メンバーたちが次々と戻ってくる。
光子「おつかれさまーーー!!!……って、まだ耳キーンなっとるっちゃけど!」
優子「客席の“整骨院送りコール”初めて聞いたけんね……あれ新しい応援スタイルやろ」
翼「今日は完全に“爆笑系推し活”やったなぁ」
拓実「東京ドームを“整体院の待合室”みたいにするなや」
みんな:(ドッ)
◆ユニ脱ぐ前のミニ反省会(という名の裏トーク)
美香「はいはい、じゃあまずは恒例の“裏トーク”いきますか。カメラ回ってるからねー、ファンクラブ限定配信用」
カメラマンが合図を出す。
メンバーはそれぞれ、ホークス&アビスパユニ姿のまま、円になって床にぺたんと座る。
光子「今日のハイライトと言えば……やっぱり背番号イジリやろ?」
優子「うん。あのさ、由香さんの背ネーム“YUKA 202”のくだり、客席の反応ヤバかったね」
由香(由香も今日はサポートクワイアとして参加中)
「いや、なんで“202(にーまるにー)=“にどと同じ過ちを犯さん”って勝手に意味つけるとよ!」
光子「だって由香さん、“M気質かも発言”からの更生ストーリー、もうドラマそのものやん?」
優子「『強い女の背中番号』って感じでカッコよかったばい」
由香「……褒められよるのか、イジられよるのかわからんっちゃけど……」
翔一(苦笑い)
「まあまあ、由香。あのシーン、泣いとる人めっちゃおったけん。なぁ瑛一?」
瑛一「うん……お母さん、超カッコよかったよ。
“前科ありママ界のMVP”って感じ」
由香「そこはもうちょっとマイルドに言ってぇぇぇ!」
(スタジオ中爆笑)
◆背番号の“真の由来” 暴露タイム
美鈴「じゃあ、せっかくやけん、さっきステージで言わんかった“裏の意味”もしゃべってよ」
光子「お、出た。裏トークの中の裏トーク」
美香「まずは光子から。“MITSUKO 88”の、本当の本当の由来は?」
光子「えー……マジなやついくと?」
一同「いけいけ!」
光子「……8って、チューバのベルの形にちょっと似とるっちゃ。
で、88は“ダブルチューバ”=『どんな逆境でも、二倍ふくらませて笑いに変える』って意味も込めとると」
優子「初耳やけど!? そんなエモい意味、なんで本番で言わんと!」
光子「だって本番は『パチパチの88です☆』って言った方が笑い取りやすいやん?」
拓実「プロ根性の方向性がおかしい」
優子「じゃあ、うちも言っていい? “YUUKO 715”」
泉「あ、それ気になっとった!」
優子「715=“ないて・いこう”なんよ」
一同「……え?」
優子「泣いていいし、笑っていいけん、いっしょに一歩ずついこうね、って意味。
……っていうガチのほうと、“ないごー(7+1+5=13→“ないごてん”)”っていう謎の博多ツッコミ語も混ざっとる」
美鈴「後半むりやりすぎん?」
光子「でも優子らしくてよかね。泣き虫やけど、一番やさしかけん」
優子「やめろ、その“ほら、泣け”みたいなフラグ立てるの」
◆スポーツ組の裏設定
翼「じゃ、俺は? “TSUBASA 17”」
光子「はい質問です。なんで“17”なんですか、青柳さん」
翼「えー……光子が“光”やろ?
1=ひ、7=か(七→なな→な→か……って強引やけど)、
“ひ・か”のコンビネーション番号。
……って、さっき楽屋で思いついた」
優子「今つけたやろ絶対!」
拓実「でもさ、そういう“あとから物語のせていく”のも、ファイブピーチっぽくて好きやわ」
拓実「うちの“TAKUMI 12”はシンプルやで?
1=“一球入魂”、2=“ダブルス相棒”。
“相棒と一球一球、大事にする”っていう」
優子「……ちょっと待って。
今さらやけど、うちの“相棒”って、誰なん?」
拓実「そらお前と、卓球台やろ」
光子「卓球台!? そっち!?」
いずみ「ひろ、今の名言メモっといて。“卓球台は人生のカウンセラー”」
ひろ「今日一哲学出たな」
◆キッズ&ちびっこ番号の裏話
陽翔「ねぇねぇ、ぼくの“HARUTO 1”も言っていい?」
カメラが自然と陽翔に寄る。
陽翔「1はね、
“いちばんすごいって意味じゃなくて、
“いちばん最初に『おはよう』って言える人になりたい”って意味なの」
一同「……(一瞬静まり返ってから)かわいすぎるーー!!」
美鈴「ちょ、ちょっと待って……園長先生、今ので若干泣きそう……」
結音「ゆのんの“7”はね、“ラッキーセブン”と、“ななみたいにニコニコ”の“なな”!」
優子「ななって誰?」
結音「しらなーい♡」
光子「概念でしゃべるのやめい」
燈真「とうまは“39!”
