チーズ
206号室からナースステーションへ戻った。
パソコンに記録をする。
「今日はここで食事しましょう。これもリハビリになりますから。」
リハビリの須賀主任と202号室の髙橋さん。
「ここやんだ。あっちさ行く。」
「あっち?」
「あ、髙橋さん、食堂へお願いします。」
看護師の飯盛さんが須賀主任に声をかけた。
「分かりました。」
「髙橋さん、あっちに行くからね。」
「……」
この髙橋さん、食堂か病室でじゃないと食事しない。ここ、ナースステーション内の一角には目の離せない患者が多く居た。必ず、車椅子とキーパーがセット。
髙橋さんはキーパー無し。
と…
「小野寺さん、食前薬お願い。」
福井さんが薬の入ったプラスチックBOXを持ってきた。
「分かりました。」
急いで記録をパソコンに打ち込み、チェック…
OK…。
食前薬を確認…。人数は…1、2…3…
全部で5人…。錠剤が1人と後は…。
粉剤が2人、後は顆粒が2人…。
BOXを手にカートから離れた。
粉剤と顆粒の薬は、トロミ水を作ってから飲ませないと…。
ナースステーション内の流しに行く。
ここで作る。流しの右側には棚。そこにトロミ水専用のシェーカーがあって、それに作る。
そろそろお昼ご飯の支度を…。
「白夜さん、昼ご飯何?」
…日和子が台所に来た。
「お手伝いします。」
「私も」「私も」
月光…あらあら、はなちゃん、希望ちゃんも…。
「狭い(汗)」
本当に(笑)…。
「あ、皆揃って…」
貴方?
「1枚撮ろうか。」
「はい。チーズ♪」
カメラなんて…どうしたのかしら?
トロミ水を作って、患者食堂へ…。
助手さん達が話していた。
「満席ですね。」
「そうですね。」
…と…
「皆写真撮るよ~」
写真?
「はい。チーズ♪♪」
写真撮られた…(汗)




