混乱…
光庵さんが白夜さんに…
「世界中が混乱…。…緊急事態宣言…自粛要請…大混乱になるんだね…。」
「…はい…。」
「この未知のウイルスは世界中で猛威を振るう…。」
白夜さんは、俺たちを見た。
「…時が来たら、全てがわかる事ですが…小野寺様、山内様…。私が、はなちゃんが見た光景を、お話しします。ですが…所々の微かな記憶だけ…。それ以上は、お話する事が出来ません。」
「…なぜですか?」
「…はなちゃんが見ている事…記憶が途切れ途切れ…断片的なんです…。」
「…断片的…」
山内が、白夜さんに呟いた。すると…
「小野寺様、山内様。あなた方は看護師さん…ですね?もしかしたら…あなた方のごく一部の空間は守れるかも知れません…。」
「?一部の空間?」 「はい…。」
白夜さんが、はなから見えた光景を、教えてくれた。
「この新型コロナウイルスが…猛威を振るい、世界中で感染者が溢れます…。この日本でも…首都圏を中心に拡大し、感染・拡大が本格化するのは、2020年からになります…。各医療機関や保健所が、大混乱に陥ります…。小野寺様、貴方の勤めるのは…病院の…病棟になるのかしら?」
「はい…。」
「…やはり…。そこを守る事が出来ます。」
「?どういう…」
「このウイルスは、アルコール度数の高い消毒液が、効くらしいのです。」
アルコール…?…あ
「あの…エタノールの事ですか?」
俺が、白夜さんに聞いた。「エタノールか。」
山内が俺を見て聞いた。
「エタノールと言うんですね…。はなちゃんが、手に付けてるんですよ…。透明の…ジェル?というのかしら?」
「…手指衛生用のアルコール消毒の事かな?」
と…山内が、鞄から何かを…って…持っていた。それを白夜さんに見せた…。
「もしかして…これの事…ですか?」
「…それです…。それは、手に。そして、テーブルやイス、手すりやドアノブも…そのエタノールで拭いて下さい…。そうすれば…ウイルスは、除去されます。…。」
そこまで、話した白夜さん。すると…月光さんが俺たちを見て…
「はなちゃんは、私達の元に、しばらく宿泊し、難を逃れるんですね。……そうなの…。」
はなを見て、微笑む月光さん。




