たけ?
その夜、山内はアパートに泊まった。3月15日の朝…。先に起きて、台所で、朝飯の支度。寝室から、起きてきたはな…。
「怜くん、おはようございます。」 はなの声に振り返る…。「おはよう …?…!はなちゃん…なんか…背、伸びた?」「?」 のはな…。身長が、少しだけ、伸びた様な…?…気のせいか?
はなは、トイレへ…。俺の声で目が覚めた山内が…炬燵から起きてきた。
「あ、おはよう…」 「おはよう。なんかあった?」 「あ…いや…何でもない。」
山内の質問に、咄嗟に嘘をついた俺…。はながトイレから戻ってきた。
「山内さん、おはようございます。」
「おはよう、はなちゃん。」
山内に挨拶をしたはな…。…気のせいか…。
今度は、山内がトイレへと行く。
「怜くん…何かお手伝いある…?」 パジャマ姿のまま、はなは、俺に聞いた。
「まだ、出来ないから、大丈夫だよ。」
「分かりました。」
…自分から…はなって、偉いなぁ。
山内がトイレから戻ってきた。
「手伝う?」 「大丈夫。」
山内も気を使ってくれた。はなは、寝室へと行っていた。山内は、炬燵へ行き、TVをかけた。朝のニュース。
「おはようございます。山形県の天気…」
…天気予報…。天気予報を耳にしながら…台所で朝飯の準備。ししゃも焼けた。味噌汁も出来た。後は、温玉出して…。この温泉卵は、昨日、山内からもらったヤツ。山内は昨日、時光寺近くの、家に訪看に行った後に、米沢市の小野川の方にも、訪看に行っていた。その帰りに、温泉卵を買ってきて、俺にくれた。魚グリルから、ししゃもを取り出し、皿へ盛る。温玉は、器に。と…はなが寝室から、戻ってきた。パジャマから、部屋着に着替えていた。俺の元に来て、また…
「怜くん。お手伝いする。」 自分から言ってくれた。
「ありがとう。」 はなは、ししゃもを盛った皿を手に、炬燵のテーブルに運ぼうと…?…あれ?はなの服?…はなが手を伸ばし、皿を掴もう時…はなの服の袖口から、見えた、はなの手首…。変だな?この服、はなにピッタリのサイズだったのに…?
乾燥機かけたから、縮んだ?いや…何回か、かけてるし…。はなが、器を手にし、振り返った。炬燵へと…あれ…?…はなの上衣の裾が…やっぱり、短く…違う…背が伸びたんだ…。この日から…はなの身長が1日に、数ミリから数センチずつ…。その早さはまるで、竹みたいだった。