『みんな、さんきゅ〜♡』
って、いつでも言えるけんね!」
灯乃「ひのは“25”!
2(にこ)と5(ご)で、にこごー!
にこにこ笑ってGO!ってこと!」
拓実「ちびっ子たちのほうがプレゼン力高ない?」
翼「もうこの世代、すでにMCスキルバケモンやな」
◆由香・美鈴・優馬の“重いけど笑える”番号トーク
美鈴「じゃあさ、せっかくやけん、由香と私らの“ガチ”も言っとく?」
由香「……え、言っていいかな」
光子「由香さんの“202”は?」
由香「“にどとおなじことはしない”って意味もあるけど……
2+0+2=4で、“四”=“死”を乗り越える、って意味も、自分の中ではこっそり込めたと」
優子「……」
由香「昔の自分やったら、そこ笑いに変えられんかったけどね。
今は、爆笑発電所のメンバーと、由香ママのことを信じてくれる瑛一がいてくれるけん……
“暗い数字”も、こうやってステージの光ん中に持って来れる気がすると」
瑛一「……(うるうるしながら)
お母さん、“202番”、世界一かっこいいよ」
一同「……(拍手)」
優馬「……じゃあ、空気読まんで言っていい?」
光子「出た。空気クラッシャー」
優馬「お父さんの“YUMA 39”は、
“サンキュー”でもあり、“三九”=“みくびるなよ”でもある!」
美鈴「どういう意味なんそれ」
優馬「世間のみなさん、こう見えても、お父さんは**“世界一ボケたい男”**なんです、っていう主張」
光子「はーい、本日も安定の迷言いただきました〜」
優子「“美の焼酎”につづく、ワケわからんシリーズやめい」
(楽屋中、大爆笑)
◆ステージを終えたあとの、ささやかな“約束”
ふと、笑いの波が少し落ち着いたタイミングで、
光子が膝を抱えながら、ぽつりとつぶやく。
光子「……なんかさ。
こうやって背番号に意味つけて、東京ドームで歌って、踊って、笑わせて。
どげん考えても、めちゃくちゃ幸せよね、うちら」
優子「うん。
でも、一番うれしかったんはさ――
客席のどこかに、昔いじめで傷ついた子たちとか、
宗教トラブルで苦しんだ家族とか、
伸介くんの家族とか、瑛一くん親子とか……
いろんな“痛み”抱えとる人が、
“笑ってよかっちゃろうか”って顔して、
最後は思いっきり笑ってくれよったことやね」
美香「……ほんと、それ。
だから、この背番号はさ、
“私たちがすごいです”じゃなくて、
“ここにおいで。いっしょに笑お?”っていう、
目印なんやと思う」
美鈴「よし。じゃあ、園長先生から一言」
一同「え、ここで?(笑)」
美鈴「“背番号の数だけ、人を笑わせろ。それが小倉ファミリーの宿題”」
光子「88人やん!」
優子「715人やん!!」
美香「34人は軽く超えとるけん、次は340人目指すわ」
由香「202人、がんばって笑わせよ……。
あの頃の自分も、その中に入れたいけんね」
翼「じゃあ俺、17大会連続で、光子にちゅ〜してもいい?」
拓実「お前、そこで急に甘々ぶっ込むな」
優子「ちょ、カメラ回っとるカメラ回っとる!!」
春介(モニター見ながら)
「……うわぁ、また“全国整骨院送り”や」
春海「**“背番号より整骨院送りの人数のほうが多くなる家系”**って、どうなんそれ」
光子「よし、今日の裏トークのタイトル決まったばい」
全員「『背番号の意味と、整骨院送りの数』!」
こうして、
東京ドームライブのあとの“舞台裏の裏トーク”は、
笑いとちょっとの涙と、
「これからも一緒におらんね」という、
静かな約束で締めくくられていったのだった。
◆ 東京ドーム裏トーク・“感動の余韻”を秒でぶっ壊す男
東京ドームの熱狂が落ち着き、
みんなで輪になって背番号の“裏意味”を語り合い、
涙ぐむ者もいるほど温かい空気に包まれた、その直後――
美鈴「……よし。今日はほんとうに幸福な一日やったね。
みんな、ありがとう」
光子「うん……なんか胸いっぱいになった。
今日のこと、一生忘れんと思う」
優子「……客席みんなの笑顔、すごかったね。
あんな大きな会場があんな“優しい空気”で埋まるなんて、夢みたいやった」
由香「……肩の重荷がふっと消えた感じ。
“このステージに立ててよかった”って、心から思った」
気持ちがひとつに溶け合うような、
しんとした感動の時間。
――その瞬間だった。
優馬「じゃあ……明日は新幹線のおっさんに乗って帰るか。」
◆ 一瞬の静寂
全員「………………」
美鈴「……え?
