ロサンゼルス公演へ。
時代:2046年
舞台:福岡の小学校(小中高交流日という体で処理)
宗像美咲はベビーカー参加のまま。
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番組「爆笑通信」内
《ピーチシード★》学校ネタ爆笑コント
タイトル:『ホームルームは嵐の予感』
登場
・青柳穂乃果(博多高校1年・冷静だけど時々天然)
・柳川水湊(博多南中2年・理屈派ツッコミ)
・春介(博多南小4年・理論派ボケ)
・春海(博多南小4年・瞬発ツッコミ&歌ネタ担当)
・[特別参加]宗像美咲(0歳・効果音&表情芸/ベビーカー)
・担任:大村先生(若手、いつもメガネ曇ってる)
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シーン1:朝の会
(教室セット。チャイム)
大村先生
「はい、朝の会始めます。今日は小中高交流ホームルームです」
春介
「起立、礼、キリッツ」
春海
「二回言わんでよか!」
水湊
「“キリッツ”は精神論や」
穂乃果
「もう少し静かに始めよ?」
大村先生
「はい、静かに」
春介
「先生、交流って何を交換するんですか。物ですか」
水湊
「経験や」
春海
「兄の理屈は返品できますか」
(客席笑)
美咲
「ぶはぁ〜」
春介
「ほら、美咲ちゃんも返品言うとる」
穂乃果
「言ってない」
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シーン2:連絡事項の地獄
大村先生
「今週は交流授業があります」
春海
「交流って、給食も混ざると?」
水湊
「それは地獄や」
穂乃果
「人数倍になるね」
春介
「先生、“あいさつ週間”の標語を考えました」
大村先生
「どうぞ」
春介
「『あいさつは 朝のWi-Fi 接続中』」
水湊
「急に未来」
春海
「電波弱かったらどうすると」
穂乃果
「再接続」
大村先生
「真面目にやりなさい」
美咲
「うんばぁ〜」
春海
「標語できた。
『うんばぁ〜で 世界なごんで 忘れ物』」
大村先生
「最後必ず忘れる流れやめて」
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シーン3:給食の時間
(机を寄せる)
水湊
「いただきます」
春介
「ストローが消えました」
春海
「また?」
穂乃果
「机の中は」
春介
「消しゴム三つと謎のメモが出ました」
水湊
「何書いてあった」
春介
「“理由はあとで”」
春海
「それレンの口ぐせやったやつ」
大村先生
「集中しなさい」
穂乃果
「先生、牛乳こぼれました」
大村先生
「まだ差してないよね」
美咲
「ぶはぁ〜」
春海
「カプチーノ牛乳になっとる!」
春介
「泡立ちすぎや」
水湊
「牛乳に感情を持たせるな」
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シーン4:体育(心の二重跳び)
(体育館風)
大村先生
「二重跳びできない人」
(春介と春海そっと手を上げる)
水湊
「正直」
穂乃果
「じゃあ心の中でやってみよ」
春海
「心の中で二回回したけん成功!」
春介
「三回いけました」
水湊
「それ現実でもやれ」
美咲
「うんばぁ〜」
春介
「合格の鈴が鳴った」
大村先生
「幻聴や」
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シーン5:音楽
大村先生
「校歌いきます」
穂乃果
「せーの」
春海
「やさしさの〜」
春介
「C→E→G→A」
水湊
「理論入れるな」
穂乃果
「転調せんで」
大村先生
「寄せすぎや」
美咲
「ぶはぁ〜」
(拍手)
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シーン6:放送委員ごっこ
(校内放送SE)
春介
「本日の“ありがとうの連鎖”紹介」
大村先生
「勝手にコーナー作るな」
水湊
「読むぞ。
ラジオネーム“未来の転校生”。
『ベビーカーから見える天井が好きです。うんばぁ〜』」
美咲
「うんばぁ〜」
春海
「本人やん」
穂乃果
「現在進行形」
