変異?!
今まで静かに聞いていた、山内が口を開いた。
「白夜さん…何とかならないんですか?その…新型コロナウイルス…。」
「…今までとは…違う様ですね。インフルエンザの様に薬はまだありません。」
薬…?あ…そういえば…
「白夜さん、実は、はなちゃんが、俺と山内君、もう1人の友人が薬を飲んで寝ていたと…教えてくれたんですが…。その薬分かりませんか?」
白夜さんはしばらく、はなを見つめた…。そして…
「…解熱剤…後は、咳止めですね…。」
「…解熱剤と咳止めですか…。」
「薬品名は、分かりません。ただ、錠剤ですね…。」
「…お薬は…」
?この声…?声が聞こえた方を見てみると、月光さんが、静かに歩み寄って来た…。
「…月光…起きて大丈夫ですか?」 「はい。」
静かに…俺たちの元に、歩み寄り、そっと白夜さんの隣に座った。白い着物姿…。寝巻き?なのか…。顔色が悪い…。
「この新型コロナウイルスは、何れ…治療薬が開発されます…。ですが…それはまだ先の話です。」
月光さんは、俺たちを見て話してくれた。月光さん…なんか…元気がない様な…?…気のせいか?
「…この…ウイルスは、特殊なウイルス…。変化…いえ…変異?と言うのでしょうか…?…その変異を短期間で繰り返してしまう…。全てを把握するのが…難しいウイルス…。解るのは…それだけです…。」
「へ…変異!?」 「え?!」
思わず、山内と2人で声を上げた。初めて聞いた言葉だった。インフルエンザなら、新種の…新型インフルエンザとか言われてるのは、聞いた事がある…。だけどウイルスが変異するって…?ど…どういう事だ…?
「時間が経てば…全てが分かります…。それまでは…。」
月光さんが静かに話した後……
「…何もかも…延期、中止に…。」
「…白夜さん。大丈夫ですか?」
はなが、白夜さんに声をかけた…。




