使わない?
午後1時45分。授業開始…。日和光さんが教えていた。
「1時間目は理科の授業になります…。タブレット…」
……タブレットを使うのか…。教科書…使わないのか?
「私たちも、動物も…食事を摂りますね。食べ物を口に入れ、歯で噛んでから飲み込みます。この行動を咀嚼…と言います。咀嚼した食べ物を、飲み込むとまずは食道を通り…胃に…」
…あの日和光さんが、タブレットを使いながら、授業してる。しかもゆっくりとした優しい口調だし。はなも真剣に聞いていた。1時間後…。1度休憩に入る。日和光さんが来てくれた。
「…こんな感じ。どうかな?はなちゃん来てみる?」
「怜くん…。」俺の顔を見て行きたそうにしているはな…。
「…分かった。はな、ここで勉強しよう。」
嬉しそうに笑顔を見せたはな。
…ここなら…大丈夫かな?
「決まりだね♪書類を後で渡すね。後…母屋に行って、光庵さんにお蕎麦届けてくれない?」
「はい。分かりました。」
休憩が終わり、授業を再開した、日和光さん。俺とはなは、見学を済ませ…光庵さんの所へ行く事に…。はなは、もっと居たそうにしていた。車に乗り、寺の正面近くの駐車場へと向かう。
本堂の…玄関先で、白夜さんが居て誰かと話をしていた…。
「…お願いしてもいいでしょうか?」
「大丈夫ですよ。もう1年になりますか…。早いものですね…。」
「はい。では…失礼します…。」
同じ様に本堂に向かう…。
「あら、小野寺さん、はなちゃん…おかえりなさい。母屋から入ってね…。」
「おもや?」
はなが白夜さんに聞いた。
「…はなちゃん達が来ている玄関の所ですよ。」
…母屋か。…寺の間取りはイマイチよく分からない。だけど母屋は聞いた事ある。
「小野寺さん、はなちゃん…行きましょうか。」
「はい…。」
白夜さん母屋に玄関に向かう…。母屋の玄関の引き戸を開ける白夜さん…。光庵さんが出迎えてくれた。
「おかえりなさい…。小野寺さん、はなちゃん。」
「ただいま戻りました…。すみません。お邪魔します。」 「お邪魔します。」
「どうぞ…。」
「あ…あの…こちら、竹畑さんからです…。」
「…ありがとうございます。後でお礼の電話をしなくては…。」
光庵さん達と共に、あの和室へと向かう…。