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クライマックス:避難訓練
(ベル)
大村先生
「押さない走らないしゃべらない!」
春介
「先生のメガネ曇ってます」
水湊
「深呼吸」
穂乃果
「落ち着いて」
春海
「先生が一番しゃべっとる」
美咲
「うんばぁ〜」
(メガネがクリアになるSE)
大村先生
「見える!」
春介
「HD画質」
水湊
「最新モデルか」
春海
「避難完了!」
全員
「こんにちはー!ありがとうーー!」
美咲
「ぶはぁ〜」
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エンディング(黒板オチ)
黒板:
「①落ち着く ②協力する ③忘れ物しない」
春海
「③だけ守れません」
春介
「でも“ありがとう”は持ってきました」
穂乃果
「それが一番大事やね」
水湊
「積み重ねや」
黒板に大書
『ありがとうの連鎖、つぎはあなたの番。』
拍手。BGM器楽フェード。
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爆笑通信コント台本
タイトル:三校縦断★あいさつリレーは突然に
(博多南小×博多南中×博多高校体育コース)
登場
•春介(小4・理屈ボケ/博多南小)
•春海(小4・瞬発ツッコミ/博多南小)
•水湊(中2・現実派ツッコミ/博多南中)
•穂乃果(高1・体育コースのカリスマ先輩/博多高校)
•先生(兼・大会アナ/声のみ)
•〈カメオ〉宗像美咲(0歳・ベビーカー・効果音「うんばぁ〜」「ぶはぁ〜」のみ)
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0)OP
暗転 → ピンスポ(中央にマイク1、体育館セット・横断幕「三校縦断 あいさつリレー交流会」)
SE:ピンポンパンポーン♪
先生(場内アナ)
「第1回!三校縦断“あいさつリレー交流会”を開始します!司会は私、ホイッスル吹きすぎで唇が震える男です!」
春海(走り込み)
「まず名前ぃ!自己紹介忘れとーよ先生!」
春介(メモ帳)
「本日の目的は“あいさつの質と速度の向上”。KPIは“笑顔の発生件数”やね」
水湊(腕組み)
「KPIとか小学生が言うな。しかも笑顔は“件数”じゃない」
穂乃果(颯爽登場・ストップウォッチ)
「はい集合~。リレーやけん“挨拶→走る→次へ渡す”を一息で。息切れしたら“こんにちは”が“コヒニチャ”なるけん注意」
春海
「なんその新言語!」
先生
「では第一競技“あいさつ100m”!」
BGM:ドン・ドン・ドン(太鼓)→スポーツアップテンポへ
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1)競技①:あいさつ100m
舞台:トラックラインテープ/スタート台×1
穂乃果
「ルール説明!スタートの一言は“おはようございます”必須。走りながら“ありがとう”まで言えたら加点!」
春介
「“おはようございますありがとう”…ひと呼吸でいける?」
春海
「酸欠になるけん分けんしゃい!」
先生
「位置について、よーい……」
SE:ピッ!(電子ピストル)
春介(走りつつ)
「おはようございます!昨夜の宿題にご協力いただき、ありがとうございましt――」
つまずく(コケSE)
春海
「協力って誰がやったと!?自白やん!」
水湊(スッと抜く)
「おはようございます、コース譲ってくれてありがとう。右、行きます」
観客「おお~」
穂乃果
「中学生、礼儀が実戦的。+0.5秒短縮扱い!」
春海(全力ダッシュ)
「おはようございまぁす!今日もかわいいです私!ありがとーう!!」
先生
「自己完結すな!」
BGM停止/拍手
穂乃果
「記録発表。1位:水湊“実戦マナー型”。2位:春海“自画自賛型”。3位:春介“自白型”。」
春介
「型のネーミングがひどい!」
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2)教室ブロック:朝の会・標語決戦
転換:机4、黒板「今日の目標:①落ち着く②協力③忘れ物しない」
先生
