暈
プラ手袋をして、井武畔さんの口腔ケア開始。
こっちの綿棒…より、スポンジがいいかな。
この口腔ケアをする時、歯ブラシを使うのは、自立の患者、1部介助の患者に使用するけど、井武畔さんの場合、寝たきり。この口腔ケア専用の綿棒かスポンジを使用する。
口腔ケア用のスポンジに専用のマウスウオッシュを浸けて、優しく歯を磨いて…。
…毎日してるけど、それなりに汚れる。1度、スポンジを交換した。使用済みスポンジは電カルカートに付けてある、ゴミ袋に捨てる。
後は、舌の汚れ。こっちもスポンジで優しく…。
…もう1度…。新しいスポンジで…いいな。
口臭…落ち着いた…。
スポンジを捨てる。プラ手袋も交換。
後は…
「井武畔さん、タオル取るね。」
「うん。」
タオルを取る。
うん…うるけた。…そっとタオルで優しく目やにを拭き取る…。使用済みタオルもカートの下に…。
点眼薬…。目薬を袋から出して
「井武畔さん、目薬するからね…。」
「うん…。」
井武畔さんの瞳の周りに白い輪が…
「皆凄いよ…。ちょっと来て。」
縁側で日和子が手招きをした…。
「?」
「日和子先生、どうしたの?」
はなちゃんとのぞみちゃんと縁側へ向かう。
日和子が空を見あげ…。
「見て?日暈」
縁側の窓を開けて、空を見た。
「わぁ…」
「…すごい。」
太陽の周りに大きな輪…暈…。
「…なんか…目に見える(汗)」
「目と言うより…瞳かな?」
…どちらにも…。




