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部屋の中に漂うその危険な香りは救世主だった

作者: GONJI

先日の日曜日のことでした

午後からのお寺の本堂での演奏が終わり、その夜はたまたま近くのライヴハウスでリハーサルだったのです

お寺の本堂では演奏後にご住職のありがたい講話を聴いた時に、その場の一同がご本尊の阿弥陀如来様に焼香しました


全ての予定終了後帰宅して3階の自分の部屋に入ると・・・おや?・・・危険な香りだ

経験上学習したピンとくる「危険だ!対処しなければ!」と思う香りが部屋中に漂っていました


「おいおい!焦げ臭いやないかい!」


周りをキョロキョロ見渡す・・・どうもないよなぁ・・・

気温もそれほど高くはない・・・はて?

まさか、あの焼香の香りが服に染みついているのか?

いやいや・・・何時間も経っているしねぇ・・・そんなことはないはずだ・・・


すると、家の外から入って来ているのか?

家は家族が在宅だったので、部屋の窓は開いていたのです

家の外にも異常はなさそうだ・・・おかしいなぁ


その後、2階に降りて入浴して晩酌して・・・夜も更けて眠るぞと部屋に戻ってきたら・・・

やはり焦げ臭い!

おかしいなぁ・・・



話は変わりますが、日曜日の午後からは演奏だったのですが、午前中は古い小さなタンスを3本解体していたのです

そのままだと有料の大型ごみ回収を頼まなければならない

けっこうええ値段なんですよね

それで、普通ゴミで廃棄できるように、その許容サイズまでのこぎりギコギコとカット大会をしていたのです

ほんま、手にまめが出来てつぶれるし、腰は痛いし・・・2時間半格闘していました


それは1階の車庫と花壇の間の通路で作業をしていたので、ぶら下げるタイプの入れ物の中で蚊取り線香を炊いていたのです

秋の初めのこの時期に蚊に刺されるとほんと痒いんですよねぇ

当然、長袖&長ズボンに着替えて行っていました

それでも顔とかやられるんですよね


ま、久しぶりに蚊取り線香の香りに包まれての作業でした

お陰様で蚊には刺されませんでした


作業が終わって、蚊取り線香の火の点いた先の部分を折って、残りをまたぶら下げるタイプの入れ物に保存しました


そしてこの入れ物を・・・3階の自分の部屋の窓際に置いてしまっていたのです


すっかり忘れていてこれに気付いたのが翌日の朝でした


もうストーリーの展開はお解りいただけました?(笑)

つまり、途中まで使用した蚊取り線香の残りから燃えカスの臭いが部屋中に漂っていたのです

ほんと焦げ臭い!


でもね、日曜日までは寝ている時に蚊が一匹耳元でプ~ンと来たりして目が覚めたりしていたのですが、この焦げ臭い日は蚊が全く来ませんでした

蚊取り線香の成分も漂っていたのでしょうかね?

焦げ臭いのが救世主でしたわ(笑)


月曜日の朝に、この入れ物を3階のベランダに出しました

すると、この日の夜に帰宅した時には部屋の中は焦げ臭くなかったです


事無きを得てホッとしています


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