「続いて“標語バトル”。朝のあいさつ週間ポスター案を即興で!」
春介(黒板に書く)
「『あいさつは 電源ボタン 人間版』」
春海
「わかりやすっ!でも親指で押したら切れん?」
水湊
「『あいさつで 問題の半分 解決す』」
先生
「現実派!」
穂乃果(きれいな字で)
「『ありがとう 言える体力 育てよう』」
春海
「体力!?」
穂乃果
「心肺強化は感謝の持久力に直結する」
春介
「“ありがとうインターバル走”?」
穂乃果
「(即興)“ありがとう×8本、レスト15秒”」
全員
「キツッ!!」
先生
「最優秀は穂乃果!“体力×礼儀”の新概念!」
観客拍手
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3)給食タイム:牛乳事件ふたたび
転換:給食台、牛乳、揚げパン(小道具)
BGM:ワルツ調
春海
「いただきまーす!…って、春介、牛乳まだ?」
春介
「ストローが…どこかの次元に…」
SE:ポケットから大量の消しゴムガラガラ
水湊
「何本消すつもりや」
穂乃果
「姿勢。飲む前に“いただきます”。“ありがとう”のフォームを整える」
春海(ピンと背筋)
「“姿勢=感謝の表現”!体育コース格言キター!」
SE:ベビーカーの軋む音。**美咲**入場
美咲
「ぶはぁ〜」
春介
「かわいさ着地!」
春海
「美咲ちゃんの“ぶはぁ〜”聞いたら、なんでもおいしそうになる魔法」
美咲
「うんばぁ〜!」
SE:牛乳が“勝手に泡立つ”音
水湊
「またカプチーノ牛乳現象…!」
先生
「科学的説明求む!」
春介
「“かわいさ共鳴理論”です」
先生
「雑!」
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4)音楽の授業:校歌アレンジで怒られる(けど名曲化)
転換:譜面台、キーボード1
先生
「本校校歌を、三校アレンジで歌ってみよう!」
穂乃果
「テンポ108、笑顔キープ。息継ぎは“ありがとう”のタイミングで」
春介
「♪C–E–G–A(命の四音)」
春海(歌い出す)
「♪やさしさの バトンをつないで~(転調)」
水湊
「勝手に“らら、はじめての歌”寄せはやめぇ!」
先生
「いや…ちょっと泣けるな…」
観客「(どよめき→拍手)」
穂乃果
「“校歌に感謝の4音を一滴”。これはアリ」
先生
「採択!卒業式の退場曲に仮内定!」
全員
「早っ!」
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5)委員会放送:ありがとうの連鎖・校内版
転換:校内放送ブース(マイク、ON AIRランプ)
SE:ピンポンパンポーン♪
春介(放送)
「本日の“ありがとうの連鎖”校内バージョン。朝の落とし物コーナー!」
春海
「ハンカチ届けてくれた6年生の先輩、ありがとう!」
水湊
「体育館のモップ掛け手伝ってくれた中1、ありがとう」
穂乃果
「遅刻しそうな私を信号で止めてくれた警備員さん、ありがとう(それは普通に止まる)」
先生
「安全第一!」
SE:ベビーカーコロコロ
美咲(マイクに近づき)
「うんばぁ〜!」
春海
「本日のスペシャル“ありがとう”来ました!」
春介
「“うんばぁ〜”は翻訳すると“世界がやさしい顔になりました”」
水湊
「翻訳者の暴走」
ON AIRランプ消灯/拍手
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6)クライマックス:避難訓練×挨拶リレー合体戦
転換:非常ベル、誘導矢印パネル
先生
「最後は“避難訓練・挨拶リレー合体版”。“押さない・走らない・しゃべらない”…けど“要所で挨拶は可”!」
春海
「しゃべらんで挨拶どうやって!」
水湊
「アイコンタクト&うなずき。静かに笑顔で“ありがとう”の手のひらサイン」
穂乃果
「OK、実演。隊列作って――」
SE:非常ベル ウーウー
BGM:緊張→すぐに明るめ
穂乃果(先頭・手で前方合図)
(口パク+会釈)「こんにちは」
春介(ドア係)
(小声)「どうぞ」「ありがとう」
春海(最後尾)
(静かに手を振る)「またね!」
先生
「全員、静かで速い!模範や!」
SE:ベビーカー小走り
美咲
