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アルバム

健蔵さんに案内された部屋。仏間?大きな仏壇…。この部屋…寒いな…。陽の光が微かに入る仏間…。ひんやりとした空気…。線香の臭いもする。

「確か…。」

健蔵さんが、押し入れをガサガサ…。箱の中から何かを取り出し取り出した。大量の本?その中から、数冊取り出し…

「これを見てみようか…。」

「…アルバム?」 「うん。」

古いアルバム。健蔵さんが教えてくれた。

「明治時代の中期から後期にかけて、写真が全国で普及したんだ。その頃は、こうやって景色を撮ったりしている。この写真は、大正の終わりから昭和、平成と、写真館で撮った写真。役に立つか分からないけどね。」

「…ありがとう。健蔵さん。見てみるね。」

「ありがとうございます。」

…写真を撮る…。何となくだけど、竹畑家って裕福な家庭だったのか?写真館で撮る写真は、高いイメージ。先祖代々…何かのイベント事に撮った写真だった。結婚式。七五三…。何かの記念撮影…。何冊か見る…。1番最後に見た写真…。この写真は、つい最近に撮ったのか?カラー写真だった。昭和から平成の初めかな…。それで、アルバムは終わっていた…。

「…手がかり無しかな…。」

「そうですね…。」

日和光さんと肩を落とした時…。はなが

「…母さん?」

と…呟いた…母さん?!

その一言を聞き逃さなかった日和光さん。

「!どの人?」

…はなが見ていたアルバムは、に撮られた、結婚式の写真だった…。

「…この人…。」

指を指すはな…。白黒の写真…。健蔵さんも一緒に見てみる…。すると…

「…はるさんだね…。いねさんの1番下の妹さんの娘さんと聞いた事があるよ…。」

「!?」

「…似てるのかな?はなちゃんのお母さんに…?」

「…はい。」

…この方なのか?!いや、待て?…はなが生まれたのは、1884年明治17年…。この写真は…1925年…大正14年…41年前の…4月に撮った写真…。と…健蔵さんが、

「…遺伝かな?」

「遺伝?…て…健蔵さん、いねさんて何人兄弟だったの?」

「確か…7人だったかな?」

「「7人?!」」

日和光さんも俺も同時に声を上げた!だけど…健蔵さんは…

「…明治、大正、昭和は、兄弟が多いんだ。竹畑家は、1男6女で、男子は病死と聞いてるよ…。」


…女の子6人に男1人って…(汗)

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