言葉?化学?食物でも?
食前薬の投薬が終わって、配膳を手伝う。
メニュー…いや、食札には患者の名前と疾患に合わせた食事。処方食…。後…療法食…。一般、成人食…。
203号室で配膳車が止まった。
配膳車のドアを開け、中からお膳を出す。
「お盆熱い…。」
「かなり早くにお盆入れてたのかな?」
この配膳車の中は向かって、右側が温蔵、左側が冷蔵と分かれていた。
「…七岡さんお食事です。」
七岡さん、80代女性。
「…ありがとう。」
七岡さんの食事は高血圧減塩食…。
「はぁ…」
「どうしました?」
「ん?どのオカズも味がなくてね。」
「味がない?」
「うん。」
減塩食に慣れないのか…
「塩引き鮭食べたいな…。」
…塩引(汗)
これ、凄いしょっぱい鮭。1切れで白飯が進むヤツ…。
と…オーバーテーブルの隅に…なんでこんなの?
「これ、可愛いでしょ?」
イワシの疑似餌?
なんで??あ!針!…は付いてない…。
「あちらの方、美味しそうな食事…。」
アチラ?
七岡さんの隣…新しい患者さんで今飯さん。
ここでは、若くまだ60代後半。
この方はリハビリ目的の入院。自立で一般成人食…。
「交換して欲しい…。」
…それは病気治って退院したらね…。
…それにしても…
「七岡さん、訛りないですね。住まいはこの辺り?」
「はい。どうして?」
「いえ、訛りが無いので…」
「そうですか?」
話し方が上品と言うのか?
隣の方の食事は春巻き…と…麻婆豆腐…。
中華か。そおいえば…
春巻きを頬張って…
「…美味しい♪」
はなちゃん嬉しそう(笑)
私達のお昼ご飯は、梅おかかのおにぎりと
「後は独活の煮物。」
…独活…。この独活はスーパーから購入した独活。作り独活と呼んでた。独活の煮物を口に運んだ光庵さん。
「…ん?白夜、珍しいね。鯖なまり?」
「えぇ。久々に見つけて…。」
鯖なまり?…あれ?何時もは確か?
「にしんも美味しいけど、鯖も合うね。美味しいよ♪」
光庵さん嬉しそう♪