「うんばぁ〜!(高め)」
穂乃果
「“無事の合図”いただきました」
観客:(安堵の拍手→大きな拍手)
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7)エンディング:黒板オチ
転換:黒板「①落ち着く②協力③忘れ物しない」
春介
「③だけ守れなかった人~?」
全員
「(そっと手を挙げる)」
春海
「正直者か!」
水湊
「じゃあ、忘れ物しても“ありがとう”は忘れない、で」
穂乃果(チョークで大書)
『ありがとうは いちばん軽く いちばん強い』
先生
「名言…!では、閉会のごあいさつ――」
全員・客席に向けて
「本日は、ありがとうございます!」
SE:美咲「ぶはぁ〜」→
BGM:「らら、はじめての歌」器楽版フェードアウト
暗転
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付録:進行・技術メモ
•想定尺:10~12分
•BGM:
•競技①=スポーツアップテンポ
•教室&給食=軽いワルツ
•クライマックス=緊張→晴れ
•ED=「らら、はじめての歌」Inst
•SE一覧:電子ピストル/転倒/ピンポンパンポーン/ベビーカー走行/“ぶはぁ〜”“うんばぁ〜”
•小道具:横断幕/スタート台/牛乳&ストロー/譜面台/黒板&チョーク/ON AIRランプ
•照明:
•OPピンスポ→全灯
•競技は白め、教室は暖色
•放送ブースは赤ランプ強調
•EDはアンバー寄りで客席も少し明るい
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爆笑通信・夏SP
特別収録ドキュメント
『この可愛さ、エグすぎるんですけどッ!』
時代:2046年夏
場所:博多南小・夏の特別企画リハーサル室
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オープニング
ナレーション
「2046年夏。
爆笑通信の収録現場で、ある“事件”が発生しました。
スタッフ全員が酸欠寸前。
原因は――可愛さ。
そして今年は、徳島支部から想定外の援軍まで到着していました。」
テロップ
徳島支部・インコ一家
せきちゃん閣下/せいちゃん姫/しらゆき/きびまる/あわまる
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シーン1:リハーサル前
春介
「おはよーございますっ!今日は“あいさつリレー2”のリハっす!」
春海
「声出ししすぎてカラカラやけん、うちは麦茶リレーがいい〜」
スタッフ、すでに笑う。
水湊
「ほら、声は腹から。春海、鼻で笑わん」
春海
「“腹から出せ”って中学生が言うと、おならのイメージやん!」
穂乃果(ストレッチ中)
「ちょっと、笑う前に体幹!体幹!」
春介
「体幹って“笑いの腹筋”でも鍛えられるん?」
穂乃果
「……体育コース的には間違ってない」
(止まり木の上から)
せきちゃん閣下
「たいかんってなにそれ、つよそうやな」
スタッフ
「会話に入ってきた」
せいちゃん姫
「ひめはもうじゅんびできとるよ」
水湊
「誰より早い」
しらゆき
「しらゆきもやるー」
きびまる
「きびまる、きあいだけはまる」
春海
「語尾が迷子や」
あわまる
「あわまるは…しずかにみとく」
穂乃果
「あわまるだけ落ち着いとる」
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シーン2:事件発生
ディレクター
「本番いきます。3、2、1」
春介
「お兄ちゃん、見て!せーの!」
春海
「うんばぁ〜ポーズ!」
両手ほっぺぷに。
春介&春海
「うんばぁ〜」
一瞬の静寂。
照明スタッフ
「……あ、あかん」
カメラマン
「三脚が震えた……!」
音声担当
「可愛さの周波数が高すぎる!」
(止まり木がざわつく)
せきちゃん閣下
「おお…これはすごいな」
せいちゃん姫
「ひめもやるー、うんばぁ〜」
しらゆき(羽でほっぺ)
「うんばぁ〜」
きびまる
「まるもやる!まるのうんばぁ〜!」
水湊
「鳥が便乗するな」
あわまる
「うんばぁ…ちいさめ」
穂乃果
「その小声が一番刺さる」