ちょっと待って。
……新幹線の、おっさん?」
優子「え…新幹線におっさんって、どういうこと?」
光子「……ちょいまって。
新幹線って、おっさんなん?
おっさん“に”乗るん?
おっさん“が”走るん?」
美香「“おっさんに乗る”新幹線”…???」
翼「いやいや、どういう世界線???」
拓実「完全に感動ぶち壊す気満々やん……!」
◆ そして訪れる“崩壊”
優馬「いやー、“のぞみ”も“さくら”もあるしさ。
次は“おっさん”があってもよかやん?」
光子「やかましいわ!!
新幹線の車両に“おっさん”という概念は存在せん!!」
優子「座席1号車“おっさん”、2号車“おっさん”、3号車“大ベテラン”とか誰が乗るとかい!!」
春介「(腹抱えて)
おとーたん、おっさん新幹線はいや!!」
春海「ぜったいシートから加齢臭する!!」
由香「ちょっ……(笑いすぎて前屈み)
息が。息ができん……!」
美鈴「……優馬、アンタ……
なんで感動の余韻を“秒殺”するんね……!」
翼「今日いちの破壊力やったぞ……」
拓実「魂、半分向こうに行ったわ……戻ってこれたけど」
いずみ「完全に“魂があっち行きかけた人”に認定やな、今日だけで15人出たぞ!」
ひろ「今日のタイトル、“背番号と魂の往復券”に変更やな」
◆ とどめの優馬
優馬「じゃあ、次の連休は“おっさん号”の指定席とるわ」
全員「もうやめーーーーっ!!!」
(崩れ落ちる/椅子から転げる/床を叩いて爆笑する/涙流す人続出)
◆ 感動と爆笑のミルフィーユ
こうして――
せっかく漂っていた“感動の余韻”は
優馬の一撃によって木っ端微塵になり、
代わりに会場には、
呼吸困難になるほどの大爆笑が巻き起こった。
ファン曰く:
「あの瞬間、日本で一番尊い“感動破壊”が起きた」
「新幹線のおっさん事件(通称:おっさんシンカンセン事件)として永久保存」
「今日も魂の交通事故が多数発生」
と語り継がれることとなったのであった。
もちろん、こうなります。
⸻
◆ せきちゃん閣下、まさかの参戦
その爆笑の渦を、配信用モニター越しに見ていた徳島支部。
せいちゃん姫「……おっさん号?」
きびまる「ぷい……?」
あわまる「新幹線に、おっさん……?」
しらゆき「……指定席、いるん?」
一同、完全にドン引き。
その沈黙を破ったのは、もちろん――
せきちゃん閣下だった。
せきちゃん閣下「せきちゃん、おっさん号、乗る!」
由理恵「やめて! 乗らんでいい!」
せきちゃん閣下「一号車、せきちゃん! 二号車、加齢臭! 三号車、つんつん禁止!」
せいちゃん姫「ぷいっ!? なんで三号車だけ生活感あるんよ!」
きびまる「父ちゃん、もう降りて!」
あわまる「まだ発車しとらんのに降車命令出た!」
しらゆき「指定席より、病院の予約が先やと思う……」
◆ 魂、順番に出発
その瞬間。
せいちゃん姫の目が、すうっと遠くを見た。
せいちゃん姫「……由理恵さん。うち、ちょっと魂だけ新大阪まで行ってくる」
由理恵「姫ぇぇぇ! 戻ってきて!」
きびまる「ぼくの魂、徳山で降りた」
あわまる「うちは岡山で乗り換え失敗した」
しらゆき「私はもう、博多南線に迷い込んだ……」
優馬「ほら見てん。おっさん号、人気やん」
光子「人気やない! 魂の大量輸送事故たい!」
優子「JRもびっくりの臨時便やめんね!」
せきちゃん閣下「せきちゃん車掌、発車しまーす!」
全員「発車すなーーーーっ!!」
◆ 事件名、正式決定
こうして東京ドーム裏トークは、
「新幹線のおっさん事件」
からさらに進化し、
「せきちゃん閣下・魂直通おっさん号事件」
として、爆笑通信史に永久保存されることになった。
なお、翌日の徳島支部では――
せきちゃん閣下が一日中、
「つぎはー、おっさん、おっさん」
と車内アナウンスを練習し、
せいちゃん姫が本気で頭を抱えたという。




