茫然
一体…今のは何だったんだ…。ほ…本当に…はなの…?
「…光庵さん…月光さん…。両親を呼んでいただきありがとうございました。皆は…」
「…はなちゃん…。もう少ししたら、また会えますよ…。春の彼岸になったらまた来て下さい…。」
「…はい…。」はなが月光さんと話す一方で…
「小野寺さん…。」
光庵さんが俺に声をかけた。
腰が抜けて立てないでいた俺。放心状態の俺…。はなは、俺に…
「怜くん…大丈夫?」
茫然していた……。
「小野寺様…。大丈夫ですか?」
ようやく我に帰った俺…。月光さんを見て…思わず…。
「…何モンだよ?…アンタ…」
「…母屋に戻りましょう…。」
そう言って…俺の質問に答えず…月光さんは、納骨堂を後にした…。
光庵さんが俺に…
「小野寺さん…。月光は私たちの子です。…それだけです。」
光庵さんに聞こうとした…が!?
「光庵さん!小野寺さん!はなちゃん!居る?!!」
納骨堂に響くデカい声!
「あ、いたいた!月光とすれ違ったけど…何かあったの?!」
…部屋に反響して…!でも…この煩さが良く感じた。恐怖を払い除ける様な…そんな声だった。
「日和光静かに!」
「…いえ…大丈…夫です…。あの…帰ります…。」
「なら書類渡すから待ってて…?」
「…少し…あ、いや…。はい。分かりました。」
1度母屋に戻ることにした。母屋の和室へと戻ると…白夜さんが…
「小野寺さん、はなちゃん…ホットミルクでも飲みませんか?」
「…いえ大丈夫です…。」
「はなちゃんは?」
「大丈夫です。」
…日和光さんが封筒を持ってきて…
「お待たせ。はいこれ書類。」
俺に渡した。書類を受け取ると、白夜さん達に…
「すみません…また来ます。失礼します。」
逃げる様にはなと寺を出た俺…。外に出ると、はなは、本堂を見ていた…。はなに聞いた…。
「…はな…。…ここに居る…?」
「私、怜くんと居ます。」
そう言った…。