ナレーション
「収録現場は完全に崩壊。
可愛さに、徳島の鳥ボケが加速装置として作用しました。」
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シーン3:被害拡大
水湊
「これ、奇跡とかじゃなくて事故や」
穂乃果
「競技じゃなくて破壊兵器やん」
ディレクター
「誰か冷静な人!」
せきちゃん閣下
「わしはれいせいや」
スタッフ
「うそやろ」
せいちゃん姫
「ひめもれいせい。ただほめられたらさわぐ」
春海
「それ冷静ちゃう」
しらゆき
「しらゆき、わらうのがしごと」
きびまる
「きびまる、ちょっとかんだだけ」
水湊
「かんだの自覚あるんかい」
あわまる
「あわまるは…もうちょいみる」
穂乃果
「一番大人」
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シーン4:放送後
ナレーション
「放送後、SNSは一時騒然。」
テロップ
「インコ強すぎ」
「うんばぁ〜ポーズ、鳥までやるの反則」
「せきちゃん閣下、安定感」
「あわまる推せる」
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収録後コメント
穂乃果
「弟妹ライン強すぎて、心拍数が練習より上がった」
水湊
「中学生、同じフレーム入るの命懸けやで」
せきちゃん閣下
「もういっかいやろう」
スタッフ
「やめて」
せいちゃん姫
「ひめはまだいける」
しらゆき
「しらゆきもー」
きびまる
「まるはいつでもいける」
あわまる
「あわまるは…つかれた」
春介
「次は可愛さ3倍でいきます」
春海
「放送コードぎりぎり攻める!」
スタッフ
「攻めんでいい!」
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エンディング
ナレーション
“この可愛さエグすぎる”は災害級ではなく、希望級。福岡から笑いと癒しが全国を包み込んだ、2046年夏の奇跡であった。
出発前夜 ― “小さな手”を置いていく勇気
博多の夜風がカーテンを揺らす。
陽翔と結音は交互に寝息を立て、スマートベビーモニターの緩い波形がモノクロに踊る。
光子はそっと頬へキスを落とした。
「二週間、音のおみやげ、ようけ持って帰ってくるけんね」
優子が笑って続ける。
「向こうの朝は、こっちの夜。毎晩“うんばぁ〜回線”つなご」
専属ベビーシッター(契約IDタグ付き)が手帳を開く。
「本日から“祖父母ローテ”と私の2on体制です。24h当直は交代で。
ミルクは80ml→90mlへ様子見、入浴は21:00固定、夜間は3時間間隔で巡回します」
美鈴が胸を張る。
「よかよか、泣いたら“博多子守唄”ば歌っちゃる」
優馬が横からドヤ顔。
「ワシは“寝かしつけスクワット”で3分以内沈静や」
全員「張り合わんで!」
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出発当日 ― 空港ロビーで“決めないやつが決める”
福岡空港・朝。
スーツケースのタグは「LAX」。
穂乃果はストレッチ、水湊は機材チェック、春介&春海は空港の床で“あいさつダッシュ”の素振り(すぐ止められる)。
光子「いってきます」
優子「いってきます」
陽翔「…(すや)」
結音「…(すや)」
美鈴「お土産は安全第一でよかけんね」
修「スケジュールに“爆笑”入れとき」
誠「トラブルは“ありがとう”で一次収束」
千佳「二次収束は“お茶”」
ベビーシッターが最後の確認。
•既往:特になし/体温ログ:36.7–36.9℃
•ミルク:H社→M社ブレンド比 7:3(ラクトース反応良好)
•哺乳瓶:夜はP型、昼はW型(飲みムラ対策)
•アレルギー:現時点なし(家族歴共有完了)
•小児科:近隣2院のオンラインID発行済(24h連絡先ボード冷蔵庫に掲示)
優子がベビーカーを撫でる。
「…“親にしてくれてありがとう”。行ってくるね」
宗像美咲(スタジオに向かう車窓からリモート参戦)
『うんばぁ〜』
ロビーの大人たち、全員メンタル満タン。
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旅程(JST↔PDTの体内時計を壊さない設計)
•Day 0(出発):FUK→HND→LAX
•機内:4時間目で仮眠→到着3時間前に起床(PDTに半分寄せ)
•到着後:光曝露30分+軽ジョグ/糖質少量(低GI)で時差慣らし
•Day 1:ステージ下見&音響試写/合唱チームと“命の4音”合わせ(60分)
•Day 2:通し稽古(午後)→現地チャリティ収録(夜)
•Day 3:本公演(本編90分+アンコール)
•Day 4:学校訪問ミニワークショップ(“ありがとうの連鎖”英語版朗読)
•Day 5:フリー/帰国便チェック→帰国
時差覚え:JST – 16時間 = PDT(例:日本の22:00はLAの6:00)
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福岡・“留守番基地”のオペ(祖父母×シッター 2on)
日課(ベビー側)
•06:00 起床→ミルク→抱っこバウンサー10分
•08:30 朝寝(30–50分)
•10:00 日向ぼっこ(直射でなく窓越し/ビタミンDログ)
•12:00 ミルク→腹ばい運動→絵本1冊
•15:00 昼寝(60–90分)
•18:00 ミルク→入浴準備
•21:00 入浴→就寝ルーティン(“らら、はじめての歌”オルゴールver.)
連絡プロトコル
•定時報告:JST 09:00/20:00(写真+体温+ミルク量)
•アラート:37.5℃以上・嘔吐2回連続・顔色蒼白→即ビデオ通話→小児科
•緊急:呼吸苦・けいれん→119→家族チャットALL
•予備:停電時のポータブル電源(モニターと加温器4時間可)
祖父母ローテ:日中=小倉家/夕方=青柳家/夜間=柳川家(週で入替)
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ロサンゼルス側・公演の骨子
•Opening:ピアノ独奏「はじまりの鼓動」(心音SFXは会場音響で極小)
•Middle:「青い窓」英語詞×現地コーラス(Window Blue)
•Feature:朗読と弦のための「ありがとうの連鎖」――投稿3通を英語字幕付きで紹介
•Finale:シングル「らら、はじめての歌」観客合唱(サビだけ日本語→英語の順で)
•MC一言:「We became parents because of them. Thank you for raising us to be parents.」
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毎晩の“うんばぁ〜回線”(JST夜/LA朝)
•1分ミニ通話:
•光子「(指ハート)ただいま準備体操中!」
•優子「(カメラに手振り)今日も“ありがとうの歌”歌うよ」
•陽翔:……スヤァ
•結音:……眉ピク(かわいさ暴力)
•祖父母まとめ:
•「ミルク計合計520ml、うんち2回、笑顔無限」
•ベビーシッター:
•「異常なし。寝かしつけスクワットの記録更新、2分58秒です」
•優馬「秒で抜かれた!」
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トラブルシュート早見表(起きやすい順)
1.“夜泣きスパイラル”
•5分間隔トントン→ダメなら環境音“波”→最後に抱っこ(順序固定)
2.哺乳量のムラ
•乳首サイズをS⇄SSで微調整/温度±1℃テスト
3.湿疹ぽつぽつ
•お湯洗い→ワセリン薄塗り→12h観察→変化あれば小児科
4.祖父母間の“過保護論争”
•“ありがとうカード”に役割を書いて交換→可視化で争点消滅
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置き手紙
こんにちは。
きょうは、ちょっと遠くまで歌いに行ってきます。
きみが生まれてくれたから、わたしたちは“親”になれました。
きみが笑ってくれるから、世界はやさしくなります。
すぐ帰るよ。
そのとき“らら”を一緒に歌おうね。
だいすき。
――ママたちより
P.S. 代筆:おじいちゃんが泣きながら書いて、ところどころインクの海になりました。




